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環境教育の授業づくりで、勘違いしていたこと3つ【86日目】

昨日、初めて環境教育の授業をした。

授業自体は無事に終わったのだけれども、授業の準備に予想以上の手間がかかった。

そして、自分が環境教育の授業についていくつか勘違いをしていたことに気が付いた。今日はその勘違いをまとめておく。


【環境教育の授業づくりで、勘違いしていたこと3つ】

①ワークショップをやってなんぼ

「いろいろな道具を使って、五感に訴えるような環境教育こそ良い」と思っていた。

もちろん今もそう思っているところはあるけれども、初めての授業は手が込んだワークショップを取り入れることにこだわらなくてもいいのではないかと思った。


というのも、私は最初「川が汚れていくのを体感できるワークショップ」を授業でやろうと考えていた。

これには、パワポ資料のほかに「透明な水槽」「フィルムケースくらいの容器」「洗剤」「小麦粉」などを用意しないといけない。

今思えば当たり前なのだけれども、そんな簡単に用意できるはずがない。

でも私は、パワポ資料と授業の企画まで作っていて、カウンターパートと上司に授業内容を説明し、「準備物買ってもいいですか?」と許可を取るところまでやっていた。


しかし、そのあとが思うように進まなかった。

というのも、物を買ということは配属先がお金を出すことになるので、学科長(配属先のトップ)に許可をもらわないといけない。

学科長は忙しい人でなかなか話す機会がないうえ、教えてもらったメールアドレスが間違っていてメールが届かず、ついに授業日までに準備物を揃えるのは無理だと判断した。


そして結局、物を買いそろえる必要のない授業を新しく作った。1つの授業を行うのに、準備時間がとても長くかかってしまった気がする。


というわけで、勝手が分からない最初のうちは手が込んだワークショップを授業に取り入れるよりも、

準備物が少ない授業をとりあえずやってみて、勝手が分かってきたら徐々に準備物が必要になるワークショップ系の授業をやっていった方が良いなと思った。


②教材を作るために必要な文房具が手に入る

「お金がない」「人がいない」「物がない」とは、協力隊が任地で活動するときに必ず直面する壁だ。

しかし、私はその意味を少し勘違いしていた。

いくら「物がない」といっても、それは何か技術的に難しいものをするときだけで、環境教育の教材を作るくらいの物はあると思っていた


・・・そんなことはなかった。

配属先には自由に使えそうな画用紙や白紙、文房具すら無く、買わないといけなかった。

①の話に戻るが、物を買うということは配属先の許可がいる。そのためカウンターパートや上司に相談したり、学科長の許可がおりるのに時間がかかる。

しかも、そもそも画用紙がこの街の店に売られているところを見たことがない(切実に100円ショップが欲しい)。もっと街中の店を観察する必要がある。


③カウンターパートや上司は協力的である

同僚はみんな優しく職場環境が良いので、初めて配属先に来たときに「カウンターパートや上司は自分に協力的である」という先入観ができてしまった。


でも、「優しい」と「協力的」はイコールじゃなくて、「あなたを歓迎している。でもやるなら勝手にやって、必要な時に呼んで~」みたいな感じ。

たぶん、みんな自分の仕事を増やしたくないんじゃないかな。私の配属先は公務員だからどれだけ仕事しても給料は変わらない。


なので、協力してほしいときは「これを一緒にやって」とか、「このパワポ一緒に確認して」と言うようにしている。

メールを送って「確認よろしくお願いします」だったら多分見ないと思う。



とりあえず今はこんな感じ。

もっと配属先のことや、任地・ハラバコアのことを知らないといけないなと思う。

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