田中勇史郎

CEO and founder @Mountain Bull http://mou…

田中勇史郎

CEO and founder @Mountain Bull http://mountainbull.co.jp/

最近の記事

世界を舞台に、日本から、食文化の未来をつくっていく。

一年前に整理したマウンテンブルの理念とビジョン。こちらを改めてアップデート。 理由は20期時価総額1000億を確実なものにするために、構想等をより具体化および言語化する必要があると感じたため。 常日頃カズマには10年後の飲食業およびマウンテンブルはこうあるべきだと伝えていたが、幹部はもちろん(幹部は全員毎朝復唱。幹部が覚え、理解し、イメージし、実行し、結果を出し、血肉にしていく事ができずに実現などできるはずがない)、 社員のみんなやパートナーの皆様にも伝わるようにしていく。

    • 11期スタート

      2024/4/1から11期が始まる。 先日の社員リモート発表とおり、 11期のテーマは「レベルアップ」 スタッフのレベルアップ お店のレベルアップ 会社のレベルアップ そしてお客様の満足度のアップ。 シンプルだけど今期はここにひたすら注力。 制度、マニュアル、研修、体制等、仕組みの大枠はつくったので、あとは実行と改善あるのみ。 まずは2024年9月末の全店基準値以上を目指す。 数字目標はグループ合計EBITDA 7.5億。 12期EBITDA10億、15期EBITDA20

      • 一歩一歩

        先日、渋谷のとある居酒屋の前をカズマと通り過ぎた。 少し古い居抜きの内外装、メニューも一昔前で低価格帯、働くスタッフも個店スタイルの30歳前後の雰囲気。まるで10年前に明大前で働いていた自分たちがそのまま年月だけ経過したかのようなそのお店を見て「なんだか懐かしいね」と2人で色んな感情が湧いてきた。 楽しさだけでいくと当時ほど楽しかった日々はない。家も借りず店に住んで、好きなメンツ、好きなお客様、アホみたいに働いて、営業前は腕立てや腕相撲大会、喧嘩もしたけどお店が終わったら皆

        • 業態の質問

          先日の店長MTGや本日面談した社員から業態に関する質問をいくつかもらった。その場でも答えたがnoteにもザックリと書こうと思う。 ・魚業態をやらないのはなぜですか。 ・中価格帯で最初にもつ焼き業態を選んだのはなぜですか。 ・国内50店舗まではほぼ肉業態しかやらないのはなぜですか。 ・カフェとかおしゃれとか高級な業態をやらないのはなぜですか。 ・流行りの業態をやらないのはなぜですか。 ・田中さんが乳製品が苦手だから乳製品業態をやらないのは本当ですか。 等。 ・魚業態に関して

        世界を舞台に、日本から、食文化の未来をつくっていく。

          本格焼鳥 五反田富士屋

          明日本格焼鳥五反田富士屋がオープンする。 約40坪85席。以前の小箱モデル出店(10〜20坪売上500〜1000万利益100〜300万)とは違い、昨年から中箱モデル出店(20〜40坪売上1000〜2000万利益300〜700万)にシフトした中での今回は焼鳥業態。 ふじ屋に近いメニュー構成と収益モデルではあるが、焼鳥も名前の通り本格焼鳥という一串一串しっかりと品質に拘っている。 メニュー単品価格も一般的な総合居酒屋や焼鳥居酒屋より30〜100円高くなるが、品質第一がお客様に届く

          本格焼鳥 五反田富士屋

          師匠との思い出エピソード

          先日久しぶりに師匠にお時間をいただき色々と相談にのってもらった。創業メンバーもいなくなり幹部以外は知らないかもしれないが、師匠がいなかったら今のマウンテンブルはない。創業時、師匠が僕にお金を貸してくれたから23歳で商売をスタートすることができた。お金を貸していただいた後のパスタ屋で「失敗したら奴隷。てか失敗するにしても店舗型の商売なんだから24時間365日店開けてから泣き言いえよ」とドSの極みのアドバイスを頂いた時は改めて覚悟が決まったのを今でも覚えている。 今は師匠も少し丸

          師匠との思い出エピソード

          年末雑談 2023

          年末雑談2022から一年。ありきたりな言葉だけど年々時が経つのが早く感じる。34歳、来年はついにアラフォーの仲間入りだ。 約二年前の話。「もっと仕事をしておけばよかったと思う時期はない?俺はある。」とある方の言葉。僕からすると能力面も努力面も遥か上の方のこの言葉にマジかよ。。と少し落ち込んだ。そこから会社の目的目標から優先順位を決め、生産性、効率性、合理性を基に改めて諸々見直した。まだまだ理想とはかけ離れ、かつメリットデメリットの両面があるけれど、今期は過去最高益での着地予

          年末雑談 2023

          2023年10月 ドバイ

          今回のドバイは充実した出張だった。 4月から始めたプロジェクトの大詰めであり、出発前は少しの不安が勝っていたがドバイチームとパートナー様のお陰でスケジュール通りに物事を進めることができた。 毎日10〜12時間キッチンにこもりひたすら試作と改善の繰り返し。苦労をかけたドバイチームには申し訳なかったけど、久しぶりに現場サイドの仕事を皆んなと一緒にすることが楽しくて個人的には終わりが少しさみしかった。 大小に関わらず一つの物事に向かって集中して仕事をするのが本当に大好きだ。

          2023年10月 ドバイ

          今年ラストの海外出張

          今年ラストの海外出張。 国内が少しバタバタしてることもありややテンション低めだが、海外ブラッシュアップの山場なのでバシッと決めてくる。 昔はバックパックで海外を周り野宿も平気だったのに今はウォシュレットがない海外がおっくうだ。軟弱な男になったものだ。 最近はほぼ内にこもり、2025年EBITDA 10億必達のための洗い出しとそれ以降の中長期に向けての準備に注力している。 飲食の商売は本当に難しい。水商売と言われるように少し気を抜くだけで一瞬でお店が潰れ会社が潰れていく。

          今年ラストの海外出張

          木曜日

          木曜日ではなく金曜日と思って過ごしていたのでなんだか得した気分だ。土日は役所関連やパートナー様との仕事が進まない事が多くストレスが貯まるのであまり好きではない。 今個人的には少しスランプだ。中長期のEBITDA30億企業価値300億に向けて進んでいくにあたり、やるべき事を整理し明確にしていくとゲ○を吐きたくなる。 ただやるべき事はシンプルだ。EBITDA20億までは今の事業を愚直に突き詰めていくのみ。業態もブレることなくひたすら価値を磨き上げていく。残りのEBITDA10億

          歌舞伎町

          来週歌舞伎町店がオープンする。 20坪家賃○○○万円。イニシャル約6000万円。 歌舞伎町に限らずだかオープン前の時期は胃が毎日痛くなる。創業当初のお客様が来ない絶望感や資金が尽きるトラウマが今でも抜けないのだ。このトラウマに打ち勝つにはひたすら準備と改善を繰り返して売れない理由を全て打ち消していくのみ。 今回の歌舞伎町は芝浦ホルモンで勝負をする。以前ある方から「あのエリアは安いお店が沢山あるしお客さんの客層もそんなんばっかだから安売りにしないと売れないよ」とアドバイスをい

          ドバイ

          今回のドバイは、ドバイメンバーとの面談、メニューブラッシュアップの現状把握、3号店の視察の3つ。 灼熱の高速で車が壊れて歩いたり、酔ったテツが俺のチ○コに向かって吐いたらコ○スと叫んでたりと諸々あったけど無事に帰路へ。 今回のメニューブラッシュアップをしっかり着地させて、今後の富士屋の世界展開に向けての土台をつくる。 トッピーにも伝えたけれど、今後10年くらいが日本食のピークということと、日本食レストランを愚直に海外で突き詰めていくプレイヤーはそんなにいないから俺らが頑張って

          テツ

          酔っ払う度に僕にヘッドロックして次の日には記憶がないとしらばっくれるテツがドバイから2年ぶりの一時帰国。 因みに本名はトモアキなのだが鉄人のフィジカルからきたあだ名がテツらしい。 太った、、じゃなくて一段と逞しくなった体格以上に中身も頼もしくなったテツ。 ゆっきーさんに生意気言ってた時は本気で一回シバこうかなと思ったけれど、それ以上にテツの海外に対する熱い気持ちと、どんなに生意気言われても笑顔で「テツ成長したなー」って嬉しそうに話すゆっきーさんとの師弟関係を見ていて微笑まし

          幹部にブロックされる日まで。

          note更新。 基本的にMBの幹部は日々の管理業務や実務が最重視であり、明確なアウトプットに繋がらない曖昧なインプットや仕事はクソだと思うし極力避けている。クリエイティブな面が少し犠牲になるけれど、ダラダラするよりかは幾分マシかなと割り切っている。 そんな少し堅苦しい日々の中で僕が好きな時間の一つがカズマとの壁打ち散歩だ。 仕事帰りや食事の後に30分〜1時間かけて2人で歩きながら様々な議題を壁打ちしていく。 日々の細かい確認もあれば、MBが倒産するならどんなシチュエーショ

          幹部にブロックされる日まで。

          10期スタート

          MountainBullの10期がスタート。 CS、ES、利益、の3つの最大化を追求するのは当たり前として、 10期心掛けることは、シンプル、集中、確実。 中長期でより生産性が高く、より付加価値が生まれる良いスパイラルをつくるため。 MBが定義する日本の食文化を継承するお店をつくるため。 富士屋レストランをドバイ1、中東1、世界1の日本食レストランにするため。 よりシンプルに、集中し、確実に実行していくのみ。 数字目標はグループ全体でEBITDA 5億。達成はマストとして

          10期スタート

          自分の型

          僕は理解力や構築力が人よりも著しく乏しいと思う。人よりも劣る部分は反復方法でコツコツとカバーするしかない。そして日々改善し、スポーツ選手や職人同様、商売人も自分なりの型を磨き上げていくのみ。 商売を始めて約10年。今までは短期的な目の前注力型の経営スタイルだったけれど、少しずつ中長期的に物事を考えたり投資できる機会がつくれてきた。商売人として中長期で利益がうまれる仕組みをどうつくるかは最優先かつ難しい課題なので、何とかここをクリアしていく。 他業界と比べれば非効率な業界で