見えない危険を見える化して事故を防ぐ建設現場のマネジメント術| 人は関心のあることしか見えない!
誰も教えてくれない建設現場の安全についてお伝えしていきます!
◆人は見えているようで見えていない
今回は、見えない危険が見えるために!
どうしたらいいのか考えてみましょう。
コンビニのセブンイレブンに行って看板の最後の文字が小文字の「n」になっているのをご存知ですか。
「7ELEVEn」 です。
(へ~、そうなんだ!)
これは商標登録上大文字の「N」だとデザイン性がないということで認められず、やむなく小文字の「n」にしたということです。
なかなか気づけないですよね!
人はすべてが見えているようで見えていないのです。
◆興味のあることしか見えていない
車に興味のある方は、車が通りすぎるたびに車が気になります。
異性に興味のある方は、異性が気になり通り過ぎる人、出逢う人が気になります。
つまり自分の関心のあることしか人は見えていないのですね。
(ええ、そうなのかな?)
そうなんです。
人は自分の興味、関心のあることしか見えないのです。
だから、危険を見えるようにするたまには、
危険に関心を持って貰えばいいのです。
(え、どうやって?)
それは、あなたが毎日やっているKY(危険予知)活動なんです。
KY活動では、働く人達に「今日の仕事でどんな危険がありますか?」
という問い掛けをしていますよね。
「どんな危険がありますか?」と質問され始めて自分にどんな危険があるのか考えます。
この考えることが大事なんです。
◆考えることで危険に関心を持つ
勝手に脳は考えだします。
「自分にとって危険とは?」
この意識を持って現場に出れば働く人達は、何か危ないことがあれば
「あ、これ危ないかも知れない」と感じてきます。
これは、その方の経験により度合いが違う場合もあると思いますが、なんとなくでも違和感を感じているはずです。
これが見えない危険が見えるようになる一歩なんです。
逆に何も関心を持たずに現場に出れば危険が近づいて来ても気が付かないままで事故につながるかも知れません。
例えば、クレーンで吊った荷物が近づいてくるとします。
「危険は何か?」と危険に関心を持っている人は、荷が落ちてくるかもしれないというイメージが浮かび、その下には入らないようにします。
一方、危険に関心のない人は、そのまま気にせずに通り過ぎてしまいます。
この違いは、大きいと思いませんか。
だから普段我々がやっているKY活動が大事なんです。
このKYで「自分の危険は何か?」と考える習慣を作っているからです。
人はなかなか自分で自分への問い掛けができません。
でも、誰かからいつも「今日の危険は何か?」と問い続けられれば、それが癖になり習慣になります。
ここが出来ているかがKY(危険予知)のポイントになります。
◆今回の質問
「働く人達は、何に関心を持っていますか?」
是非、チャレンジしてみてください!!
次回に続きます。お楽しみに!(^o^)!
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