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#詩
〈自由詩〉ひかりあつめ
楽しみな日に限って雨が降る
自分は雨男、雨女
傘は差したくない
晴れが待ち遠しい
けれど折りたたみ傘が手放せない
水たまりを踏むのが嫌
日差しが強いのが嫌
いつも、いつも
そうやっていつも
悪いことばかりに光が当たる
身を包む陽だまり
涙を流す雨
良いことだってそこら中にある
不幸に鈍感でいたい
雲の切れ間に
〈自由詩〉はかれない
あなたを追いかける
その距離何メートル
あなたを求める
その重さ何キログラム
あなたを受け入れる
その器は何リットル
愛の深さは
認める広さは
すれ違いの角度は
交わす言葉の文字数は
満ちる
渇く
溢れる
思い出の足跡、未来への道筋
寄り添って、同じ歳を重ねる
わたしはあなたにいくつの