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咲いた咲いた、ステンドグラスの花サブレ

みなさんの周りに、こんな人はいないかな?

何事も形から入り、ハマったら猪突猛進でとにかくハマる。
が、熱しやすく冷めやすく、忘れた頃に思い出す。

・・・はいはーい!それがわたくし、ユイじょりというヒト科ヒト属、最近はアイデンティティがイヌになりつつある者だ。

最近はすっかり活か活、つまり、最低週1のおやつ作りはカロンもしくはフェばかり作っていて、3ヶ月くらい前までハマっていたあるものを忘れていた。

そう、クッキーだ。

ギンガムチェックにはじまり、金太郎飴系お花柄、レオパード、クリスマスのきらきら星クッキー。あとはバレンタインにハートギンガムを作っていたな。


猛烈にマカロンばかり作っていた頃、例のごとくnoteをぽけーっと眺めていたら、何やらとってもかわいらしいクッキーをももりゅうさんが作っていらして。

「ステンドグラスクッキー」なるもの。

大聖堂とか教会とかのステンドグラスが大好きなフランス在住の身としては、
うおおおお!と思わず唸った。おもしろーい!


ちなみに私がパリで一番美しいと思うステンドグラスは、移民的にはいつも頭とお腹が痛くなるパリ警視庁が鎮座するシテ島にある。サント・シャペル教会のステンドグラスだ。

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すごすぎて、現地でみると毎回腰が抜けそうになる。観光でこられたら是非立ち寄っていただきたいスポットのひとつ。


別の意味で素晴らしいと思うのは、シャンパーニュで有名なランス(Reims)の大聖堂にある、シャガールのステンドグラス。かつてカンディンスキーの絵を目の前にして動けなくなったときと同じような感じの衝撃。

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あ、バルセロナのサグラダファミリアも素晴らしかった。ガウディ天才。

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ヨーロッパにお住まいorお住まいだった皆様の美しいステンドグラスのおすすめ、教えてください!



実はこのステンドグラスクッキー。
先週心身ともに低空飛行していたときに、無心になるためにとにかく粉活しなくては・・・!な産物として出来上がっていた。

昔パティシエの方から教えてもらったサブレのレシピが出てきたので、ギンガムのクッキーの生地とちょっと配合を変えてみた。バター・砂糖ともにちょっと多め。

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こちらを冷凍庫で保管していたので、2つほどとりだしてこのステンドグラスクッキー化してみることに。サブレもクッキーも同じものだけど、ちょっとフランスっぽくサブレと呼ぶことにしようか。


どうやらこのステンドグラス部分は飴っこから成り立っているようだ。
ということで、うちにある飴ちゃんたちをかきあつめよう。そういえば前に買ったスミレの花のヴィオレットがまだある。

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パープルとグリーンなら、モネの庭の藤の花パフェでも披露したように、マイ偏愛的組み合わせのひとつだ。
ということで、砕く。

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ひたすら飴を砕きながら、気づく。

クッキーに飴??

「クッキー=噛み砕くもの」「飴=舐めるもの」、そもそもこれを合わせて大丈夫なのだろうか・・・?

よくわからないので、とりあえず飴パートだけは小さめにいくことにしよう。


セルクルで型抜きしたら、お花型をくりぬく。170度で10分ほど焼いた後、こんな感じで、くり抜いた穴部分に砕いた飴っこを入れる。

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飴っこをいれたら、さらに5分から10分くらい焼き上げる。

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型違いもこんな感じで。

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翌日、飴っこの色に変化が欲しくて、というかシャガールの青っぽくしてみたくて、透明な飴がないから黄色の飴に青の着色パウダーを振りかけてオーブンで溶かしてみる。

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砕いたらなんやらのパワーストーンみたい??

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ローズ系も砕いたら、リアルにパワーストーン系だこれは。

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今回はお花型をお花型でくり抜く作戦。これでまず10分くらい火を通す。

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ここにパワーストーン系飴っこをいれて焼き上げる。ちょっとこんがり系。

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デイジーっぽい型でも焼いてみよう。

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はい、ステンドグラスの花たちが勢揃いの図。

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こちらはパープル×グリーンの藤の花イメージ。

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クローバーなんだけど、どちらかというとセーラームーン系・・・?

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シャガールブルーとローズのお花。

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最後はデイジー系。

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焼きたてをちょくちょく味見したけど、サブレ生地はギンガムクッキーの配合よりもバターが香ってとっても美味しい!次回以降もこの生地でいきたい。

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ちなみにこのステンドグラスサブレ、水平にするとあまりわからないけど、光を通すとステンドグラスのように光が透過して美しいのである。

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おやおや、背後にアジの開き、手にはお花。
これは実にユイじょり的な酔狂系構図だ。

このまま広げておくのもアレなので、マカロンを入れていたお菓子缶に詰め込んでみることに。

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クッキー缶といえばこのお方。みちさんが作られていた見目麗しすぎて眼球飛び出そうなくっきー缶。違うタイプのクッキーを作って箱にきれいに詰めるって、すごい。尊敬。


そもそも箱に詰めることを想定していないけど、まあどうにか詰め込んだ。

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先週以降、私の糖分補給やOtto氏の朝ごはんなどでちょこちょこ消費しているわけだが、今朝コーヒーのお供にでもするかと缶を開けた状態がこちら。

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左側にご注目。お花だけ綺麗に取り残されてますね。


うん、やっぱり、ステンドグラスは見て楽しむほうがいいということかな。私もそう思う。


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俺は気になるよ??お耳もぴーん!!








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