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おひさです、酒処ユイじょり〜魚介祭りで友との再会を祝す

おでんせおでんせ、お久しぶりの酒処ユイじょり、女将のユイじょりと申します。

ちなみに「おでんせ」は三陸の亡き祖母がよく使っていた「いらっしゃい」の方言。なんだかめんこいのでよく私も使っている。

さて、パリの端っこで気まぐれに夜な夜なのれんを掲げる、酒処ユイじょり
なんのことはない、一口コンロしかないくせに、狂ったように酒の肴(大体和のもの)を作り、主にアスティエのお皿を愛で、例のごとくお酒で流し込む。
いつもと変わらないのでは?という気がしないでもないが、品数は確実に増える。

以前はこんな感じで、よく土日にオープンしていた。
まだ遡ればでてくるけど、直近ではこんな感じ。

最近ご無沙汰していたなと思ったら、前回は10月か…時の流れが早すぎて震える。探すの大変だからこれもシリーズ化しようかな。。


さて、今日の話は先週の土曜にまで遡る。

前の滞在のときはご近所だったし週3は会っていた親友Aちゃん。
何ヶ月ぶりかわからないくらい全然会えていなかったのだけど、色々と制限も緩くなってきたし、再会を祝すことにした。Aちゃん&俺の幼馴染サクラとともに、狭い我が家ではあるがお招きしてお昼ごはんをすることにしたのだ。

こちらがサクラ。俺より1ヶ月だけ早生まれのかわいこちゃん。

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これはちょうどいい機会、久しぶりの酒処ユイじょり、お昼バージョンといこう。

とにかく海のものに飢えていたので、テーマは魚介祭りと決めた。
Otto氏も参加するということで、魚1匹丸ごととかはNG(残念無念)だから、メニューはこんな感じかな。

🍾おしながき🍾

・カニ味噌風味なめ茸おろし
・タコの地中海風サラダ
・飲兵衛のためのイカゲソバター醤油焼き
・ユイじょり風ますの寿司
・3種の軍艦プレート(あん肝、イカオクラ納豆、SURIMIという名のカニカマ)
・Otto氏対策用 ドライカレーのサモサ風
・甘味 ショコラマカロンとマドレーヌ


前日金曜日はお魚の日なので、マルシェの魚屋さんも賑わう。
とりあえずイカとタコを500gくらいずつ仕入れて、下処理とタコのサラダだけは作ってマリネにしてしまおう。

タコ足を茹でて細かく刻み、細かく切った野菜たち(赤パプリカ、セロリ、きゅうり、赤たまねぎ)と黒オリーブ、乾燥エシャロットとともにオリーブオイルと白ワインヴィネガー、レモン、塩胡椒などで適当に和えたらラップをして冷蔵庫へ。

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塩分控えめにして代わりにアンチョビ刻んでいれてもよかったかな、と書きながら思う。
とにもかくにも、前日のうちに一品でも作っておくと気がラクである。


さて当日の朝。スーパーにちょっくら買い物に走った後は、ひたすらクッキング。
おしながき順にいきますかね。

まずは突き出し的な位置付けで、かに味噌なめ茸おろし。
楽ちんで美味しいのが一番。

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タコの地中海風サラダはテーブルに並べる直前まで冷蔵庫に放置。
深めのお椀型にこんもり盛って、パセリとレモンを添える。

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Aちゃんも大好きに違いない、イカゲソ
ここはシンプルににんにくとオリーブオイルで炒めて、仕上げに醤油バター。

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ユイじょり風ますの寿司は、以前も即興で作ってなかなかよかったので今回再登板。前回と異なるのは、自分でサーモンにまつわるこの記事を書いたおかげでサーモンとマスの違いに詳しくなったくらいか。

前回とほぼ作り方は一緒。ケーキ型にラップをしいたら、アボカド(1/2個分を薄切りにしてレモンをかけたもの)を周囲に並べて、その上にマスを重ねる。
そのうえにアネット(ディル)と松の実をちらしたら、寿司飯を詰めて、重しをして食べる前まで置いておく。

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食べる直前にひっくり返すとこんな感じ。
アボカドの並びが今回イマイチだったな。

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3種の軍艦プレート。これはもう、mamigeさんのつぶやきに触発されて、北にいるときから絶対作ろうと思っていたあん肝軍艦。あとはイカオクラ納豆、SURIMIという名のカニカマをマヨなどで和えたもの。

あん肝はもみじおろしとライムとともに。
イカは寄生虫対策で、冷凍からのオーブンで加熱もした。

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Otto氏があまり食べられそうなものがないので(ます寿司とSURIMIくらい)、パート・ブリックのキッシュで余ったブリック生地で、余ったドライカレーを包んでみることにした。食べたことないけど、サモサ風?

ブリック生地を半分に切って、三角に折り込んでいく。カレーがそんなに残ってなくて、5個しかできなかった。

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これにオリーブオイルかバターを塗ってオーブンで焼き上げたら完成。


というわけで、

昼だけど、酒処ユイじょり、オープン🍻

まずは近況報告をしながら、アペロを。
みんな飲兵衛なので、すでにビールをかなり飲んでいる。

その後テーブルへ移動。
酒処ユイじょりは、日本風に最初に全部並べてしまう方式。
だって女将も一緒に飲んで食べたいし。

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Aちゃんが持参してくれた白ワインとともに。
ほのかに微発泡で美味しい。

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あん肝好評。親友と「マジであん肝だ・・・」感を共有できてうれしいことこの上なし。

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ますの寿司、前回側面があまり美しくなかったので、額縁きゅうりしてみた。
Otto氏にも好評、よかった。

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サモサ風の一皿。気付いたらなくなってたので、美味しかったということだろう。

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イカゲソ。マヨ七味ももちろん添えて。
女2人で突っついてあっという間になくなった。

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タコサラダ。箸休め的にパクパク。

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ちなみにこれだけ余ったので、夜ごはんに、軍艦に使わなかったSURIMIとともにチャーハンリメイク。意外な美味しさに驚き。以前たしかPezioさんが「きゅうりは火を通しても美味しい」とおっしゃっていたのが後押しになった、感謝。

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ワインを赤に切り替えて、ダブルマ活の成果を。
Aちゃんは美味しい美味しいってたくさん食べてくれるのが本当に好き。

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この頃になるとOtto氏は疲れてちょっとお休みなので、日本人同士で日本語トークを心置きなく。

やっぱり気の知れた人と一緒に食べて飲んで話す、というのが、生活にうるおいを与えてくれるのは間違いないなと思う。また気が向いたら酒処やろうっと。



そういえば昨日の俺、ポートレートモードの設定がアレだったのか、一枚衝撃なのが撮れていた!!これじゃまるで心霊写真ではないの・・・。ポートレートモードをイマイチ使い切れていない私なのである。

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