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シンクロニシティ

先日ふと、「相剋」という言葉が気になり、それをタイトルにした小説を書きたいな、なんて思い浮かびました。一人の人間に存在する二面性の対立、いわば陰陽みたいなものをテーマにして。例えば、自分の中にある陰キャ陽キャ、男性性女性性、というようなものです。


そんななか、SNSで萩尾望都先生の「半神」という読み切り漫画の存在を知りました。40年前のものです。それが結合双生児の物語なんですね。創作の参考になるかなあ、買おうかな、と思っていたところ、たまたま読み始めた小説が結合双生児の話でした。 

芥川賞作品、「サンショウウオの四十九日」です。単純に創作活動のために、芥川賞作品の勉強をしようと思って、何も考えずに文藝春秋を手にとったのです。

そこには
相補相剋、陽中陰、陰中陽

などの言葉がありました。おやおや??

(サンショウウオの四十九日ですが、小説として面白いか面白くないかはさておき、個人的に非常に興味深いテーマが盛り込まれていたので、貪るように一気読みしました。あとで感想を書ければいいなと思います)


 あとですね、9月に読書会をする予定がありまして。そこに「江戸川乱歩」の名前が挙がりました。江戸川乱歩作品の中だと、私が一番好きなものは……「孤島の鬼」かなあ、なんて思ったのですね。で、よくよく考えてみると、「孤島の鬼」にも結合双生児がでてくるんですよね。

 シンクロニシティやん!!と思った次第でございます。結合双生児なんて、なかなかかぶりませんよ。

 そういえば日輪を書く前も、シンクロニシティがあったんですけど、こういう時って、書ける気が全くしなくても絶対に書いたほうがいいんですよね。なので、頑張ろうと思います。け、結合双生児の話ではないにしても、二面性をテーマにしたものを!



宣言しないと多分書けないので、この場を借りて勝手に宣言させてください。

読んでいただきありがとうございました!

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