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吉穂堂で会いましょう #5 読書会とアンソロジー企画

 文学フリマが終わっておよそ1ヵ月経過。

 燃え尽きて白目のまま低空飛行を続ける吉穂には、しかし、重大なミッションがありました。

 文フリのために現場を下見に行った時、ビリヤニを食べながら海人さんが言った「アンソロジーを作りませんか?」といった一言から「アンソロジー企画」が持ち上がっていたのですが、それ以前に、現在「#なんのはなしですか」で大バズり中のコニシ木の子さん初めて会った時

「読書会とかしたいですね。大江健三郎とか谷崎とか、海人さんと好みが被ってることが多いんで、海人さんとかと本の話とかできたら最高ですね」

 などとお話していたので、以来、「読書会企画」も、密かに心に温めておりました。

 このたび、アンソロジー企画とともに、読書会もしてみたいという海人さんの言葉に背中を押され、ついに「アンソロジー企画&読書会」を開催することになりました。文学フリマにも来てくださった渡邉有さんともそのお話で盛り上がり、渡邉さんもメンバーとして参加してくださることに。

 とはいえ、私には懸念がありました。
 この両企画を実行するにあたっては、誰かがある程度リーダーシップをとる必要がありますが、場所も吉穂堂(つまりはPASSAGEのカフェ)で開催することになりますし、そうなると必然的に、暫定リーダーは私、ということになります。しかし私は、過去、「人を集めたり、集まったりした会をハンドルする」ということが、上手くできたためしがないのです。長年主婦をしておりますが、仕事をしていようと主婦でいようと、社会人になってしまうと多かれ少なかれ、そういう場面には遭遇するものです。規模の大小はあれど、人が集まるところで先導的かつ的確な行動をとることに関し、常に苦手意識がありました。不安でした。

 とはいえ、やってみなければわかりません。
 失敗してもいいじゃない、そこから学んでまた始めればいいいじゃない。
 昨年、kindle出版からスタートして自作本を作り始めて以来、それがキャッチフレーズのようになっている私です。
 まずは気軽な形でスタートして、みんなで方向性を決めればいいかな、と、考えました。

 幸い、アンソロジーのほうは海人さんの熱い情熱を感じておりましたので、海人さんを手助けする形になると思いましたし、私の方は、「場所」が必要な読書会のほうを担当する感じになるだろうか、とすると、アンソロジー企画と読書会はわけたほうがいいのだろうなと、漠然と考えていました。


輪廻眼で見えなかった常識と猛省


 さて、当日。
 この日、朝起きると私の右目はNARUTOに出てくる「輪廻眼りんねがん」(色的には血龍眼けつりゅうがんのようになっていました。
 いわゆる白目に出血する結膜下出血というやつです。時々なるんです。今回は出血が多かったらしく、ゴロゴロ感がひどい。なんで今日だよ、と思いましたが、これは病院に行ったところでどうしようもないので(結膜下出血であれば放置で1週間くらいでひきますが、違う病気の時もあるので病院には行った方がいいです)、輪廻眼のまま出かけることに。
 ハプニングのため初っ端から予定していた電車に乗り遅れ、さらに電車が遅れるという事態に遭遇し、PASSAGEのカフェに到着した時には当初自分で予定していた時間に遅れており、だいぶ慌てていました。
 しかも当日は、PASSAGEbis!とPASSAGESOLIDAの両方で返本と搬入作業もあったので、さらに慌てており―――(って慌て過ぎ)。何が悲しいってお腹が空いていました。笑
 
 海人さん到着、そしてコニシさん到着。渡邉さんはリモート参加です。
 コニシさんと海人さんはこの日が初対面だったのですが(おふたりとも初対面とは思えない感じで馴染んでいましたが)、私はお腹が空いていたので申し訳ないけれどもPASSAGEbisでランチを取らせていただき(このへんがおばさんのずうずうしさ。若い時はできなかった)、なんとなくなし崩し的にだらっと始まりました。あ、キッシュランチ美味しかったです。笑

 今回、リモート対応ではゲーマーが良く使うという「discord」でやり取りをすることになりました。それがいちばんストレスなく話が出来そうだと海人さんが調べてくださったのです。有難い。
 リモートには少々懸念がありつつも、カフェにいるのが3人で1人だけリモート参加なので大丈夫かな、とちょっと甘く考えていました。そもそも、1人だけリモートの場合、全員がイヤホンをして対応できると知らなかったこともあって(私の不徳の致すところ)、後からPASSAGEのスタッフさんから「読書会はやっていただいて構わないのですが、どなたかがリモート参加される場合は、全員イヤホン対応を推奨してますので……」と言われ、初めて他のお客様にご迷惑をかけていたことに思い至りました。
 自分たちはそれほど大声と思っていなくても、スマホを通したリモートの方の声は響いてしまいますし、3人の声も必然的に大きくなってしまうのですね。これはもう、大反省でした。
 考えるまでもなく常識の範囲内ですね。
 それから、場所も奥の大テーブルを予約できることを初めて知って、最初からそうしておけばよかった、と思いました。
 やってみないとわからないこと、ではありましたが、考えてみれば最初に会場となるPASSAGEのほうに相談すべきだったなと、次々と反省点が思い当たります。事前に相談しさえすれば、色々と教えていただけたと思うので、避けられた事態です。
 PASSAGEのかたにも、カフェのお客様にもご迷惑をおかけしました。
 次回は改善したいと思います。

 それと、読書会の最中、椅子の足が滑りやすかったのに腰かけ方が良くなかったせいか、途中で椅子が滑ってひっくり返るという驚きの出来事(たぶん新学期の教室でやったら以後卒業までからかわれ続ける失態)もありましたが、みなさん優しいので「大丈夫ですか」というにとどまり、大笑いされることなくスルーしていただきました。ほんと、すみません・・・😭
 

読書会


 話を巻き戻して・・・

 なし崩しに始まった会。まずは読書会はいいけどアンソロジーはできない、という人もいるだろうし、アンソロジーはいいけど読書会は、という人もいるだろうということで、「アンソロジー」と「読書会」を分けることを提案。これは速やかに可決。笑
 特にコニシさんは「#なんのはなしですか」のことが大変で(それはそうです!)アンソロジー参加は今は無理、とのこと。みなさんいろんな事情がありますし、今回、この会にお誘いしたものの、参加そのものをお断りされた方もいらっしゃいました。それは仕方がないことです。

 海人さんの提案で、最初に読書会をして、その後でアンソロジーのお話をすることになりました。コニシさんもアンソロジーのほうのお話にもお付き合いいただけるということで、まずは読書会。

 今回は、事前に作家さんを決めて、それについておススメの部分や好きなところなど語り合いましょう、と話していたので、ひとまず第一回は「谷崎潤一郎」にすることにしました。「なんとなく全員知ってて、好きそう」というものすごく適当な決め方でしたが、皆が共通して話せる「文豪」だったので、話はとんとんと進み、海人さんは「吉野葛」、渡邉さんは「蓼食う虫」、私が「春琴抄」、コニシさんは未定、ということでこの場に集まっていました。
 かといって、学校のゼミでもなければ、専門家の集まりでもないので、ただ「好き」を語るだけの会です。笑

 最初はひとりひとり発表形式はどう、と海人さんが言ってくださったのですが、発表形式にすると準備不要でもよいという「気軽さ」が崩れてしまうかな、と思ったので、それよりも雑談形式の方がみんなが話せていいのではと私から提案させていただき、自由形式でスタートしました。
 話せない人がでてきたり、聴いているだけでつまらなくなったりということがないようにと思いましたが、海人さんのリードで忌憚のない話が弾み、時々にそれぞれの人が話題を提供し合いながら、想像以上に盛り上がりました。
 コニシさんは貴重な「鍵」の初版本をお持ちくださって興奮しましたが、いちおう司会進行(だと自分では思ってる)なので抑制、今思えば触らせてもらえばよかったと思います。笑
 自分が「推し」としてきた「吉野葛」「蓼食う虫」「春琴抄」(コニシさんは成り行き的に「鍵」)の、推しポイントも自然に話せていましたし、「そもそもあの時代の人たちにとって、いや日本人にとって、フランス文学とはなにか」みたいな話にもなり(谷崎は西洋に傾倒し、その後日本の古典に戻ってきた人ですし、芥川は原書で西洋書を読み漁っているという話からでした。芥川好きな渡邉さんの芥川話もすごく面白かったですし、もっと聴きたかったですが、コニシさんのこれはものすごく興味深い指摘でした)、専門家の集まりでもないので答えがどうとか、主義主張がぶつかるとか、そう言うこともなく、とにかく楽しかったです。このお話は、またどこかでじっくりしてみたいです。

 なによりも、本が好きな人と話す喜びに、なんか脳内でβエンドルフィン的なホルモンが出ていた気がします。そして作家や作品、本について語るうちに、それぞれの創作の話にもなったりして、興味が尽きることがありませんでした。
 
 もっと詳しくこちらに記したいところですが、その日はそれ以上に盛りだくさんだったので涙を飲んで割愛します。なるほど、こういうことを、アーカイブで残すために「音声配信」という手もあるのだなとちらりと思いました。「配信」まで行かなくても、録音して置くというのは良さそうです。もちろん、緊張するので上手く話せなくなるという欠点もあるかもしれませんが、考えてみる価値がある、と思える「読書会」でした。

 次回以降の、読書会そのものについても相談しました。定期でやることは賛成だけれど、頻度が高いのは良くないだろう、ということで、2~3か月に1度くらいの開催はどうかという話になりました。
 人数も、今回のメンバーだけでというのではなく、noteで呼びかけてみてもいいんじゃないかということで、まずは日時を告知し、来られそうな人を募ってもいいのではということに。
 話す人数は、やはり「全員が話せる」としたら3~4人がベストじゃないか、ということになりました。
 とはいえ、メンバーが必ず参加できるとは限りませんし、風通しがよいほうがいいです。誰も集まらなければ中止もいいし、後から思いましたが多かったら2グループに分かれてもいいかも(この時は、貸し切りとかになってしまうかもですが。まあそんなことはなさそう。笑)。
 とにかく無理をしない、これがいちばんです。
 
 内容についても、今回は谷崎にしましたが、その時自分が読んで面白いと思った本を紹介するのもいいし、その時々でテーマを変えてもいいのかも、という案も出ました。そうしたら、参加したいと思う人の面々も、違ってくるかもしれません。

 私が今回初めて「読書会」を開催するにあたって思ったのは、まず最初に集まったメンバーが「近代文学好き(まあ好き、ほどほどに好き)」と知っていた、ということが大きいということでした。「共通項」があった、ということですね。でも、そういうことに固執してしまうと、偏った読書会にもなってしまうな、とも思いました。
 大きくくくれば、「本が好き、読むのが好き、書くのが好き」ということがあれば、それでいいんじゃないか、と思っています。
 
 世の中に「読書会」は探すと結構あり、PASSAGE運営さんも読書会を開催しています。でも知らない人達ばかりが集まって「なんか敷居が高い」「メチャクチャ詳しい人だけの中に、自分だけ話がわからなくてポツネンとしているのは嫌だな」と思ってしまうのも事実です。「この本について語るから、読んで来て」みたいな圧も結構辛いし、仕事が忙しくて読めなかったりも多いと思います。積読しかしていない自分には無理そうです。笑
 
 気軽に参加できる会、テーマが決まっている会、ガチ勢会、初心者会、いろんなバリエーションがあると面白そう、と考えてます。「本はあんまり読まないけど、書くのが好きな会」とか。
 参加してみたい会があったら、そして日時の予定の都合が合えば、次はあなたもぜひ参加をご検討くださいね!
 
 

アンソロジー企画


 いつまでも終わらないかもと思われる話を、しっかり軌道修正してくれるのが海人さん。
 次はアンソロジーの話になり、こちらは、やはり「テーマが必要」ということになりました。そして、おおまかなスケジューリングをしましょう、私の「自作本制作」の話を参考に、ということだったのですが―――

 したり顔で語りましたが、すみません。
 私はこれまで、時の流れに身を任せて自作本を作ってきたので、スケジュールをきちんと決めたことがありませんでした。作品は過去に出来上がっているものばかりですし、それを何十回何百回と読み、校正する時間が10年レベルで死ぬほどたっぷりありました。また、既にある作品を本にするのに、ページ数などを気にしたこともなく、印刷屋さんが「これだと1冊にするのは無理」という限界があれば、「じゃあ2冊にします」くらいなもので、「何万字、何ページに収める規定のある本」というのを作ったことがありません。文フリ前はさすがにスケジュールがタイトになりましたが、1からすべてを作る、というスケジュールを語るには不向きな人間でした。

 とはいえ、そういう当てにならない人間のざっくりした話をもとに、逆算して一応のスケジュールを決めました。

12月の文フリに出す(目標。どうしても間に合わなければ次に)。
 ↓
てことは、印刷・製本は11月中に完了
 ↓
てことは、10月には校正と装丁を完了
 ↓
てことは、9月には校正に入る
 ↓
てことは、8月末には脱稿

 本当にざっくりですが、こんな感じです。え?てことはなに?今、6月ですよね。8月まで2か月ですよね。創作大賞ありますよね。———という感じでその場は一瞬騒然としましたが(笑)、そこは渡邊さん。「10万字とかならちょっと無理かもですけど、2万字とか3万字とかなら大丈夫ですね。書けますよ、全然」みたいなノリ。流石すぎる。すげー。笑

(引用は、現在創作大賞応募作品『日輪』です。まだ連載途中ですが、すでに作品の中にぐうぅっとひきこまれてます。渡邉さんの作品はこの吸引力がすごいです。ちなみに私はその前の『弦月』を海人さんが絶賛していたことで、渡邉さんを知りました。『弦月』は前回の創作大賞の中間選考に残りましたし、その後の『月に背いて』も素晴らしい作品です)

 というわけで、まず最大に重要なのは「テーマ」ということで、これはのちほど、discordで相談することにしました。

 テーマについては、海人さんが鋭く研究されていますが、その場でも「やっぱりアンソロジーはテーマ次第というところがある、テーマがないとぼやけてしまう」ということになり、なるほどと思いました。

 また、アンソロジーの人数については(こちらは雑談の時に話したことですが)、まずは今回の3人で始めてみて、それをいいな、と思った人がいれば、参加してもらうという形もいいかもしれないね、と話しました。

 こちらも、まだまだこれからですが、走り出しました。

コニシさん「なんのはなしですか」を語る


 この時点で当初予定した時間(といっても皆さんと話し合っていたわけではなく、私の中でのざっくりした予定時間)になっており、海人さんが一度締めてくださったので、会は一応のお開きとなり、渡邊さんはここで「ではまた~」ということになりました。
 
 その後、少し雑談でもして終了、と思ったのですが、この雑談が盛り上がり、渡邊さん、ごめん!と思いつつ、話が弾んでしまいました。

 まずはコニシさんの「#なんのはなしですか」の話。


 想像以上に、大変なことになってました。最初は、noteの創作カテゴリの中で比較的影響力の強い複数人の方が同時多発的に使ってくださったのがきっかけだったそうです。その時使ってくださったのがひとりだったらダメだったと思う、とコニシさんはおっしゃっていました。3年コツコツ記事に刻み続け、「誰でもいいから使ってくれないかな」と思っていたにも関わらず、なかなか使われないまま3年目。突然、複数人が示し合わせたわけでもなく、同時多発的に使ったことがきっかけで、この事態に。
 回収して、丁寧に読み、コメントをつける。
 毎週、平均2万字くらいの記事が、10週以上続いています。
 みなさんが一生懸命書いている記事。面白くない記事などひとつもない、という信念のもと、そのコメントに背中を押され、また書きたくなる人多数。そして増え続ける投稿。
 でもお話を聴いていて「今この状況を面白がらなくてどうする」というコニシさんの意気込みや情熱を強く感じました。
 海人さんと「多くのnoterに書く喜びをくれたコニシさんにはやはり今年のオールカテゴリの創作大賞は取ってもらわねば困る」という意見で一致。そしてぜひとも、noteの方にこの状況を、そしてコニシさんがいかにnoterさんたちに勇気を与えているかを知ってもらいたい、公式バナーにしてほしい、という思いを3人で熱く語りました。

 そもそも、海人さんは、以前創作大賞に応募したコニシさんの作品が選ばれなかったことに強い憤りを感じ、その怒りで創作をするようになった、公募に応募した、ということで、コニシさんと私は「そうだったんですか!」とびっくりしました。
点火イグニッションの瞬間です。
 そうして創作をし始めた海人さんは、私が自作本を作っていることを知り「PASSAGE」という共同書店は吉穂さんにぴったり、と紹介してくださいました。それがきっかけで、私が「PASSAGE」の棚主になりました。

 私がkindle本を出してから棚主になるまでの経過をnoteで読んで「こういう人いるんだ、すげーな、と力をもらった」とおっしゃってくださったコニシさんが、吉穂堂で私の「自作本」の第一号のお客様になってくださいました。
 コニシさんが読んでくださったことで、私は文学フリマに出ることにしました。
 そして文学フリマを海人さんが手伝ってくれることになり、吉穂堂にコニシさんが会いにきてくれて、文学フリマでは感想の寄稿と当日のお手伝いという形でふたりに手伝っていただき、その結果が―――

 今日、この日。

 まさに点火イグニッションの連鎖!

 noteのつながりの中で、心に情熱に点火された数々のきっかけが、今に繋がっていると思うと、震えました。こうなるともう、不思議なご縁、としか言いようがありません。

 その「縁」は、もしかしたら漫然と受け止めていたら見逃していたかもしれないものですが、キャッチ&リリースした結果、こうして、「#なんのはなしですか」の公式バナーや読書会やアンソロジーとして結実していき(書きのたね@ブルボンヌさんの教えに従い、既に公式バナーになったかのように話してみた。笑)、ひょっとしたらこれからも、たくさんのnoteで楽しむみなさんを結び付けていくかもしれません。
 
 3年前にnoteを始めたときには、こんな今、こんな「未来」を予想することもできませんでしたが、ひとりの人のひとつの行動が、絡み合いながら確実に未来を創造している実例を、3人ともに噛みしめた読書会。

 なんか壮大な話になってた!!笑

 というわけで読書会もアンソロジー企画も始まったばかりです。
 ここまでの長文を読んでいただき、ありがとうございます。

 とても素晴らしい、充実した一日でした。
 海人さん、渡邉さん、コニシさん、ありがとうございます!
 
 そして次は皆さんと。
 吉穂堂で会いましょう。

PS:コニシさんへ。「#なんのはなしですか」のタグつけますが、回収しなくていいですからね~!!笑

 

 

 
 
 


 
 



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