仕事ができる人は見えている
ほんの少しだけ社会に出て働いてみて、
仕事ができる人とは何なのか
が分かってきたので僭越ながら書きたい。
まず、彼らの動機は間違いなく「人」だと思う。
誰かのために働いている人ほど輝いている人はいない。顧客のために、同僚のために、家族のために働いている人には心の底に力強く根付いたプライドを感じる。
そんな人はちょっとやそっとのことでは折れない。ブレない。諦めない。
その姿で信頼を集め、組織の核となっていく。
「なぜ働くのか」という質問に対して、「誰かのために」と心から答えられる人は本当に強い。
そして次に、「どう働いているのか」について書きたい。
仕事ができる人の特徴はあらゆるところで様々なことが言われているが、僕が思うに彼らは
目に見えないものが見えている
んだと思う。
これは大きく分けると3つある。
①人の気持ち
人の気持ちがわからなくて仕事ができる人はいない。なぜなら仕事は人のためにやるのだから。
顧客のニーズ、同僚の意向、複雑な人間関係など。目に見えない気持ちをどれだけ機微に感じ取ってそれに応えていくか。
当たり前のことだが、これが一番大切だと思う。
②俯瞰的視点
ものごとの全体を見る力。仕事は自分ひとりで進んでいくわけではない。全体を把握し、自分の役割は何なのかを見極めて応えていかなければならない。
ものごとがどう回っているのかを俯瞰的に見る力と、もうひとつ重要なのが自分を客観的に見る力だと思う。
これができないと期待外れだと思ったり思われたりしてしまう。
「木を見て森を見ず」ではいけない。
③時間軸
過去の事実から現在何がベストなのか見極める。現在の状況からよりよい未来を創造する。
現在を過去から未来へと続く時間軸の上においてものごとを考えられるか。1分先から10年先までがどれだけの解像度で見えているか。
俯瞰的視点が横の視野なら、時間軸は縦の視野だ。
過去を糧に、未来を想像し、現在に集中しなければならない。
以上の3つはどこでもどんなときでも通用する能力だと思う。
「人間力」という言葉に集約されるのかもしれない。
雨ニモマケズ。風ニモマケズ。見エナイモノガミエル。サウイフモノニワタシハナリタイ。
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