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フランス北国での食エトセトラ

どもども、白い4本足の俺🐶に乗っ取られ寸前5秒前のアカウントはこちらです。

今日5月15日はヨーグルトの日でしたね!

ムーミンもつぶやいていたようだ。お腹弱いんだね、ムーミン・・・。
うちの俺みたいに服を着たらどうだい?


そんな日本ではヨーグルトの日、我らはまだ北国にいる。

こちらでは諸事情によりパリの自宅のように自由に料理ができるわけでもないのだけど、今日のランチでおよそ2週間ぶりに魚を調理して胃がゴキゲンなので、いい加減ここらで食べ物のことを書こうと思う。


義母にならう、タルト・マロワール

昨年の夏、こんな記事を書いた。義母不在の義母宅でサバイバルクッキングの一環で作った、猛烈に臭いチーズ・マロワールのタルト

納豆をさらに腐らせた芳しい香りがするのだが、タルトの具にして焼きあげるとこのクセがいい感じに丸まって、結論とても美味しいのだ。

今回は、義母に教わりながら作ってみることにした。

こちらが義母が使い込んだレシピ本。写真は全然なくて文字だけだけど、フレンチの家庭料理のベースが網羅されていて、アレンジとか豆知識的なこともたくさん書いてあり、思わず読み込んでしまった。

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おやおや、気になって覗き込んでいる方がいますね。


このレシピ本に書かれている基本のパート・ブリゼは卵黄が入らず、小麦粉、塩、バター、水のみで構成されたとてもシンプルなもの。

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小麦粉とバターを手ですり合わせて、塩水を入れてまとめあげたら1時間ほどおやすみいただく。その後、バターを塗った型にタルト生地を敷き詰める。

こちらが今日使うマロワール。

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趣味・写り込みである。

前回のものよりクセが弱い気がするが、それでもやっぱり臭い。

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こちらを義母の指示で細かくサイコロ状に切ってタルト生地の上に並べましょ。

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アパレイユはこれまたシンプル。卵2個と生クリーム、塩・胡椒・ナツメグを振ってよく混ぜたものを流し込むだけ。

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200度で30分から40分くらい焼いて、表面に焦げ目がついたら出来上がり!

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サラダなどと合わせていただく。
とっても美味しいフランス北国の家庭料理である。

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その他、北で食べたもの

先週末、義母がごそごそと物置から取り出したものにこれまた度肝を抜かれた。

フランスではよく、こんな感じでチキンの丸焼きが売られているのだけど、

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まさかの家用ロティスリーマシンをお持ちなのであった。

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これがクルクルし続けて、1時間くらいで肉が焼ける。
オーブンで焼くよりもふっくらして格段に美味しくてびっくり!

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きこぺんさんのサンフランシスコ同様、こちらもまだ寒いので、体の温まるメニューの代表格、グラタンも何度かいただいた。
これは義母作カリフラワーのグラタン。

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冬でもないのにまだラクレットを。しかも2回。

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せめてものあがきでカニカマをのせている私である。


カレイっぽい白身魚のソテーと青いワイン

まあこんな感じで肉か芋かバターかチーズにまみれている生活を2週間ほど続けていたら、いい加減魚が食べたくて夢にまで出てくるようになった。胃は正直だ。
そのことをOtto氏に話したら、最近できたという常設マルシェにお昼前に連れていってくれた。

この常設マルシェ、コンパクトな建物ではあるが、野菜、パン、肉、魚、チーズ、etc・・・と最低限のものは揃う。どれも新鮮そうだ。

魚屋さんでカレイらしき白身魚のフィレを2枚と、見た目に驚いた青いワインを購入。Otto氏は案の定魚ではなく、イタリンエピスリーのエスカロップ・ミラネーズが食べたいというのでそちらへ。

シチリアの表記があるとkaorinaさんを思い出す病。

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アーティチョーク美味しそう。

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パリ戻ったら速攻でタコ食べる!

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こちらが青いワイン。選ぶときにちゃんと見なかったけど、スペイン産だった。シャルドネになにやらフルーティなブツを調合しているらしい。魚屋に売っているくらいだから海のものには合うのであろう。

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白身魚の立派なフィレは、シンプルにソテーしていただくことに。塩胡椒をして粉をはたく前に、生魚欲が爆発しそうになるのをこらえながら、えんがわっぽいところをちょい切りして醤油をかけてつまんだ。これだけで私は生きていける。。

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そして、たっぷりめのオリーブオイルでただ焼く!!

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魚が焼けたら、バターをどーんと投入してケイパーを入れてレモンをきゅきゅっと絞り、超簡単バターソースを作る。

付け合わせのジャポニカ米とともに魚を盛り付けて、上からソースをジュワー。
パセリとレモンを散らしてサバイバル・魚クッキングの完成である。

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途中から醤油をかけたりしながら、久しぶりの海の幸を存分に楽しむ。
私はやっぱり肉より魚が好きなんだよわあああっっ。

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ちなみに青いワインは美味しくはないけど、飲めないというわけではなかった。色が綺麗で映えるので、アペロで1杯サクッとってときにはいいかも。

最後の最後に魚欲が半分くらいはみたされたので、残りはパリで補おうと思う。



本日のおまけ① 衝撃の、笑う雌牛

昨年の冬、菊芋のポタージュを作った時に書いたフランス的クリームチーズ。その名もLa Vache qui Rit。和訳すると、笑う雌牛

普段売られているパッケージってこんな感じなのだけど、先日スーパーにてプロモーションコーナーのとある光景に衝撃を受けて、思わず10秒ほどまばたきするのを忘れた。

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その光景が、こちら。

ドーーーーーン!!!


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これはあれだ。
日本が誇る恐怖漫画と個人的に思っている、あれ。

笑ゥせぇるすまん・喪黒 福造の鼻下じゃあないの!!!

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小さい頃、この口が夢に出てきて、何度枕を濡らしたことか。
アラフォーになった今でも、この恐怖の口の形をみるのがトラウマなのである。

ちなみにこの喪黒風・笑う雌牛クリチ、誕生100周年記念パッケージでこんなことになっているらしい。インパクトは、あるな。


本日のおまけ② やっぱり俺

夕方お散歩していたら、立派な藤の花を発見してテンションがあがる。

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藤の花と俺ショット。心なしかにっこりしている気がしなくもない。

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Otto氏に抱えてっていうか持ってもらっている俺。

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帰宅後、noteでも回遊しようかなと思ってリンゴブックを開いたら、膝にのっかってきた俺が首の腕のせから始まりなにやら邪魔をする。

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しばらく放置していたら大人しくなった。
こうしてしばし眠りについた俺なのである。

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