観光案内で感じた国際協力のジレンマ。自己満と持続可能性
こんにちは!Yukaです🌻
私の住んでいるベトナム北部ムーカンチャイでは、オフシーズンの今の時期でも外国人観光客の方々をちらほら見かけます。
この村で英語が通じるという嬉しさもありますが、同じ外国人として親近感が湧いてつい話しかけてしまいます。笑
先日カフェで作業をしていた時、韓国人のおじ様方と出会い、まさかのまさかの展開になりました。
そして最近はジレンマを感じることもしばしば。。
今日は私のつぶやきにお付き合いください。
Wifiを教えたことから始まった
カフェで作業をしていたとある日曜日。
韓国人のおじ様2人が入店してきた。
注文が終わると、
と英語で質問していたのが聞こえた。
ここの店員さん英語わかるのかな?と疑問に思いつつも作業を続けていると、やはり英語がわからなかったみたいでスマホを取り出す。
代わりに私がパスワードを教えてあげると、
君は英語がわかるのか!!と。
そこから会話が生まれ、私のボランティア活動のことを話したりおじ様方の旅の話を聞いたり、、
とにかく楽しくて、気づいたら1時間くらい話してました。
急展開。翌日ローカルツアーにご案内することに
今年70歳になるというパークさんとキムさんは、釜山とソウルからお越しの大学時代の同級生。
昔1年だけ日本で働いていたことがあるらしく、日本の文化もよくご存知でした。
ベトナムには来たことがあったけど、ムーカンチャイに来るのは今回が初。
東南アジアと山登りが大好きで、今は年金を崩しながら2人で旅しているそうです。
そしてここでムーカンチャイの情報不足が顕に。
とのこと。
ボランティアとはいえ、この地で観光開発に関わっている身として申し訳ないという気持ちもありつつ、
これはもう私の出番だ!
ということで、翌日お二人をローカルツアーへご案内することに。
きっと出会うべくして出会った。そう思った1日
ご案内したのは、私の村の好きなところをギュッて詰めた弾丸ローカルツアー。
まずはモン族の織物村を案内して回ると、彼女たちの民族衣装に興味津々のご様子。
ろうけつ染めの体験では、真剣に蝋置き作業に取り組む姿がとても愛おしかったです。笑
体験後は、手作りの現場を見せてもらったり、機織りにも挑戦しました。
お昼はローカルな食堂にご案内し、一緒にお昼ご飯を食べました。
今までの旅の話やこれからの旅の話を聞いたり、ワクワクが止まらなくて時間が過ぎるのが一瞬でした。
午後はミーティングがあったので出勤しましたが、退勤後に夕飯をご馳走したいって言ってくれて、お言葉に甘えてきました🥹
帰り際には、
って言って、また来る約束までしてくれて、ハグしてくれて、、
2人との出会いは、村にいくつかあるカフェの中からなんとなく選んだお店。
しかもその日はお昼食べたのが遅くて、いつもより遅めの夕方くらいだった。
たまたまあの場所にいたから。
たまたまあの時間にいたから。
これって偶然みたいだけど、きっと必然の出会いだったんじゃないかなって思います。
もしかして自己満?ジレンマ
私がこの村を誰かに案内するのは、今回ですでに4回目。
日本ではガイドの経験もあって、やっぱり自分の言葉でその地を表現しながら案内をするのってすごく楽しいなってあらためて思います。
同時に、英語や日本語がわからないモン族の方々からも、ベトナム語がわからないゲストの方々からも、いつも感謝の言葉をいただきます。
村の案内は活動外でやっていることですが、とても楽しいしやり甲斐があります。
でも、国際協力を担う立場からすると、これは私の自己満に過ぎないのかなとも思わされます。
私の本来の役割は、観光客を案内することではない。
私の任期が終了したら同じポジションを担う人がいなくなる。
(現時点では後任は要請しないという話になっているので、今のところ私が最後の隊員です)
後継ぎがいないとなると尚更、これも結局マンパワーなのかなと、「持続可能」の難しさを痛感します。
マニュアルを作ればいいというシンプルな話ではないんですよね。
何もかもが初めてのこの村での活動は、すごく地道で難しいことも沢山あります。
ましてやボランティアの私にできることなんて限られている。
でも私なりに考えた結果、まずは私が思いを持って行動し続けて見せることで、そこから村の人たちが何か新しい観点を持つきっかけになったり、昔来てた日本人なんかやってたなくらいでもいいから何か残せたらいいんじゃないかなって思いました。
自己中でもいいのかも
何が正解かたまにわからなくなるこのジレンマ。
でもやっぱり1番大事なのは、私自身が楽しむこと!
私のこの自己中マインドが、きっと時には周りをもハッピーにさせるのです🌻
Yuka
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