金沢という街。
今日はシンプルに金沢という街の魅力を書きたい。
金沢の特徴、そして魅力は金沢の地図を見ればすぐにわかる。
「金沢城」「兼六園」「21世紀美術館」が互いに隣接していることが全てを表している。
金沢の魅力、それはすなわち
「武家」「文化」「アート」である。
そしてこれらはそれぞれ
「武家」=質素、倹約
「文化」=伝統、美
「アート」=創造、感性
を象徴している。
金沢という街をひとことで表すと、
「飾らない伝統と感性の街」
と言えよう。
特に城下町で武家社会であった影響は全てのベースになっている。質素倹約。それに加えて堅実、丹精という言葉がふさわしい。
江戸時代、初代加賀藩主の前田利家は外様大名であった。当時加賀は加賀百万石と言われるほどの財力を持っていたので、幕府は加賀藩を警戒していた。そこで利家は必要以上に目をつけられないように、城下町の人々に武芸ではなく工芸を奨励したのである。これが現在も石川に伝統工芸が多く息づく理由だ。
当時の人々は武士の精神に則って、質素に堅実に工芸に励んだ。そのころの精神が今も強く残っているように思う。
目立つな、励め。というような精神である。
そして、その工芸は文化となりアートとなり、時代を超えて、金沢の魅力となったのである。
ここからは金沢を愉しむ心構えを少し書きたい。
金沢に来る時は、心を敏感に。
金沢の魅力は目立たない、あちらからはやって来ない。五感を解放させて、こちらから美を感じに行こう。
工芸品の色、手触り。季節の味や香り、川のせせらぎ。
繰り返すが、本当に金沢の魅力は主張しない。東京や大阪とは全く違うので、心を敏感にしていないと知らぬ間に素通りしてしまうのである。
金沢の魅力を感じることができれば、それは感性の共有という体験としてあなたの心に残るだろう。
私とあなた。作り手や売り手、ひいては時を超えて美を愛でてきた人たちとの感性の共有である。
感性の共有を感じることこそ金沢観光の醍醐味だと僕は思う。
金沢は、深い。
具体的にどこ行ったらいいの?どう楽しめばいいの?と思った方はいつでもアドバイス致します!
是非お越しください👍
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