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水色だったころ

水色だったころ

わたしは
 水色の世界にいる

眠りについた
 わたしは

遠き時
 その場所にいた

その水色は
 風のようであり
  ゼリーのようでもあり

甘い香りがした

わたしは、いつも満足げ

わたしは、いつも幸せ

そこにいる

ある時

赤い一滴

それは、少しずつ世界に広がる

また、一滴

それは、わたしに集まり

新たな肉体と言うものを作り始めた

それが出来上がるころ

わたしは、水色の世

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ReBorn Universe

ReBorn Universe

彼女は閃光のように現れた!

重く積み重なった地層の想い
その重さに人生を諦めていた

ある時、激しい苦しみ

見えるもの
聴こえるもの
感じるもの

全てがツライ

人がわからなくなり

今、過去、現在、未来

わからない

そんな中にも照らす光もあった

そのわずかな光を感じては

闇に潜り

自らの地層を掘り返していく

やがて

自らのコアへたどり着く

その瞬間

閃光のように

世界は

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星の歌人

星の歌人

優しき娘がいた
人を癒やし
心に寄り添う

多くの薬草や石、動物、水
癒やしの為に知らぬものはなかった

人々は娘の微笑みと
歌声も好きであった

祭りがあると
男達は
彼女と踊るために
花を送る

彼女は誰の花も受け取ることをしない

人々は
彼女が神に身を捧げていると噂する

人々は
彼女が己の運命を嘆く過去を持つと噂する

誰もその心を知ることはなかった

ある夜
村に聞き慣

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そこに炎あり

そこに炎あり

炎は形を成し龍になる

それは名を持たず
自由に流れ
自由に炎を広げた

時に、人の情熱の種火となり
時に、浄化の炎となり
時に、愛の炎となり

名を持たず
形を持たず
気まぐれに燃える

永き時に
多くの人々ともいた

それの中には
燃える炎とともに
孤独があった

消えぬ孤独

その孤独は
自らを焼き
人さえも焼く

大切な人も焼いた

自らの炎を恐れ
闇に身をおく
闇を照らす
闇を焼く

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黒き瞳

その瞳は美しく輝く

世界が暗闇に包まれようと
人の声が途絶えようと

輝きはより美しく
一人そこにある

夕暮れ時

彼女の髪は風にゆれ

遠き日没に
紅い夕陽は
頬を照らす

鳥は、その瞳を

空は、その美しさを

水は、その清らかさを

たたえ
映し出す