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【R. シュタイナー『魂のこよみ』】3月第4週

第51週 春を待つ 

人間の本質の内側に
豊かな意味が注ぎ込み、
世界の精神の姿が 瞳に映る。
今度はそこから 人間は新たに
自らの力を創りださなければならない。

ルドルフ・シュタイナー

(訳:yuka ogiso)


今、はじめて燃え上がる。
心の中の熱い炎が。

くすぶっていた黒い塊に
生命の火が宿る。

これまで懸命に組んできた薪に
正しく炎が上がる。

大きすぎも小さすぎもせず
燃え広がることも消えることもなく
ただ正しく。

私をまっすぐ見つめる瞳に応えるとき、
思わず両手が動いて抱きしめているとき、
私は私にふさわしい力で世界を温めるのだ。

※Rudolf Steiner,
Anthroposophischer Seelenkalender:52 Wochensprüche
Rudolf Steiner Verlag, Dornach(Schweiz)
1912-1913/2016

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