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〈自由詩〉ひかりあつめ




楽しみな日に限って雨が降る

自分は雨男、雨女

傘は差したくない

晴れが待ち遠しい

けれど折りたたみ傘が手放せない



水たまりを踏むのが嫌

日差しが強いのが嫌



いつも、いつも



そうやっていつも

悪いことばかりに光が当たる




身を包む陽だまり

涙を流す雨

良いことだってそこら中にある

不幸に鈍感でいたい

雲の切れ間に



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