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誰も教えてくれない建設現場の安全対策

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現場で働く人たちがやる気になり事故を防ぐ方法を紹介するマガジンです。 現場で注意したり、現場の設備を整えるだけでは事故はなくなりません。 ルールが増えるばかりで生産性が落ちるばか… もっと読む
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誰も教えてくれない建設現場の安全対策|曖昧の指示が命を奪う!あなたの指示は、大丈夫!?

誰も教えてくれない建設現場の安全対策|曖昧の指示が命を奪う!あなたの指示は、大丈夫!?

~曖昧の指示が命を奪う!あなたの指示は大丈夫?~3年前の話になしますが、ある小学校の一年生が、校外学習後に「ちょっと疲れた!」と言って教室で休んでいました。
しばらくすると、急に具合が悪くなり救急車で病院に運ばれましたが、亡くなってしまいました。

市の教育委員会から学校に配布された救急マニュアルは、「適切な処理を行う」としか書かれていなかったそうです。
悲しい事件ですね。

これから、汗をかく季

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誰も教えてくれない建設現場の安全対策 |事故の本当の原因を究明する魔法の質問 ~そのとき、どんな気持ちだったの?~

誰も教えてくれない建設現場の安全対策 |事故の本当の原因を究明する魔法の質問 ~そのとき、どんな気持ちだったの?~

~事故の本当の原因を究明する魔法の質問
そのとき、どんな気持ちだったの?~前回は、マンネリ化し始めたとき事故を防ぐ魔法の質問をご紹介しました。
「今日、もし事故が起きるとすれば、どんな事故が起きるだろうか?」
つねに危険に関心を持てる質問を投げかければ、事故は無くなります。

今回は、万が一事故が起こってしまったとき、再発防止のために原因を追究していく魔法の質問をご紹介します。

多くの現場では、

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誰も教えてくれない建設現場の安全対策|マンネリを無くし事故を無くす魔法の質問

誰も教えてくれない建設現場の安全対策|マンネリを無くし事故を無くす魔法の質問

マンネリを無くし事故を無くす魔法の質問~もし、今日、事故が起きるとすれば、どんな事故が起きるだろうか?~

前回、脳はイメージしたことを勝手に実現してくれ、さらに、人が力を発揮するのは、「好きなこと」をするときか「ピンチ」のとき、だから、仕事をする前に、「ピンチ」の場面のイメージをすれば事故が防げるということをお伝えしました。

そのために『4ステップKY+アドバイス』やっていますか?

▼前回『

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誰も教えてくれない建設現場の安全対策

~現場が質問体質になる~

誰も教えてくれない建設現場の安全対策 ~現場が質問体質になる~

~現場が質問体質になる~ある建設現場に安全パトロールに行ったとき、「いつもどんなところに気を付けていますか?」と現場のスタッフに質問してみました。

すると、重機(建設用の大きな機械)に近づくときは、必ず手を挙げてオペレーターと合図の確認をとるなど安全のポイントを的確に答えてくれました。

(素晴らしい!)

普段なら、安全パトロールは現場のダメ出しをしにいくので、こんな質問はしないのですが、現場

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誰も教えてくれない建設現場の事故対策 |事故防止は指示よりイメージが効果的!

誰も教えてくれない建設現場の事故対策 |事故防止は指示よりイメージが効果的!

~事故防止は指示よりイメージが効果的!~今回は、事故防止のために現場で働く人たちにズシーンと心に響く伝え方を紹介します^^

さて、あなたは、人から「ああしない!こうしなさい!」とういう指示をされて、何を指示されたのか覚えているでしょうか?
聞いた瞬間に忘れている人もいるかもしれません。(笑)

言われた言葉はすぐに忘れてしまうけれど、映画みたいに心に残る映像シーンは覚えていませんか。それもセリフ

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誰も教えてくれない建設現場の事故対策|ヒヤリハット(失敗事例)を引き出す方法

誰も教えてくれない建設現場の事故対策|ヒヤリハット(失敗事例)を引き出す方法

ヒヤリハット(失敗事例)を引き出す方法脳科学者の茂木健一さんは、
日本経済新聞2008年3月10日付で、こう述べています。
「人は達成できると脳内でドーパミンと言う報酬物質が出て脳が喜び、
直前にやっていた行動回路が強化されます。
『強化学習』と言って物事が上達するコツです。」

KY(危険予知)でも、
ヒヤリハットの前に先取りハット(成功事例)を取りあげるようにすれば
茂木さんが言うように自分達

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誰も教えてくれない建設現場の事故対策「あの日を忘れないために!」

誰も教えてくれない建設現場の事故対策「あの日を忘れないために!」

前回は「危険を危険と感じる思考を育てる」でした。
https://note.com/yoshidayuji/n/na39b93b80230

今回は、「あの日を忘れないために!」です。

事故が起きてしまって、もう二度と事故を起こさないと誓ったつもりでも、
しばらくすると、事故が起きたあの日を忘れてしまうことはないでしょうか。

「実は、こんな時が危ないんです!」

「どうしてでしょう?」

なぜ

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誰も教えてくれない建設現場の安全対策
~危険を危険と感じる思考を育てる~

誰も教えてくれない建設現場の安全対策 ~危険を危険と感じる思考を育てる~

事故が起きたとき、
どんな対策をとりますか。

多くの人が、事故が起きると、
不安全行動をしないためのルール作りや
安全設備を整える外的要因の対策に力をいれます。

これはこれで大事なことです。
しかし、事故を防止するためには
「事故を起こした本人に何を感じているか?」
とういう内的原因も重要になってきます。

なぜなら、ルールや設備が整っていても、
それを守ろうとしない不安全な思考、
『危険を危

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見えない危険が見えるために!その2
 ~絶えず危険について問い掛けしていますか~

見えない危険が見えるために!その2  ~絶えず危険について問い掛けしていますか~

前回は、「見えない危険が見えるために!人は関心のあることしか見えない!」をお伝えしました。

セブンイレブンの看板の最後の文字が小文字の「n」になっているのをお気づきになりましたか。

(まだの方は、是非確認してみてください!
関心を持つことが大事ですよ)

繰り返しになりますが、見えない危険が見えるようになるためには、
危険に関心を持ってもらうことがとても大切です。

危険に関心を持ってもらうた

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見えない危険を見える化して事故を防ぐ建設現場のマネジメント術| 人は関心のあることしか見えない!

見えない危険を見える化して事故を防ぐ建設現場のマネジメント術| 人は関心のあることしか見えない!

誰も教えてくれない建設現場の安全についてお伝えしていきます!

◆人は見えているようで見えていない

今回は、見えない危険が見えるために!
どうしたらいいのか考えてみましょう。

コンビニのセブンイレブンに行って看板の最後の文字が小文字の「n」になっているのをご存知ですか。

「7ELEVEn」 です。

(へ~、そうなんだ!)

これは商標登録上大文字の「N」だとデザイン性がないということで認め

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