悩み・苦しみの素
例えば、、、
雨雲に向かって「晴れろ!この野郎!」と必死に叫んで怒ってる人がいるとします。
この人を見てどう思いますか?
(いや、無理だし)(不可能だろ)とか、(映画の撮影かな)とも思いますよね。実現できると思う人は誰もいないと思います。
今回は天気に向かって叫んで怒っている人、みなさんの中にも存在しますよ。って話しです。
全ての悩みは人間関係にある
人の悩みは人間関係からだとアドラーは唱えているのはご存知かと思います。ではストレスって、どこからくるのでしょう。ストレスは嫌なことだけではなく、良い出来事でもストレスになります。いつもと違う変化が起きた時にストレスは感じる傾向にあります。しかし、今回は少し違った角度から考察してみたいと思います。
ストレスを感じる時
・誰かに支配とコントロールされそうになった時。
・誰かを支配とコントロールしたい時
誰だって支配されたくない。ま、これはすぐ理解できるかと思います。ただ、支配とコントロールしたい気持ちってありますよね。恋愛に置き換えて考えると露骨にこの感情は出て来ませんか?(笑)違った角度でみるとこれがSとMの正体だとは思いますが、今回はSとMのお話しは置いといて、、、
恋愛にかかわらず、人間関係でも影響しています。そもそも、誰かを支配して思い通りに動かしたり、変えようなんて、出来るはずがないのに、それをしようと求める。人をコントロールできるはずがない。それより自分を変えろ。とよく言われてるのはこのこと。ちなみに、これが捻くれた形で出るのがハラスメントだったりします。
感情のコントロール
コントロールしたくなるのは、目の前の人を物理的に動かそうと言うだけの話でなく、人の感情にも当てはまります。会社でのストレス、それだけではなく生きづらさを感じているとき「人からこう見られたい」「評価されたい」「人が離れていくのではないか」ここがアドラーは悩みの原因だと唱えてます。これもコントロールと言えませんか?人がどう見ようとも、どう評価しようとも、人が離れていこうとも、自分からコントロールできない。どうしようもない。どうすることもできない。
コントロールしない。というマインドは自分の心に対しても同じです。不安になったり、悲しんだり、恐れたりする感情は、誰にでもあり健全な証です。しかし、その感情を出すのはダメなこと。自分は弱い。と、責めてませんか?そして、ありのままの感情を隠そうと抑圧しようとする。これはメンタル的にとっても不衛生です。感じた感情には罪はないんですよ。
少し余談ですが、EAPカウンセラーというのは、年世界恐慌でアルコール依存症が増加した後の1935年頃アメリカでアルコール依存症を救うための自助会に起源があります。その会の教訓?のような12ステップの中に「我々はアルコールに対して無力である」と言う言葉があります。
なぜかと言うとアルコール依存症の人はこの様に言います。「自分はいつだってアルコールの摂取をコントロールできます。」と、嘘を言います。
この無力と言う言葉は自分ではコントロールできません。と手放すことを促していると言えます。それはコントロール出来ないので欲望のままアルコールを飲んでしまえっ!て、ことではありません。湧き上がる欲望を無理に抑圧することを手放すという意味合いです。このニュアンス伝えるの難しいですが。。。依存症者は罪悪感を抱えてて、禁止されるもしくは有害なものに依存する傾向があります。罪悪感と依存症は深い繋がりがあるんです。その罪悪感を手放しましょうということでもあります。
どうやったって天気は変えられない。
人をコントロールしない。どう見られたってあなたの問題ではなく、相手の問題。離れていく人だっている。だからといって横柄な態度をせず、いつも丁寧な人付き合いをする。自分の感情もコントロールしない。不安なら不安だと言えばいい、怒りたかったら怒ればいい、泣きたきゃ泣けばいい、自分の感情に素直になると魅力が溢れてくるものです。
”コントロールしようとしてうまくいかないからストレスが溜まる”
コントロールするのは諦めましょ。依存心があるとどうしても執着しがちですが、執着する感情ほど手放なす。簡単にはいかないかもしれません。修行のようなものかもしれません。トライ&エラーを繰り返し、少しづつでもいいので目指してみてください。これができた時、無駄なストレスなく、楽に生きられるし、人間関係がうまくいくし、幸せに向かう。これがメンタルの自立。ありのままの自分でいられるということ。
I am OK. you are OK.
私は私のままでいい。あなたもあなたのままでいい。
<お知らせ>
コロナの影響もあり期間限定でオンラインカウンセリングサイトをオープンしました。
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