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yuka_ogiso
2022年6月20日 15:31
私の中の太陽よ闇の支配する夜も分厚い雲の奥で白く燃え続けた 熱い光よこの世界の 眩い輝きは紛れもなく お前そのもの雲はいつしか消え去りあんなに憧れた 高い空で私は世界の懐に安心して全身を委ねるもう大丈夫 怖いものはないただ ひたすら 光の中で※Rudolf Steiner,Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochen
2022年6月13日 13:59
「世界は美しい」太陽の白い光に 照らされて事物は それぞれの輝度を増す番を待ち兼ね こぼれだす花びら領分を越え 縦横に繁茂する草木光に貫かれた生命の渦巻きに思わず引き込まれその美しさに心動く時私は 消えてなくなる光は私をも貫いて世界と私は 等しく輝くから ああ「私も美しい」※Rudolf Steiner,Anthroposophischer Seelenk
2022年5月30日 13:06
木の葉を透き通してくる白い光のシャワーに境界が溶けていくようだ眩しさに2秒も目を開けていられない風に揺れる花も道端に落ちた松ぼっくりも赤く佇む郵便ポストもすれ違う犬も私も目を細め 初夏の熱に 温められてうっとりと 溶けていく光のシーツに飛び込んで白い温もりに ほおずり全身を包まれて 満たされていく今は ただ※Rudolf Steiner,Anthro
2022年5月23日 15:38
草木が萌える下から湧き上がる 無限の奔流むせ返るような 生命の匂い輝く緑と一緒になって昇り真っ白な光に 身を委ねるこの瞬間あらゆる疑いが消え去る無我 夢中白い光の中で※Rudolf Steiner,Anthroposophischer Seelenkalender:52 WochensprücheRudolf Steiner Verlag, Dornach(Sch
2022年5月16日 15:16
天を駆け上がり太陽に近づきすぎたイカロスはたしかに恐れ知らずで 傲慢だったかもしれないでも太陽があんなに輝いていたら背中に大きな翼があったら誰だって飛んでいきたくなる羽ばたきの音フワッと軽く どこまでも舞い上がる温かく 熱く 上気する頬目が眩む 真っ白な恍惚──ああ,予感よ。遥か先を見通して向こうみずな私の手をとり 導いてほしい切なくも大胆なるやむ
2022年5月9日 14:34
地の割れ目からあふれんばかりに咲く野の花に奇妙に惹かれることがあるどうしてそんなに無邪気に自分の色はこれだと 主張できるんだろう世界が外へとほころび出して生き生きと 笑み 広がるときそれは無時間の中では実現しない鮮やかな生の横溢無力であるのに 何より力強い確固とした生の湧出花と咲き広がる 世界の脈動が私の心臓と リズミカルに 響き合う※Rudolf Stein
2022年5月2日 09:32
皮膚を透き通す 確かな光に誘われて今 明るみに出ていく人知れぬ 胸の中で私だけが愛して大事に 温めていたものたちがてらいなく 惜しみなくとめどなくでも,私にもわからなかったこんなに温かな色が私の中にあったなんてこんなにたくさんの蕾が世界に開いていくなんて※Rudolf Steiner,Anthroposophischer Seelenkalender:52
2022年4月25日 12:19
光の洪水!木々の緑はいっそう輝いて,私の細胞の隅々までを 透明にする。渇いていたんだろうか。いくらでもいい,染み込むままに思わず目を閉じても 瞼を透き通す光は 明るく 温かく まどろんでいた感覚が柔らかく伸びをして 上へ横へと広がりやっと 思い出させる私と世界とがひとつであったことを。※Rudolf Steiner,Anthroposophischer Seele
2022年4月18日 11:49
新緑の眩さに,私は目を細める。胸に手を当てると,いつもよりも早いような心臓の鼓動に上へ上へと伸びゆこうとする,迸る力を感じる。ああ,輝きだす世界よ。私は 私の大地から高く高く離れて,あなたの中に飛び込みたい。逞しい生命の息吹に抱かれて,どこまでも広くを見渡したい。懐の深い大地は,静かに根を広げさせ,豊かな力を注ぎ続けてくれるから,だから 私は安心してそんなことが言える
2022年4月18日 10:37
今、はじめて燃え上がる。心の中の熱い炎が。くすぶっていた黒い塊に生命の火が宿る。これまで懸命に組んできた薪に正しく炎が上がる。大きすぎも小さすぎもせず燃え広がることも消えることもなくただ正しく。私をまっすぐ見つめる瞳に応えるとき、思わず両手が動いて抱きしめているとき、私は私にふさわしい力で世界を温めるのだ。※Rudolf Steiner,Anthroposoph
2021年1月15日 10:38
第41週 魂の創造力は、心の奥底から欲する。神々の力が 人間の生において自らを正しく燃え上がらせてくれるように。それが人間の愛と行いにおいて自ずと形作られていくように。ルドルフ・シュタイナー(訳:yuka ogiso)今、はじめて燃え上がる。心の中の熱い炎が。くすぶっていた黒い塊に生命の火が宿る。これまで懸命に組んできた薪に正しく炎が上がる。大きすぎも小さ
2021年1月5日 10:37
第40週 そして私はいま 精神の深みにいる。私の魂の奥底の心からの愛の世界でひとりよがりの空虚な幻想が世界の言葉の焔で満たされていく。ルドルフ・シュタイナー(訳:yuka ogiso)大地の懐は 静かで温かい。その腕に優しく包まれ、久しぶりの安堵のなか 目を閉じる。全身の力みが抜けて深い底へと落ちていくようだ。柔らかな温もりが身体中に浸透し、渇いた細胞のひと
2020年12月30日 09:22
第39週 精神の啓示に身を委ねて 私は 世界の本質の光を受け取る。思考の力が、清く澄みわたって伸びゆき、私に私自身を与える。そうして 私を目覚めさせ、思考の影響から 自己感が巣立っていく。ルドルフ・シュタイナー(訳:yuka ogiso)自分をたくさん可愛がってきたつもりだけれど枝ぶりはどこか自信なさげで葉っぱもなんとなく貧弱に思えてしまう。だからもっと水をだか
2020年12月25日 07:28
第38週 聖夜の調べ魔法を解かれたように 私はふと感じる。魂の胎内に 精神の子がいるのを。輝く心において聖なる世界の言葉が天の希望の果実を生み出したのだ。 神的土壌なる私の本質から世界の彼方へと 果実は 嬉々として伸びてゆく。ルドルフ・シュタイナー(訳:yuka ogiso)胎内に宿った 小さないのち。私を通して天の意志が 確かな形となったのだ。その愛おしい手