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シングルマザー家を買う

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著者ユキの家との関わり、家を買うまでの経緯、中古物件はこういう所を見たほうがいいよ〜などの参考記事。
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記事一覧

シングルマザー家を買う8*内見へGOです!内観編

さて、躯体や床下が良い状態という事で、ほぼほぼ購入は決まってたのですが
更にプラスになったポイントをお伝えします。
ここからは主に内観の話。

・水廻り(キッチン、トイレ、バス、洗面台)が全て新品、下水に接続されている。
古い築年数の家で多いのが、タイル壁+ステンレスの浴槽とか。
寒いしなんか怖いし深いし、入れ替えようと思ったらめっちゃ予算かかります(タイルの解体処分費とかね)。
あと、全て下水に

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シングルマザー家を買う7*内見へGOです!いちばん大事なポイント編

シングルマザー家を買う7*内見へGOです!いちばん大事なポイント編

玄関から中へ。
まずは、賃貸と同じように各部屋の雰囲気・設備を紹介してくれる担当者。

がしかし、私が最も気にしていたのは躯体と呼ばれる、土台・柱・梁・屋根など骨組みの部分。

壁紙やフローリングは、歪もうが剥がれようが、後から個別にやり直しが効くのだが、躯体が弱いと危険なうえ簡単には直せない。
骨だからまず、身を剥がすところから必要になる=補修にコストがかかりすぎる物件となる。
加えて、築40年

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シングルマザー家を買う6*内見へGOです!外観編

現地に着くと、営業担当がすでに待っていた。
駐車場が狭いので、どこか近くに停めて歩いてきたらしい。素晴らしい。

確かに、写真で見るより駐車場が狭い。
でも私、バックもできるタイプだから大丈夫。
↑余談だが、運転は前進しかしない!と決めているツワモノの友人がいる。

「まずは外周りから行きましょう」

そう言って、家の脇を通って奥の庭へと案内された。

素晴らしい田んぼの風景が見下ろせ、奥にはなだ

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シングルマザー家を買う5*内見へGOです!連絡編

お目当ての物件、まぁ安いには安いなりの事情があるのだろうと思い、事前に現地のハザードマップを確認してみた。

ハザードマップとは、国土交通省が運営する土地の特徴を載せた防災マップのことで、インターネットで公開されている。『ハザードマップ 〇〇』←市区町村の名前 で検索すると、誰でも自由に見ることができる。

マップ上では、この建物の半分くらいが土砂災害警戒区域に指定されていた。なるほど。

ここ広

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シングルマザー家を買う4*内見へGOです!の前に

衝撃の格安物件を発見し、内見の予約をとりつける前にした事がある。

それは『第三者への相談』。

私は元々、大きな決断でも一人で決めて突っ走る癖がある。子どもの頃からそれで痛い目を見てきた。

今回はいくら格安とはいえ、とんでもない額のお金が動くことになる。

失敗しちゃった☆テヘッ

では済まないお話。慎重に。私も大人になったもんだ。

そこで相談相手に選んだのが、リフォーム会社勤務時代にお世話

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シングルマザー家を買う3*引越し先が見つからない

シングルマザー家を買う3*引越し先が見つからない

12年住み続けた賃貸アパートから、引っ越す事に決めた。しかし、この辺りは徒歩圏内に駅もでき、急に地価が上がり始めた地域。

実はウチには子どもの他に猫もいる。今より狭くなく、家賃がトントンか安い所、かつペット可な物件は、探してもなかなか見つからない。

引っ越す意志だけ固まったまま、前に進めなくなった。

ここでふと

「物件探し疲れたな…、ひと休みしよう」

と、癒やしを求めて中古の戸建てサイト

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シングルマザー家を買う2*環境の経年劣化

長年住み続けた賃貸にはホントにお世話になった。

大家さんも本当に親切で、挨拶に行った際には畑のキウイフルーツやお菓子を分けてくれたり、共益費も取ってないのに、ゴミ置き場や建物まわりを常に綺麗にしてくれていた。

毎年冬至の日には『ゆず風呂にどうぞ』と書かれた、段ボールいっぱいに収穫された柚子が、住民の集合ポストの下にそっと置かれていた。

そして、夕方にこの2階の部屋から見る、夕日の差す線路と田

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シングルマザー家を買う1*激動の時代を共に過ごした賃貸部屋

離婚してから12年、ずっと同じ賃貸アパートに息子と二人で住んでいた。

この建物は、私が小学生だった頃に通学路沿いに新しく建ったもの。学校まで徒歩5分の好立地にある。

離婚して地元に帰り、散歩してる時に

「ここ、小学校から近くていいな〜。空いてないかな?」

と懐かしく思って見てみると『入居者募集』ののぼりを発見。

勢いで仲介業者に電話してみると、なんと最近、2階で1部屋だけ空いたとの事。担

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ユキと家とひねくれた概念④

シングルマザーとなって、初めて自分主体での生活をする事になりました。

初めて自分の名前で借りる部屋。新しく、自分がコーディネートして揃える家具。

自分だけが使う道具を一から揃えた、自分だけのキッチン。

お金はかけられませんが、いくら残っているか把握できるし、何にいくら使うかさえ

『自分で決められる』

この事がこんなに涙が出るほど嬉しく、幸せな事だとは知りませんでした。

この時の気持ちが

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ユキと家とひねくれた概念③

なに一つ自分の自由にならない鬱屈した生活。

『持ち家なんてクソだ』の思い込みをますます募らせていく私。

言葉が悪くてすみません。しかし本当にそう思っており、毎日が地獄でした。

そんな私に、少しずつ転機が訪れます。

まず、昔から自分の生き辛さが尋常じゃないと思っていた私が、本で『アダルトチルドレン』という言葉を見つけます。

それをきっかけに、自助グループ参加やワークなどに取り組み、実家から

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ユキと家とひねくれた概念②

さ、前回はダークな10代までのお話でした。

今回はダークな20代の話です。

もう少しお付き合いください。

結婚を機に、晴れて実家から自由になれた私。

夫&おなかの子どもとの3人暮らしをスタートさせます。

お互い若く、貯蓄もないため賃貸アパート暮らし。

それは良いとしてさすが、AC(アダルトチルドレン)の私が選ぶ男性。

結婚後に、夫は独身時代から借金延滞(ギャンブルによる)の常連であり

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ユキと家とひねくれた概念①

さて本来なら、

家買う話始まり始まり~🙌

といきなり本題に入りたいところなのですが。

ここは文章を綴る場所、note。

無駄に昔を、私の家との関わりを振り返ってみたいと思います。

しばしお付き合いください。

幼少期の私(ユキ)

物心ついた時には、父・母・兄と私の4人でアパート暮らし。

記憶にある限り、Gが高速で闊歩するボロい建物でした。

父の仕事がなさすぎていよいよ行き詰まり、

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はじめまして

noteはじめました。ユキと申します。

子どもが6歳の時からのシングルマザー歴も、着々と更新され12年強となりました。

そんな中、中古住宅を購入しようと思い至りまして。

というか、偶然良い物件が見つかったので急遽買おう!と思ったのです。

お察しの通り計画性も何もあったものじゃなく、また現段階で買えることが確定してるわけでもありません。

でも、この中途半端な段階からのお話も、頑張ってるひと

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