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偏愛なる組み合わせ、タコとセロリ

私は、起きている時間の8割型、作って飲んで食べることを考えている。
今日の夢ではローストビーフを作っていたから、息をしている時間、と言ったほうが正しいかもしれない。

昔からそんな兆候はみられた。
幼い頃は、つくるのは好きだが好き嫌いが多い子どもだったと以前どこかで書いたけれど、その反面、割と嫌われているものを異様に好きがるという食癖があった。

しいたけとかセロリとかみょうがとか、マックのチーズバーガーに入っている薄っぺらいピクルスとか。
誰かのコメントで以前書いたけど、マックのピクルスが好き過ぎて、妹たちから奪い取っては、自らのバーガーのピクルス表面積を増やそうとする強欲な少女だった。

昔嫌いだったものを克服して、むしろ大好物になることは多々あれど、昔好きだったものが嫌いになることはほとんどない。
小学校低学年までで三陸のいくらを食べ過ぎて、体内いくら許容量がオーバーしてしまったのだろうか。その後成人するまで一時期お別れしていたくらい。
それ以外は、記憶にある限り、嫌いになったものはない。

今日はその中でも、幼少時からずっと好きな食材、セロリのことを。


セロリ。
胃もちぶさたなときに生でバリバリかじるのはもちろん、スープの具として使ったり、漬けものの具としては鉄板。さらには肉の臭みとりもしてくれるので重用している。

セロリ塩なんてのも常備している。
ラディッシュとかトマトとか、生野菜につけてなんでもセロリ風味にしてしまう。野菜スープなんかに一振りしてもグッド。

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食材単体でも愛しているのだが、誰しも、「この食材には、これ!」という偏愛なる組み合わせといったものを一つや二つはもっているのではないかと思う。

私の場合、セロリといったらタコ、タコといったらセロリ。
愛してやまない、この鉄板の組み合わせ。

先日、ランチのTKGにのせたお買い得な鮭ハラスの話を書いたが、本当は茹でたてのタコ500gの一部とセロリを使ってパスタを作る予定だった。

フレッシュなハラスに当日の出番をゆずり、翌日に順延されたわけだが、翌日のランチに作ってみたらやっぱり美味し過ぎて、さらにその翌日の夜にも作った。そして今日のお昼も作ってやろうと思っている。

たまにブームがやってくると、数日はそればかりでよくなるみたいなところがあるが、これもそうだ。それほど私のツボ。


基本の材料はこれだけだ。
タコひとつかみとセロリの茎と葉っぱの部分、にんにく、鷹の爪、あればオリーブ。

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これらを細かく切る。
にんにくは微塵切りにしてすでにフライパンでスタンばってる。

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にんにくと鷹の爪をたっぷりのオリーブオイルで炒めたら、セロリの茎の部分を追加。

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タコを入れて炒めたら、白ワインをちょいと回しかけて、水分をとばしながら、

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セロリの葉っぱ部分も加えよう。

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茹で上がったスパゲティを投入したら、バターひとかけ、白だし適量、茹で汁をお玉1杯くらいいれて素早く混ぜて、オリーブも加えたらできあがり。

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レモンを添えて、すりごまをはらはらっと纏わせてみた。

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セロリの独特なクセが最高に活きる一皿。

翌日の夜は、オリーブをやめて、疲れていたので魚卵を。
からすみを上からファサファサー。

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前日の昼とのちがいは、オリーブに代わりからすみ、パスタを投入してからの調味料がバターと昆布茶の組み合わせに変わったくらい。
オイル系魚介のパスタは大体、バターと白だしか昆布茶を入れておけば美味しくなると勝手に思っている。


うーん、白ワインが進むったらありゃしない。

タコとセロリ、推しです。





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