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文学フリマで気になる本 その2

 これまでにも何度かお伝えしましたが、5月19日(日曜日)開催の文学フリマ東京に吉穂堂の販売員として参加します。自分の本を売るわけではないので、「吉穂さん、お一人で大変だな」「すごいパワーだな(爪の垢もらって飲もうか)」などと呑気に構えていたのですが、ここにきてようやくエンジンがかかり、当日のイメトレも兼ねて、会場になる東京流通センターを下見してきました。

 東京流通センターは、東京モノレールの流通センター駅にあります。私が住んでいる東京の東側(下町)からはかなり遠いイメージだったのですが、予想外に早く着きました。浜松町って、東京駅からは山手線で3駅なんですね…。上野や品川、東京方面、羽田空港からも近いので、地方在住の方にも便利な場所だと実感しました。

 東京モノレールも激混みの印象があったのですが、旅行客が乗らない各駅停車だと、それほど混んでいなかったです。流通センター駅は、区間快速と各駅停車が停まりますが、混雑が苦手な方は、空いている各停で行った方が良さそうです。

浜松町駅からは3駅10分の距離です。
流通センター駅

 流通センターは、こじんまりとした駅で、出口も確か1つしかなかったと思います。改札を出ると、目の前に文学フリマの会場である東京流通センターがありました。吉穂堂が出店する第二展示場は、改札から徒歩で1分もかからない距離にあります。極度の方向音痴である私でも、絶対に迷いそうもないので、安心しました。
 流通センターの駅前には立ち食い蕎麦屋があり、また小さなローソンや自動販売機もあったので、飲み物程度は現地調達できそうです。

第二展示場の入口

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 下見を終え、吉穂さんとビリヤニを食べつつお話をしたのですが、吉穂さんのパワーの影響か、「私も本を作ってみたい」「1人で1冊分の小説は書けないけれど、noteで知り合った方々と一緒にアンソロジーを作ることなら、できるのではないか?」などと夢が広がりました。
 アンソロジーで1番簡単なのは、特に縛りも設けず、短編を出し合う形だと思いますが、シロクマ文芸部でやっているように、何らかのテーマを決めて、それに沿った短編を集める形が面白いかなと考えています。

ランチで食べた野菜ビリヤニ

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 アンソロジーを作るという目標ができたので、今回の文学フリマでも、アンソロジーを何冊か買う予定です。
 現時点で気になっているアンソロジーを挙げると…。

芥川心之介さんのブースで頒布される『汀心』は、恐怖にまつわる作品が収録されているようです。noteで冒頭部が公開されている「ミックロンソンおばけ」が好きな雰囲気だったので、とても楽しみです。(フォローしていない方を紹介していいのかわからないので、気になる方はタイトルで検索してみてください)

秘密結社きつね福さんの『アンソロジー 名刺にまつわる記憶あるいは空想』もnoteで見つけました。タイトルを見ただけでは、作品の内容が全くイメージできないのですが、そこがすごく好奇心をくすぐり、読んでみたくなりました。

こちらも、noteで見かけた作者さんです。ゲイ文学のアンソロジーとのことです。もともと男性の登場人物が多い小説が好きなのと、お値段もワンコインで手ごろなので、ブースを訪問してみたいです。

ペンシルビバップさんの最新刊は、幽霊がテーマの作品集だそうです。こちらも好きなテーマですし、ワンコインで買える手軽さもいいですね。

アンソロジー以外の気になる作品も紹介します。

戸夏光さんは、noteに書かれたご本人の記事が心に残りました。ストイックに文章と取り組まれている方という印象です。

それ以外の気になるブースや作者さんは以下の記事にまとめています。純文学中心に探す予定の方は、参考にしてみて下さい。

お手伝いをする吉穂堂さんのポスターです。

吉穂堂のポスター
吉穂さんの作品一覧
会場図

それでは、5月19日に、吉穂みらいさん共々皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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