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旅が教えてくれるとっても大切なこと

人を成長させるものはたった3つ。
「人」「本」「旅」と聞いたことがある。

そのうち「旅」はとっても大切なことを教えてくれる。

僕は旅と旅行は少し違うと思っている。
旅行はいわゆる物見遊山でいつもの自分で行っていつもの自分で帰ってくるものだと思う。
でも、旅はいつもの自分で行って違う自分で帰ってくるものなんじゃないかと思う。

旅とは対話であると僕は思う。
それは自然や文化、人などとの接触を通じた自分自身との対話である。

自分自身との対話を経て違う自分になるのである。つまり、価値観やものの見方が変わる。

僕が忘れもしない、ミャンマーでの海外ボランティア。電気ガス水道もない標高2000mの村に2週間。現地の人とヨーロッパ人のコワーカーと日本人僕一人。

雨水での歯磨き、泥んこの農作業、英語での共同生活。

どれもがいつもの自分じゃ到底うまくいかないことばかりだった。不便で自分の気持ちも伝えられない日々から脱出しようと僕はアクションを起こした。

インフラがないのはどうしようもない。苦しい農作業も自然には敵わない。今あるものに感謝しよう。言葉が使えないなら表情と動きだ、笑顔ではしゃいで感情を伝えよう。

日本に帰ってきたときには、小さなことに感謝できる自分、小さなことに動じない自分になっていた。

人は自分にはどうしようもないものに直面した時、自分自身を変えるという選択肢以外ないことを知る。


これが旅が教えてくれた自分自身との対話であり、自己変革の瞬間であった。

日常生活でも自分ではどうしようもないことにぶつかるだろう。そんなとき旅が教えてくれた自分自身との対話、そして自己変革ができればより素敵な人生を生きていけると思う。

旅先にはどうしようもないものがたくさん待ち受けているはずだ。
どうしようもない無力感。どうしようもない愛おしさ。どうしようもない高揚感。

そしてさらにその先には新しい自分が待っている。

命短し、世界は広し、旅せよ我ら!

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