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僕たちに必要な2つのこと。

僕はLGBT FTMトランスジェンダー。生まれた時は女。今は男として暮らしている。鈴木優希41歳。

物心ついてから思春期を経て、自分が心と体の性別が違う「性同一性障害」であることを受け入れるまで長い時間がかかった。
周りにいてくれた家族、関わってくれていた人たちにだいぶ心配と迷惑をかけた。

生きづらさを感じた時

人間関係、恋愛、時代背景、進路..ただでさえ悩み多き年頃に性別違和を感じていた僕はずっと生きづらかった。楽しい事があっても常にある「性別違和」
先が見えなくて「死にたい」
できもしないそんなゴールを思っていた時もあった。

それから、あがき、もがき、今に至る。
「死にたい」と思っていた僕が「生まれてきて良かった」と親に感謝できるほど幸せなこともあった。自分の生きる場所、やりがいのある仕事も見つけた。

今振り返ってみると、悩んだ時、絶望した時に何があれば生きていけるか?

それは、

常識と情熱

このふたつ。

道は逸れてはいけない。人を騙したり陥れてはいけない。
人の不幸の上に真の幸せはないし、例え一瞬良い思いをしたとしてもそれは決して長続きしない。

先日、起業するか否かを悩んでいた子が僕に相談に来た。
「何をすれば店を繁盛できますか?」

「必死になる事」僕は彼にこう答えた。

根性論だと思われるかもしれないけど、成功するには一生懸命やるしかない。

至ってシンプル。

みんな、人より秀でたお金を頂ける何かを最初から持ちあわせているわけではない。
もちろん僕も同じ。
センスがなければ努力するしかない。人より頑張ってやっとスタート地点。
だから「必死」に自分の出来ることを考えて、行動すること。 

そして、どれだけ必死にやったとしても、

もちろん失敗する。

人生そう甘くないので失敗ばかりだと思っておいた方が良い。

心で思い描いていたことなんてどこへやら。

でも「やってみる!」と決めた人にしか見えない景色がある。

そして失敗に心折れるんじゃなく、失敗からも学ぶ貪欲さが必要。
やってみてダメなら軌道修正すればいい。

消去法でだんだん成功に近づいていく。

楽して儲けよう!

そんな甘い文句があるが、断言しよう!
そんな世界は絶対にない!
楽して儲けているように見せている人は存在するが、本当に楽して儲けている人は居ない。

お金を得るという事は果てしなく難しい。だからこそ、僕たちが「いいなー」なんて眺めている人たちにだって努力があり情熱がある。

ならば、何もない僕。ハンデを背負っている僕たちはもっともっと情熱を持って取り組んでいかなくてはいけない。

常識と情熱。その先には必ず「成長」がある。
後追いでもいい。自分で何かを始めた時にそれは「他人事」ではない「自分事」になる。
自分が一番可愛い僕たち人間は、必ず真剣になる。

常識と情熱を持って人生の「頑張り時」を懸命に生きて欲しい。僕も負けないように生きる。

※2022.4.16(土)LGBT社会人交流会「BRUSH UP」第7回無事終了。沢山のご参加ありがとうございました!

次回、第8回「BRUSHUP」は2022.5.21(土)名古屋にて開催決定!


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