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1998" 好きなように自由に

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記事一覧

夏 18時そのままの私

高校の部活練習試合終わり、グラウンド整備をする選手達と片付けをするマネージャーの私達。 高校野球最後の夏の大会敗戦後、高校のグラウンドに戻り、この後家に帰ればも…

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2か月前
2

貴方が捨てた運のお陰で私は一つ運を拾った

仕事帰り、箱ティッシュを切らしていたのをタイミングよく思い出し、いつものスーパーに寄った。 ついでに今日の夕飯をどうしようか考えないと。 梅雨が来る隙を与えない…

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3か月前
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さっさとお風呂に入ってエクレアを食べよう

どうしてこんなに働かなきゃいけないのだろうか ふと、たまに思うことがある どうして私はこの仕事をしているのか どうして私はこの仕事を選んだのか 今のままで果たして…

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3か月前
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残り物には福があるんだよ

退勤後最近彼がハマっていると言っていた曲を流し、少し覚えてきたその曲の鼻歌を歌いながら車を走らせる。 (…今日はカレーパンかベーコンチーズのやつあるかな) 休日…

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4か月前
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桜と浮かれる

春になると毎年「桜の開花は...」 というニュースが流れる。 私はこのニュースがたまらなく好きだ。 すれ違う人の纏う服は鮮やかな色が入り 厚手のコートやダウンジャケッ…

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5か月前
2

幼なじみとオナラ

幼なじみは私のお家に来て 驚くほど臭いオナラをする。 そのオナラを「ヤバイ!隠さなきゃ!」と言って クッションの下に隠そうとする。 ちゃんと臭いオナラが私の鼻をつ…

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7か月前
1

休日の贅沢

朝スムージーを飲む生活に憧れて 休日に実践してみている 意を決して購入したミキサーは 予想以上に機械の音量に圧倒されるが それを聞くと"私の休日の朝"が始まる 丁寧…

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7か月前
1

山に囲まれた場所に生まれて

海の無い山に囲まれた場所で生まれて "ここにこのお店があればなー"と思うことはあるけど、私はここが好きだ。 ここでは季節を山を見て感じる "あ、上の方はもう雪が降っ…

kii_
1年前
1

好きなのは平和であること

テレビのニュースから聞こえてくる話がもっとあたたかいものだったらいいのに。

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1年前
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夏 18時そのままの私

夏 18時そのままの私

高校の部活練習試合終わり、グラウンド整備をする選手達と片付けをするマネージャーの私達。

高校野球最後の夏の大会敗戦後、高校のグラウンドに戻り、この後家に帰ればもう本当の引退を実感するのが嫌でみんな中々お家に帰れなかった日。

今日18時頃スーパーの屋上の駐車場で暑さのピーク時間を過ぎ、少し涼しいようなまだ生暖かいような風と夕焼けを見て私が思い出したことだ。
確かあの日もこんな空で、こんな風だった

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貴方が捨てた運のお陰で私は一つ運を拾った

貴方が捨てた運のお陰で私は一つ運を拾った

仕事帰り、箱ティッシュを切らしていたのをタイミングよく思い出し、いつものスーパーに寄った。
ついでに今日の夕飯をどうしようか考えないと。

梅雨が来る隙を与えないかのように最近は晴天と共に夏日が続いている。
私は寒いことの方が苦手な為夏の方が好きだが、幼少期の頃に感じていた暑いけど涼しい夏はどこかに行ってしまい、標高の高いこの地でも暑さは容赦しない。
ここ一ヶ月ほど二連休がなく、週一休みと残業が続

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さっさとお風呂に入ってエクレアを食べよう

さっさとお風呂に入ってエクレアを食べよう

どうしてこんなに働かなきゃいけないのだろうか

ふと、たまに思うことがある
どうして私はこの仕事をしているのか
どうして私はこの仕事を選んだのか
今のままで果たして本当に幸せなのか
やりたいと思っていた職種に転職して1年、なぜかふとこういう事を考えてしまう。
こんな事を考えるのは決まって夜だから、こんなことに頭を悩ませていないでさっさとお風呂に入って2日前に買ったエクレアを食べた方がいい。

..

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残り物には福があるんだよ

残り物には福があるんだよ

退勤後最近彼がハマっていると言っていた曲を流し、少し覚えてきたその曲の鼻歌を歌いながら車を走らせる。
(…今日はカレーパンかベーコンチーズのやつあるかな)

休日前夜にパン屋さんに行き、次の日の朝パン屋さんで買ったパンを食べるのが私の休日の楽しみになっている。
休日前夜に寄るパン屋さんは地元のスーパーの中に入っている小さなパン屋さんで、パン屋のおじちゃんはかわいいお腹が少し丸っと出ていて身体の重心

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桜と浮かれる

桜と浮かれる

春になると毎年「桜の開花は...」
というニュースが流れる。
私はこのニュースがたまらなく好きだ。

すれ違う人の纏う服は鮮やかな色が入り
厚手のコートやダウンジャケットから離れ
少し軽やかな装いになる。

新生活が始まり、まだ身体に馴染んでいない真新しい制服を着た学生達の歩く姿。
桜を一生懸命写真におさめる人。
いつかの春を思い出して懐かしむ心。
まるで主人公になった気持ちで春の歌を聴く私。

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幼なじみとオナラ

幼なじみとオナラ

幼なじみは私のお家に来て
驚くほど臭いオナラをする。

そのオナラを「ヤバイ!隠さなきゃ!」と言って
クッションの下に隠そうとする。

ちゃんと臭いオナラが私の鼻をつっついてくる

私は一瞬にして撃たれたかのように床に転がり
声が出ないほど大笑いをして
「おい!!ふざけんな!」と言う。

私はこんな幼なじみが大好きでしょうがない。

休日の贅沢

休日の贅沢

朝スムージーを飲む生活に憧れて
休日に実践してみている

意を決して購入したミキサーは
予想以上に機械の音量に圧倒されるが
それを聞くと"私の休日の朝"が始まる

丁寧な暮らしというより
自分がこれしていたらなんか良いなと思うものを
見つけていきたい

山に囲まれた場所に生まれて

山に囲まれた場所に生まれて

海の無い山に囲まれた場所で生まれて
"ここにこのお店があればなー"と思うことはあるけど、私はここが好きだ。

ここでは季節を山を見て感じる

"あ、上の方はもう雪が降ったんだね"

"山が色づいてきたね"

"今日は空気が澄んでて映えてるね"

生まれてからずっと山に囲まれて生活をしていても、日々姿を変えていく山に飽きることなくホッとして楽しめる環境とその心があることに誇らしく思う。

好きなのは平和であること

好きなのは平和であること

テレビのニュースから聞こえてくる話がもっとあたたかいものだったらいいのに。