マイ・ギンガム戦記〜憧れのギンガムチェッククッキー
最初からアレですが・・・
このクッキー、かわいいですよね(真顔)
これ、私が作ったんですよ・・・
大雑把が得意な私史上、最高傑作クッキーに位置付けたいくらい。
今日は、これが出来上がるまでの、「ギンガム戦記」を。
❤️🍪❤️
クッキー、作ろう
PCに向かっている時は、コーヒーとかハーブティとかワインとかがないと手持ち無沙汰になってしまう私。
それに加え、最近外は寒くなってきたし、あたたかいものを欲する機会が増えた。
糖分補給できて、ちょこちょことつまめて、日持ちするお供が欲しいところだなあ・・・。
ここは原点回帰、クッキーでも焼いてみようと思った、先週のとある日。
❤️🍪❤️
今まで作ってきたクッキーといえば、移民研修で教わった超シンプルサブレ生地を家で復習しようと思って作ったクマのクッキー。
はたまた、パリの深酒系飲み友Aちゃんの息子氏に作った、アンパンマンクッキーなど。
これ以外にも、なんだかんだで過去に色々と作ってきたので、正直言ってネタ切れ。どうせ作るならばテンションがあがるような、何かユニークなクッキーができないものか・・・。
youtubeを回遊していて、目に飛び込んできたのがこちらの動画。
💘💘💘💘💘💘💘💘💘💘💘💘
か、かわいい・・・。
背中のファスナーからは類吉田。
通常運転おっさんで通している私が、すっかり忘れていた乙女ゴコロ。
滝のように全身からどわぁっと溢れ出す瞬間。
何を隠そう私は、うちの愛犬の服を作った下の記事でも「ギンガムチェックが多いのは完全に飼い主の趣味だ」とぼそっとつぶやいているけれど、チェック柄、特に「ギンガムチェック」という柄が、昔から大好きなのだ。
ギンガムチェックがクッキー生地でできるの??
どうやって作るのかも興味津々でしかない。
これ絶対つくる!!
❤️🍪❤️
一度作ろうと決まれば、即実行。
先ほどのyoutube動画がわかりやすいので、もうそのまま完コピといこう。
ハート型は可愛らしいのがなかったので、うちにあるお花型で代用。
材料は、薄力粉、粉糖、アーモンドプードル、卵(卵黄と卵白に分ける)、バター、着色料のみ。
❤️🍪❤️
ここで、久しぶりに出した昨日のクイズの答え合わせを
みなさま、ふるってご参加いただき、誠にありがとうございます。
今回は、最後の「好きな柄」がポイントでしょうか。
ということで・・・・
しずかさん、大正解!!!拍手喝采👏👏👏👏👏👏
さすがですね〜。ギンガム柄とクッキーを結びつけるのがお菓子上級者感。
今週末もまるでお店で売っているようなヨダレもののスフレチーズケーキを作っていらっしゃいました。これ絶対美味しいだろうなあ🤤
チョコチップクッキーさん、「赤ワインボトル型のサクサククッキー」とは、9割正解!これは惜しい!!
冬は赤ワインじゃと騒いでいる私を見逃さない、さすがの観察力。
むしろ次作ってみようかなこれ🍷
ハマの妹分ぽなみちゃん、これ作ってる最中に「これマジでマジパンっぽいなあ…ププ笑」と思ってたから、もう正解みたいなもんだ(笑)
府中のケイチェルおいたん、類じょりの乙女ゴコロまでは見抜いてくれているので、惜しいで賞!
PATAさん、Pezioさんも、おいたんに追随とのことでしたので、同賞にて🏅
次回も4649〜deth!!
さあ、気を取り直して、まずは生地づくり
生地自体、なんの難しいことはない、普通のクッキー作りと一緒。
バターと砂糖を練り練りしたら、卵黄→卵白の順で分離しないように混ぜる。
いつも溶き卵にしちゃってるけど、こういう手法もあるのだな。
卵黄が多めになるということかな。
粉類をふるって入れてさらによく混ぜて生地の完成。ここまではスーパー簡単。
いざ本番、調色
今日は、プレーン・ピンク・赤の3色の生地を作らねばならない。
比率は1:2:1。
全体の重さを計量したら、この比率で生地を分ける。
プレーンは放っておいて、ピンク用と赤用の生地を調色。
まずはピンクから。
動画では結構な量をファサっとふりかけていたので、こんなもんかなーと思ってうちにある調色パウダーをふりかけた。
ところがどっこい!
混ぜ混ぜしていたら、出来上がりが動画でいうところの一番濃い色くらいになってしまった。ちょっとビビッドすぎやしないか?このピンク。
かつてのエビちゃんの感じを目指していたのに、これじゃ完全にフワちゃんじゃん・・・。
最近めっきり調色をしていなかったので、
「調色は 石橋たたいて 慎重に(ユイじょり心の俳句)」
の精神を忘れてしまっていた。私としたことが・・・。
もう後戻りできないので、これより濃くするしかない。
赤用の生地に、どんどん赤い粉を足していく。
ああこれ、ブル中野・・・はブルー寄りか。じゃなかったらマツコの唇?
四苦八苦しながら、なんとか3色生地、できた。
そこはかとなくグロテスクだなー、大丈夫だろうか。
ラップで色ごとにまとめて、冷蔵庫で寝かせよう。
この間に私は遅めのランチを。前日のクスクスの余りをレンチンにて。
正念場のカッティング
小一時間後、10分ほど意識が飛んだのち、作業に戻る。
ラップの上から綿棒で気持ち厚めに生地を均一に伸ばす。目安は5mmくらい?
洋裁で使う定規が活躍。
みるぅのお洋服作りで布を切る時、直線なら目分量でいけるとおもっても確実に歪んでくるので、いい加減学ぶことにしよう。
定規をきちんと使って幅の目安をとりながら、慎重にまっすぐに切っていく。
プレーン、切れた。
グロテスクな赤、切れた。
濃すぎるピンク、切れた。
これだけで、肩バッキバキ、背中全体が大変なことに。
ついでに腰まで痛くなって、週末大変なことになってるのはこれのせいだろうか?
お次は、いよいよ組み立て
ここが一番楽しい、ギンガムの構造が明らかになる場面。
(1段目)まずはプレーンとピンクを交互に並べる。
(2段目)ピンク同士が重なり合わないように注意しながら、赤とピンクを交互にのせていく。途中スケッパーなどで詰めたり表面を麺棒でならしながら、進む。
(3段目)1段目同様に、プレーンとピンク。
これらを繰り返して、無事に6段目まで積み上げよう。
この棒状の生地を、クッキングペーパーでぴっちりとくるんだら、冷凍庫へIN。
これからまた1時間以上寝かせる。
まったくもう、時間のかかるクッキーだこと。
❤️🍪❤️
そして数時間後、色々と済ませて、夕方。
冷凍庫から取り出して、おそるおそる入刀・・・
おおおおお!
なんか柄になってる!!!
全部同じくらいの幅に切りそろえたあとの画が、こちら。
いやこれは・・・かまぼこ食べたくなるな🐟
こちらをさらに柄化するために、柄面を上にむけて、並べる。
右下が若干乱れてしまっているけど、気にしない。
クッキングパーパーの上から麺棒で隙間部分を慣らそう。
・・・・・うおおおおお!
ギンガム柄が・・・大好きなギンガム柄が小麦粉でついにできた。
いやはや、実に長い道のりであった。感無量だ。
❤️🍪❤️
ここからは、お遊び
メインのギンガム柄はお花形で抜いて、残りの生地はかき集めてマーブル柄に。
好きな形といえば犬🐩
マーブル生地は犬型で。
ちょっとだけ余った部分はミクロギンガム柄を作ってみた。
小さいボーン🦴とハートなどで、とにかく生地がなくなるまで型を抜く。
全部型取りできたら、170度のオーブンで15分くらい焼きましょう。
❤️🍪❤️
いよいよ完成
こちらが、メインのお花ギンガム。
グロテスクだった色も焼いたら落ち着いた。なんてかわいいの。
わんことハートと小さいボーンのオールスターズ。
マーブルもかわいいよ。
食べたときに断面がマーブルになってるのが、花崗岩みたいな感じでよき。
マーブル柄はたくさんできそうなので、大きめなボーンも。
❤️🍪❤️
結論
作り慣れたものでも、やっぱり見た目にこだわるとテンションが上がる。
Otto氏が、
「見た目がよいけど味がイマイチなのはよくあるし、見た目がイマイチで味もイマイチなのもよくあるけど、これは見た目もよくて味もよい」
と、珍しくかなり褒めてくれた。
今回は見た目オンリーでこだわってきたので、このお言葉は嬉しい限り。
調色の腕を鈍らせないように、今後も、「見た目も味も美味しく」を心がけて、日々邁進しようと思う次第。
クッキー屋さんだよお👨🍳❤️
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