よっすみ

20代の発信者です。 身近なものを誰よりも深く知るために。 善く生きるために。

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最近の記事

金沢という街。

今日はシンプルに金沢という街の魅力を書きたい。 金沢の特徴、そして魅力は金沢の地図を見ればすぐにわかる。 「金沢城」「兼六園」「21世紀美術館」が互いに隣接していることが全てを表している。 金沢の魅力、それはすなわち 「武家」「文化」「アート」である。 そしてこれらはそれぞれ 「武家」=質素、倹約 「文化」=伝統、美 「アート」=創造、感性 を象徴している。 金沢という街をひとことで表すと、 「飾らない伝統と感性の街」と言えよう。 特に城下町で武家社会であった影

    • 「旅×伝統」その価値とは。

      僕は観光業界に身を置いて働いている。そして、とりわけ僕は日本の伝統文化と日々関わるような環境にいる。 「旅×伝統」その価値とは。 マイクロツーリズムと言われるように日本を旅する日本人が増えた今だからこそ考えたい。 まずは旅の価値の本質をどう捉えるか。 結論から言うと旅の価値の本質は「変わること」ではないかと思う。 日常から非日常へリフレッシュの旅。卒業旅行、新婚旅行など人生の節目の旅。新しい自分を探す放浪の旅。 どんなときも旅は「変わること」を支え、促し、応援してく

      • 子どもと向き合うということ

        僕は子どもが大好きだ。 先日、久しぶりに大学時代活動していた子どもとアウトドアで遊ぶボランティアに顔を出した。 そこで何人かの小学生の子どもたちと話して感じたことを書きたいと思う。 あなたは子どもが好きですか? 最近子どもと触れ合いましたか? 子どもと話したり笑ったりすることは比較的簡単だけど、子どもと向き合うことは簡単なことじゃない。 子どもと向き合うっていうのは、ダメなことをダメって伝えたり、やるべきことに取り組ませたり、感じて欲しいことを感じてもらうことだ。

        • 旅が教えてくれるとっても大切なこと

          人を成長させるものはたった3つ。 「人」「本」「旅」と聞いたことがある。 そのうち「旅」はとっても大切なことを教えてくれる。 僕は旅と旅行は少し違うと思っている。 旅行はいわゆる物見遊山でいつもの自分で行っていつもの自分で帰ってくるものだと思う。 でも、旅はいつもの自分で行って違う自分で帰ってくるものなんじゃないかと思う。 旅とは対話であると僕は思う。 それは自然や文化、人などとの接触を通じた自分自身との対話である。 自分自身との対話を経て違う自分になるのである。つま

        金沢という街。

          私の考える歴史を学ぶ意義

          歴史を学ぶ意義とは。 人類は刻々と時間を前に進めている。 その時計を巻き戻してみることで何ができるか。 今回は本能寺の変や大政奉還のようなマクロな歴史を考えるのではなく、モノコトヒトにクローズアップしたミクロな歴史を考えていきたい。 考えてみると、今私たちの身の回りにあるものはたいして歴史を持たない。 スマホの歴史は10年ほど。家電製品も60年ほど。洋服さえも100年ほど。 モノだけじゃない。 職業選択の自由も命の価値もここ150年ほどの歴史しか持たない。 歴史を考え

          私の考える歴史を学ぶ意義

          遊びは仕事じゃないけど、仕事は遊びだと思う

          「お前は遊びの天才やな!」 子供の頃、じいちゃんに言われた言葉。 今になって本当にそうかもしれないと思うようになってきた。 僕は物心ついたころから本当によく遊んだ。 ひとりで、家族と、友達と、小学生と、異国人と。 家で、庭で、駐車場で、河川敷で、学校で、海川山で、日本で、世界で。 おもろい!楽しい!ずっとこうしていたい! 遊びの世界ではこんな興奮がたったひとつの価値基準だった。 この興奮に賭けた知恵と情熱とフットワークには自信がある。 ここで言っている遊びとは、与えら

          遊びは仕事じゃないけど、仕事は遊びだと思う

          日本の美は北陸にあり

          日本の美は北陸にあり。 最近本当によくそう思う。 例えば自然。今北陸は大雪。田は雪原に変わり、山は深い眠りについている。雪が降るとどうして静寂が一層強く感じられるのだろうか。冬が柔らかい真っ白な布団をかけて「春までおやすみ」と言っているようだ。 例えば食。北陸は水が美味い。米が美味い。魚が美味い。日本酒が美味い。もう本当に美味しいんだ。それはまるで口に含んだ瞬間、秋の稲田や深く青い日本海が目の前に広がるように。生かされていることを感じる大地と海の恵み。 例えば伝統工芸

          日本の美は北陸にあり

          仕事ができる人は見えている

          ほんの少しだけ社会に出て働いてみて、 仕事ができる人とは何なのか が分かってきたので僭越ながら書きたい。 まず、彼らの動機は間違いなく「人」だと思う。 誰かのために働いている人ほど輝いている人はいない。顧客のために、同僚のために、家族のために働いている人には心の底に力強く根付いたプライドを感じる。 そんな人はちょっとやそっとのことでは折れない。ブレない。諦めない。 その姿で信頼を集め、組織の核となっていく。 「なぜ働くのか」という質問に対して、「誰かのために」と

          仕事ができる人は見えている

          ベタ塗りの青春

          青春と呼ばれる時季から一歩二歩と離れて、青春というの有り様が見えてきた。 青春は、 真っ白なキャンバスにペンキをべったり塗り付けるさまに似ている。 キャンバスはなんでもいい。紙でもいい、壁でもいい、地面でもいい。 色はなんでもいい。赤でも青でも緑でも黒でも。 とにかくたっぷりとペンキの入ったバケツから太いハケをがっ掴み、考えるより先にキャンバスに色を打ちつける。意味も目的もない。ペンキがこぼれ落ちても、跳ね返っても気にもかけない。 その生命力を全集中させ一点に爆発さ

          ベタ塗りの青春

          実際に働いてみて就活において、そして働く上で結構大事だなって思ったこと

          『3人のレンガ積み』というお話をご存知だろうか。 旅人がある町を歩いていると、汗をたらたらと流しながら、重たいレンガを運んでは積み、運んでは積みを繰り返している3人のレンガ職人に出会いました。そこで旅人は「何をしているのですか?」と尋ねました。すると、その3人のレンガ職人は次のように答えました。1人目は、「そんなこと見ればわかるだろう。親方の命令で“レンガ”を積んでいるんだよ。暑くて大変だからもういい加減こりごりだよ」と答えました。2人目は、「レンガを積んで“壁”を作ってい

          実際に働いてみて就活において、そして働く上で結構大事だなって思ったこと

          MT(Mastery Transcript)なるものを知る

          今日、竹村詠美さんの『新・エリート教育』という本を読んだ。 予測不能な現代で求められる人物像が変化してきている中で、世界の最先端の教育モデルを紹介するという本である。 その本の中に、MT(Mastery Transcript)というものが出てきた。 これは日本語でいうと「習熟度視点の成績証明書」である。 わかりやすくいうと、新しいタイプの成績表である。 言葉で説明するよりも実物を見てもらった方がいいと思う。 これが成績表?!おしゃれ!イケてる!格ゲーの戦闘力のマト

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          ビジネスマンと商人(あきんど)

          僕の仕事は、今のところ決められたタスクをいかに効率よく正確にこなすかだ。そんな業務を淡々とこなしていたときふと、“ビジネス“と“商売“って違うなと思った。 僕らはいまビジネス社会の真っ只中にいる。ある目的があって、事業が興って、ヒトやカネやモノが集まってその中で働いている。 資本主義社会とはそういうものだ。資本があるところに人が集まりモノが集まり事業を成す。そこでの純粋な目的は利潤追求であり、人間はその手段に過ぎない。そういうシステムだ。 僕はビジネスは音楽フェスに似て

          ビジネスマンと商人(あきんど)

          心の水槽

          【忘我】って幸せの頂点だと思う。 我を忘れ、精神と身体が何かと一体化する瞬間。 そんな瞬間、日常にいくつあるだろうな。 僕らは繕って、偽って、踏ん張って生きてる。揺られ、流され、負けじと生きてる。 そんな日常の原動力はささやかな幸せ。 大切な人との時間。美味しいご飯。大好きな趣味。 でも、幸せな瞬間はあっという間に過ぎ去り、心の充電はまたすぐになくなる。まるで水が知らぬ間に蒸発していくように。 そんなのは浴びる幸せだと思う。享受し、消費し、やがて消耗していく。

          心の水槽

          慣れろ。 上っ面の虚無に、慣れろ。 見えない潮流に、慣れろ。 止め処ない連続に、慣れろ。 君はここで生きていかなければならぬ。 馴れるな。 無目的な戯れに、馴れるな。 不親切な現像に、馴れるな。 持て余す年月に、馴れるな。 君はそれでも生きていかなければならぬ。 抗え、自分。

          サービス業を再定義する

          私たちは日々無数のサービスを享受しています。髪を切るとき。映画を観るとき。ホテルに泊まるとき。 いまや社会に溢れるサービス業は何を売っているのでしょうか? 美容院、学習塾、テーマパーク、ミュージシャン、映画館、ホテルは何を売っているのでしょうか? サービス業は形に残るモノは売っていません。 答えは簡単です。 体験や経験を売っているのです。 映画を見たときの感動やホテルに泊まったときの安らぎ。これに人は価値を見出だし対価を支払うのです。 この解釈は従来からよく認知

          サービス業を再定義する

          サブちゃん型購買活動

          今日、NewsPicksの『WEEKLY OCHIAI』という番組の「小売をアップデートせよ」という回を観た。 "アップデートせよ"というのは、“未来を考える”というのと似ていて、言い換えれば「小売業の未来を考える」回であった。 そこでの話が説得力のある非常に興味深い内容だった。 今回は、番組の要旨と僕が思ったことを書きたい。 『WEEKLY OCHIAI』という番組は毎回違うテーマで落合陽一とゲストの対話形式で話が進んでいく。 今回は、メガネ会社OWNDAYSの社

          サブちゃん型購買活動