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心躍る、レオパード柄のブリオッシュ

憧れのギンガムチェッククッキーに続き、美味しくて見た目におこだわり、テンション爆上げシリーズ第2弾。

レオパード柄、つまりはヒョウ柄。
大阪のおばちゃんが愛してやまないといわれている柄。

カットしたらばヒョウ。切っても切ってもヒョウ。金太郎飴のようにヒョウ。
ヒョウ柄好きでなくとも心が躍るにちがいない、そんなブリオッシュのお話。


ブリオッシュってそもそも何?

ちなみに「ブリオッシュ」は、かいつまんで言うと「こってりめな甘いパン」。
ブリオッシュについて書かれているサイトをいくつか見てみたけど、クロワッサンよりバターの配合が多いとか書いてあって、「えええ??」と。

この記事がわかりやすいけど、要はバターや卵がリッチなパンというだけで、配合に明確な線引きはないということだ。

ブリオッシュは第一にバターの配合が非常に多いという特徴があります。
小麦粉を100とした場合、50程度配合するのが一般的のようです。
(上記ページより引用)

今日のレシピは小麦粉100ならバター15なので、かなりあっさりとしたものになる。まあでも、その分生クリームが結構入るので、結果的に脂肪分多めになるのか。でも生クリームを入れたとしても、小麦粉100にして30にもいかない。

というわけでうちのブリオッシュはヘルシーな部類なのだと勝手に定義。


本日のレシピを教えてくれたお菓子界の神

実はこれ、以前に手を変え色を変え、何度か作ったことがあった。

きっかけは、ここフランスにおける、春から夏にかけてのコンフィヌモン(ロックダウン)。

レストラン・カフェは全店店内営業禁止状態だったこともあり、フレンチの巨匠的なシェフやパティシエの方々がテレビやInstagramなどで惜しみなくレシピを披露してくれていた。

その中で、うちの御用達パティスリーのひとつ、Philippe Conticini(フィリップ・コンティシーニ)氏が披露してくれていたレシピが、このブリオッシュ・レオパード。

コンティシーニ氏のサイトはこちら。GINZA SIXにあるのは知っていたけど、今は渋谷に移転した模様。

たまにお散歩がてら行ってたパリ7区のお店はこんな感じ。
彼此もう1年くらい前だけど。

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レオパードのマフラーして、ちなみに黒ダウンの裏地もレオパード。
もはや大阪のおばちゃん系ワンコ(笑)

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普段は食べきれない私でも、ここのはまるっとぺろっといける。

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彼のインスタグラムにレシピがあるが、このページにも同じものが転載されていた。このページの5番目。


しずかさんのドイツ菓子、ロシア風パンダ柄チーズケーキも可愛かったけど、隣国フランスからはレオパード柄でエントリーだ!

久しぶりに、大阪のおばちゃんもびっくりの豹柄ブリオッシュを作っていこう。


なお、本当はケイチェルおいたんのシナモンロールのように、「冷蔵庫で一晩寝かせて冷蔵発酵すると生地が扱いやすくなってよい」とコンティシーニのチームのパティシエがインスタライブで言っていたし、今までもそうしてきた。

だけどもだけど、これにとりかかったのは腰痛が始まる前日。
なんだか腰に異変を感じていたので、どうしても日曜中に仕上げてしまいたい欲から、当日中に終わるように発酵タイムを短めにした。


ブリオッシュ・レオパードの材料

・薄力粉:400g 
・塩:8g 
・砂糖:60g 
・ドライイースト;12g 
・はちみつ:10g
・卵:40g 
・水:100g 
・生クリーム;100g
・無塩バター:60g 
【ライトなチョコ生地用】
・ココアプードル:10g 
・グラニュー糖:10g
・水:8g
・生クリーム:8g
・バニラのさや:1/2本(ないのでバニラパウダーで代用) 
【濃いチョコ生地用】
・ココアプードル:25g 
・グラニュー糖:10g
・水:8g
・生クリーム:8g

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苦し紛れに行ったクイズ、ばっちり正解した方はさすがにおらず、ココアのパンorデニッシュとお答えいただいたPATAさんPezioさんが惜しい感じでした!パンでヒョウ柄作ろうなんざ、あまり思わないですよね。。


ブリオッシュ・レオパードの作り方

今日もうちの重鎮、キッチンエイド・ロボくんにお世話になる。

卵とバター以外の材料を全てロボ用のボウルに入れて、ロボにかける。

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中くらいのスピードでこね始め、卵を3回に分けて加える。

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まとまってきたら、こねながら、バターを少しずつちぎっていれる。
トータルで20分くらいこねてもらう。

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20分後、なかなかにいい感じに生地の完成。
これ手ゴネは無理・・・ほんとしずかさんもおいたんも尊敬。

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プレーン生地用に463g、取り分ける。

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残りの記事にライトなチョコ生地用の材料を振り入れて、ロボにこねてもらう。

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こんな感じの色の生地ができたら、181g、測ってよけておく。

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同様に、残りの生地に濃いチョコ生地用の材料をいれて、ロボに混ぜてもらうと、最終的にプレーン・ライトなチョコ生地、濃いチョコ生地の3色ができる。

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ここで本当はラップにくるんで冷蔵発酵だけど、今回は暖房の上にでものせて1時間半ほど発酵させてみる。例の如くブレてますが。

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冷蔵庫で一晩寝かせるとこんな感じ。

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今回なぜかあまり膨らまず、おかしいなあ・・・と原因を探ったところ、判明。
ドライイーストの種類を今回変えたのもあり、予備発酵をしなくてはいけなかったらしいのだが、それを忘れたからだな、おそらく。詰めの甘さというか最初から詰めてないこのあまちゃんよ。。

まあでもそのうち膨らんでくれるかもしれないから、めげずに次のステップへ。

本家レシピでは全ての生地を5等分にするとあるが、私はランダムなヒョウ柄を目指すので、大きめを3つと小さめを4つの割合で、計7つに各生地を分ける。
美しい仕上がりに近づけるために、ここはきっちり重さを測って分けるのがよい。

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まずはライトなチョコ生地を、みるぅのKK状・・・じゃなく、棒状に伸ばす。
次に濃いチョコ生地を長方形に伸ばす。

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みるぅのKKにしかみえないけどそうじゃない棒状の生地を、伸ばしたほうの生地にのせて、包み込む。

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フードを変えた直後のみるぅのKK・・・じゃなかった、上のように濃いチョコ生地で薄いチョコ生地を包んだものを、7本作る。

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次に、プレーンな生地でこの濃い生地を包み込む。

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これを7本作ります。

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型の幅に合わせて、この7本を伸ばす。
今度はホワイトアスパラにしか見えない。

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大きめのパウンド型にバターかクッキングシートを敷いて、大小が交互になるように並べ、また暖房の上で発酵。

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さらに暖かいところに移してみたりしたけど、うーん、やっぱりそんなに膨らまない。凹む。

以前作ったときはこんなに膨らんでいたから、余計に雲行き怪しくなりまくる。。

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Otto氏に泣きついたら、まあ焼いてるうちに膨らむかもしれないだろうと呑気なことを言って真剣に取り合ってくれず。
この人でなし!(←完璧八つ当たり)もうあとは知らない!と思って、とりあえず焼くだけ焼こうと170度のオーブンで30分ほど焼いた。


涙のフィナーレ

私はオーブンに入れるだけいれて、腰も痛いしすでに不貞寝していたのだが、嬉々としてOtto氏が「膨らんでるぞ!」と、してやったり顔で知らせてくれた。

最後の最後でなんとか膨らんでくれていた・・・涙

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なかなかよいバランスで柄になっている。

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せっかくカロリー控えめあっさりめなブリオッシュを標榜して、可愛いレオパード柄にできたのに、すぐにヌテラを塗りたくりカロリーON、可愛い柄の影かたちもなくなってしまったのは、いつものOtto氏スタイル。

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朝ごはん用に作ったけど、おやつにもデザートにも召し上がるため、正味2日でほぼなくなってしまった。それだけ美味しかったということかな。よきよき。


失敗したと思っても、最後まで諦めないのが大事だなと、料理からは学ぶことばかりだ。


最後に今までのレオパードコレクションを

これが初回。
今回と違って、焼く前からめちゃくちゃ膨らんだので高さがある。
でも味は今回のほうがみっちりしっとりしていて美味しかった。

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2回目は抹茶をふんだんに使ってグリーンレオパードを。
緑は濃淡がきれいに出にくいかも。

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ちなみにアポロ風カラーでも作ってみたけど、大失敗して写真が残っていない。
次は、柄の色を反転させたりしてもいいかも。


ギンガムに続き、ヒョウ柄。
柄レパートリーを増やして、テンションを上げて行こうと思う。




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