新たな居場所に出会える暮らし
また白馬が好きになった。
かれこれ毎夏6年近く
旅行に行っているのに。
今回の滞在中に、
次の白馬の予約をしていた。
また9月に1週間滞在する。
俊さんやミズトさんとサウナやりたいし、
ニューフジヤや学さんのお店にも行きたい。
毎年白馬に行っている旅行とは明らかに違った。
何が違ったのか。
キッカケはADDressだった
今、月額4万円で全国60拠点に住み放題のサービス
ADDressを利用している。
月の1~2週間を実家の大阪で過ごし、
残りをADDressを使って多拠点生活中だ。
ADDressの拠点は、一軒家もあれば
ホテルやゲストハウスがあったりとさまざま。
ただどこも共通しているのは、
家守と呼ばれる個性溢れる
地域住人、管理者がいること。
地域との交流の機会や
ユニークなローカル体験、
その地に暮らしているからこそ分かる
情報を提供してくれる。
そもそも毎夏、白馬に旅行していたのは、
木崎湖で開催の「ALPS BOOK CAMP」があるから。
フェスが大好きで、大学時代から
全国各地のフェスを廻っていた。
この「ALPS BOOK CAMP」は、
いろいろ廻ったフェスの中でも
最も好きなフェスの1つ。
毎年2日間開催されているので、
白馬にあるペンションに泊まっていた。
今年は、コロナの影響で中止になったものの
7月にADDressの白馬拠点がオープン。
ちょうど仕事もあったので、1週間ほど滞在した。
ADDress 白馬拠点の部屋写真
家守のミズトさんの存在
白馬拠点にも家守はいる。
その家守こそがミズトさんだった。
ミズトさんは、静岡出身の移住者。
白馬に移住して10年。
リゾートバイトで全国を廻っているなかで
宿がやりたくなり白馬に来たとのこと。
今ではお子さんもいて、
ADDress拠点でもある「hakuba share」の他
白馬にあるペンションを運営している。
今回の白馬Lifeが
これまでと大きく違ったのは
ミズトさんの存在が大きく関わっている。
ミズトさんは、惜しみなく様々な方を繋いでくれた。
繋げてくれたことで自分だけでは
決して出会えない人達と出会えた。
真ん中:哲さん(Iwatake Rock's)
右:賢さん(ロッジ経営)
真ん中:関根さん
右:茉美さん(松川村 地域おこし協力隊)
左:うえっち 右:俊さん
他にも、
白馬村の地域おこし協力隊
大町市の職員さん
学さん etc
俊さんも繋いでくれた方の1人
俊さん自身も移住者。
もともと千葉に住んでいて、
白馬で魅力的なログハウスと出会って、
移住を決意。
娘さんが生後3日の時に移住されている。
移住するときの話がすごく印象的で面白かった。
目で見て、聞いて、体験してわかったこと
いろんな方と知り合う中で
様々な話を聞かせてくれて
これまで知らなかったことが知れた。
白馬村は、人口9,000人のうち
半数が移住者の街であること。
地方過疎化というワードが飛び交う中、
白馬村には移住者が住める空き家が
ほぼ埋まっているくらい人気であること。
白馬はこれまで何もしなくても
観光客を待っているだけでお金を稼げたこと。
そしてコロナによって、
そうは言ってられない
状況下になっていることも。
また俊さんの会社のことも知れた。
をミッションにする
モンスタークリフ株式会社
俊さんは、白馬村で
使わなくなったスノーボードやスキー、
ウィンタースポーツ用品全般の
買取専門店を経営している。
スノーボードは処分するのにもお金がかかる。
家で眠っている状態ももったいない。
そんなスノーボードを一式買い取って、
細かい部品ごとにわけることで
カスタマイズができるようになり
商品価値を生みだす。
あるいは、一定数の数を
そろえることで価値に変えていく。
他にも百馬力というイベントで話していた
地域内循環を作るアイディアも俊さんならではの視点。
何かアイディア出せないかと僕も考え中。
何か良いアイディアあればコメントしてほしいと
俊さんから依頼があったのでよかったら是非。
繋がったからこそできる特別な過ごし方
そして自分だけでは
決して体験できなかったことを
体験させてくれた。
「ワーケーションの撮影で、協力してくれない??」
と、ツリーデッキや岩岳、そしてまさかの
温泉・SUP上でのテレワークをやらせてくれた。
僕一人じゃ浮かばない発想だし、
浮かんでも決して実現出来ない体験だった。
自然体に広がっていく繋がり
ミズトさんがキッカケとなり、
友達が自分の友達を紹介するように、
ゆるく自然体に繋がっていく。
そして白馬で繋がりがあるからこそ
実現できる体験も広がっていく。
自分ひとりだと、どれも時間がすごくかかる
その土地に住んでいる方に話かけることはできても
関係を築くには途方もない時間がかかる。
俊さんもミズトさんも言っていたけど
移住先で心許せる人と出会うまで本当に孤独だったと。
「半年」「2年近く孤独だったよ」とも話していた。
移住者が多く、新しいことにも寛容的な
白馬という環境であっても
そして俊さん・ミズトさんのように
気さくで接しやすい方でも
1から繋がりを作ることは大変なんだと思った。
そんな中、僕は1日で孤独じゃなくなった。
それは家守のミズトさんがいたから。
「次いつ来るの?」
「にっしー、また遊びに来てよ。次も呑もうね」
「今度来るときはサウナしよ!」
社交辞令かもなと思っていたけど、
嬉しいことにそうではなかった。
実際、具体的な予定がどんどん決まっていく。
「白馬の人と話していても楽しいけど、
他の地域を廻っている人の話は新鮮だし、
僕らにない視点がいっぱいあるんだよね。」
「ADDressには良い意味でぶっ飛んでる人が
多いから面白いんよ。にっしーもそうだね(笑)」
と言ってくれて、少しほっとしている自分もいた。
白馬の方にも面白がってもらえてて良かった。
勝手な妄想だけど
俊さんやミズトさんが
僕に良くしてくれているのは、
そんな孤独な経験があるからかもと思う。
すごく居心地が良かったし、
白馬に行くきっかけも日に日に増えていく。
これからの白馬
お盆をすぎた白馬は急に気温が下がるらしい。
白馬の短い夏が終わろうとしている。
次の白馬は9月。
どんな出会いがあるか、
白馬の人と一緒に面白いことができないか、
次も楽しみで仕方がない。
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