渡邉有
思うがまま感想を書き連ねています
note創作大賞2024 恋愛小説部門応募作です
note創作大賞2024 お仕事小説部門応募作です
ワタナベワールド全開の掌編達です。
創作大賞2023恋愛小説部門 中間選考通過作品です。時間軸を超えて過去と現在の熱情が交錯する物語。宿世の業と自由意志について書きました。
創作大賞、中間選考を通過された皆様、おめでとうございます!創作グループ「青音色」でご一緒させていただいている、吉穂みらいさんの「眠る女」も通過しました!おめでとうございます! 私の作品は全滅です笑。応援して下さった皆様、本当にありがとうございました! 次、頑張ります!
酔っ払って、なんでか宮崎賢治の「銀河鉄道の夜」を青空文庫で再読しました。何回目だろう。相変わらず難解です。 やっぱり「青」という言葉がたくさん出てくるのですね。数えてみたら、30個以上ありました。(たぶん。酔っ払いの奇行なので間違ってるかも) 「わたくしという現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明」(「春と修羅」より)だから??? それにしても、カ厶パネルラはなぜ「サウザンクロス」ではなくて、まっくらな穴が空いている「石炭袋」で下車したのでしょう。 川に落ち
前回、とある企画に参加して音楽について語らせていただいたので、もう少しだけ続けようと思います。 ベリーダンスを習っていると、アラブ音楽をよく聴くことになります。 前回書いた通り、私は、小、中、高校と吹奏楽部に入っていたので、音を聴けばある程度はその楽器が何かわかるのですね。でもアラブ音楽は、ヴァイオリンとアコーディオン以外、全くわからないんですよ。聴きながら、これは一体なんの楽器の音なのだろう…??と考えてしまいます。あと特徴的なのは太鼓。ベリーダンスで使用する曲は、必
みらっちこと吉穂みらいさんからバトンが回ってきました。とある企画に参加させていただきます。 ミエハル様、チェーンナー様の 「カラオケバトンリレー」企画です。 さてさて、その内容とは。 ミエハルカラオケのルール バトンリレールール 「バトンリレーお返し」について 渡邉のカラオケ若い頃はよく行ったけれど、最近は一年に2回くらいですかね? 地声が低くて女性の歌謡曲が歌えないので、あんまりマイクを持ちません。でもこのあいだ酔っ払ってオトナブルーとか10-FEETを歌った
吉穂みらいさん、海人さんにお声がけいただき、東京文学フリマに向けて同人誌づくりを開始しました。人気noter様とご縁がつながり、なんだか夢のようです。 年始に一年間の目標として、「文学フリマというものに行ってみたい。あわよくば出店したい」なんて書いたのを思い出します。毎年のことながら、その時点では全く現実味のない目標でも、書くと大きく夢に近づくんですよね。 さて、同人誌活動ですが、小説は書き終わったので、今は色々なことを打ち合わせしながら、互いの作品を校正し合ってい
先日ふと、「相剋」という言葉が気になり、それをタイトルにした小説を書きたいな、なんて思い浮かびました。一人の人間に存在する二面性の対立、いわば陰陽みたいなものをテーマにして。例えば、自分の中にある陰キャ陽キャ、男性性女性性、というようなものです。 そんななか、SNSで萩尾望都先生の「半神」という読み切り漫画の存在を知りました。40年前のものです。それが結合双生児の物語なんですね。創作の参考になるかなあ、買おうかな、と思っていたところ、たまたま読み始めた小説が結合双生児の話で
相羽亜季実さんに、創作大賞恋愛小説部門応募作「月に背いて」をご紹介いただきました! 相羽亜季実さんは、数々の素晴らしい小説を投稿なさっているnoterさまです。そんな方に読んでいただけるなんて! 本当にありがとうございます。 「リアルな恋の手触り」という感想が、すごく心に残りました。 恋愛小説のリアリティってどこからやってくるのでしょう。その正体とは一体? 設定?相手役のキャラクター?それとも心理描写? じ、自分でもさっぱりわからないのです。 でもきっと、どんなにファ
遠藤周作の「侍」を再読。多分三回目です。やっぱり素晴らしい。三回目ともなると、もはや純読者ではなくて、小説の手法を盗もうと躍起になってしまう。 会話の合間に挟まれる美しい情景や所作の描写。それが心情を効果的に表現している。直接的な描写よりも心に響く。 また、今回はキャラクター達の生きざまに想いを馳せてしまう。特に主人公「侍」こと、長谷倉六衛門について。彼は東北の痩せた土地の地侍です。ともに暮らす農民達と同様、どんな苦境も運命と諦めて、ひたすら耐え抜くのです。最期まで。そん
今日は家族で山奥の日帰り温泉へ行ってきました。渓流沿いにある絶景露天風呂目当てに。 まず、地元で有名な蕎麦屋で田舎そばを食べました。開店30分前からすでに長蛇の列…。 蕎麦殻が多く、硬くて歯ごたえ抜群の蕎麦は珍しいので、人気なのも納得です。美味しくて感動。更科そばとは違い、ツブツブが残る食感が娘には合わなかったようですが。 昼食後、日帰り温泉に到着。そんなに混んでなくて良かったです。ここは冬はスキー客、夏は登山客で賑わうようです。今どき大人650円。物価高騰祭り
娘が「海で泳ぎたい!!」と言い出しまして、家族で新潟県にプチ旅行してきました。 海水浴なんて何年ぶりでしょう。ラッシュガードを着込み、日焼け止めを何層にも塗り重ねて、いざ出陣! 混んでないし、波は穏やかだし、とても癒されました。やっぱり海は特別ですね。 私は海なし県で生まれ育ち、小学6年生の時の臨海学校まで、海を見たことがありませんでした(世の中にはこんな人間もいるんですよ!) なので、いまだに波打ち際に立つと、「日本の果てまで来てしまった…!」と胸が熱くなるので
小説投稿期間中と投稿後に読んだ小説の感想を書こうと思い立ったはいいものの。 おやおや??私何読んだんだっけ?と思い出せない始末。 Blueskyで確認したら意外にたくさん読んでました。その中で印象に残ったものをご紹介したいと思います。 安部公房「箱男」 タイトル通り、段ボール箱をかぶり生活する人間の話。な、難解でトチ狂ってる…。視点が錯綜するので、現実と虚構の境目がわからない。さらに、窃視などのフェチズム描写が臨場感にあふれていて、息遣いまで感じられそう。圧倒的。でもそこ
海人さんに「日輪」をご紹介いただきました。 海人さんは私がnoteを始めた頃からフォローさせていただいています。彼女のフォロワー様はご存知だと思いますが、本当にありとあらゆる小説を読んでいらっしゃいます。特に近代文学、英米文学に非常に明るい方です。 そんな方に感想をいただいて、光栄の極みです。ありがとうございます。 「日輪」は、noteに投稿する前に、主人公を変更したり大幅な加筆修正をしました。起伏の少ない、緩急に乏しい小説だと自覚していたので、少しでも読者の方に
パッパルデッレさんが「月に背いて」の感想を書いてくださいました。 パッパルデッレさんは私がnoteを始めた初期からフォローさせていただいている方です。近代文学、現代文学、さらには近代史など、幅広い知識と教養を持つ方です。年代問わずあらゆるジャンルの作家に精通しておられ、文学に造詣が深いのです。時々おすすめの小説を教えてもらっています。 それにしてもですね、裏設定を丁寧に考察してくださっていて、すごい感性と読解力だなあ〜、と感動しました。 正直、「月に背いて」
今日は河童忌。芥川龍之介の命日です。私は芥川龍之介が大好きです。気に入っているいくつかの短編を阿呆みたいに何回も読み返しています。 芥川にハマったきっかけは「歯車」です。半分は遺稿であるこの小説の、悲しい狂気に激しく魅せられて、以降芥川作品を読みふけるようになりました。 当時青空文庫には小品や随筆を含めた芥川の作品が250くらい公開されていて、(今はもっと多いかも)それを毎日順番に読みました。全て読み終わったあと、またはじめから読みました。3巡しました。そのなかで自
最近購入した本達です。近所の書店よりもブックオフの方が遥かに品揃えが良く、最近はブックオフばかり行ってます。そこまで読みたいと思っていなくても、110円だとつい買ってしまう…。 ちゃっかり「うしおととら」も混ざってます。「からくりサーカス」は読んだことあるけど、うしおととらは初見。私は少年漫画が大好きです。普遍的なテーマを魅力的なキャラを通して躍動的にえがいているところが素敵です。勇気、友情、フェアプレイ、仲間、愛!!みたいな。それに比べて純文学ってなんであんなに暗いんだ
近所の病院で乳がん検診を受けてきました。自治体の検診です。 予約しなくてもすぐ診てもらえるし、空いてるし、田舎って素敵だなあ。 まずマンモグラフィを撮りました。女性の放射線技師さんが丁寧に対応してくださいました。なんだかよくわからない方向におっぱいを引っ張られたり、凄まじい圧力を加えられたりしながら、無事に撮影が終わりました。 私は日輪あとがきで書いた総合病院で働いている時、放射線治療室に入ることがあり、その時は空き時間によく放射線技師さん達とおしゃべりしたなあ…と思