吉田美津江

株式会社フライメディア 顧問。留学を機に中国の魅力にハマり、バラエティ番組を中心に、年…

吉田美津江

株式会社フライメディア 顧問。留学を機に中国の魅力にハマり、バラエティ番組を中心に、年間400本以上の中華圏のコーディネート、リサーチ業務などの会社を設立。中国向けのタレントPR・ライブ配信なども拡大中。中華圏の最新情報を発信!https://flymedia.co.jp/

最近の記事

マクドナルド✖️書店はどんな感じ?

2021年10月、マクドナルドの中国本社ビルが上海オープンした。ビルの1階にはマックカフェ、2階にはマクドナルドが入っている。 先日現地のライターさんと弊社スタッフが実際出向いて取材してくれたのだが、普段抱いていたマックのイメージを覆すような、それはそれは、センスがいい感じのお店だ。 中国マクドナルド本社ビルの浜江総部旗艦店 1階はなんと書店とコラボのマックカフェだ。マック✖️書店と聞いた時、一体どんな感じだろうと思っていたのだが、暖かみもあって、レイアウトもとてもセン

    • 「日本流行丼大賞」の季節がやってきたぁ

      昨年の第一回に引き続き、今年も年末に『日本流行丼(りゅうこうどん)大賞』が発表される。すでに10月から選考も始まっている。 この大賞に関しては、私も仕事柄、アジアの食文化を知るものとして、審査に協力させていただいており、興味を持って「今年の流行丼」を考察しているところだ。 丼というのは、日本独特の飲食文化。「丼」という漢字自体は、唐の時代に中国から日本に入ったもののようだが、すでに中国ではこの漢字が一般に使われることは少なく、近年、日本から逆輸入された日本の「丼」を表す言

      • 中国語で夫の父母をなんというか?

        先日、主人の父の体調がよくないという電話をもらい、その話を中国人の友人に話そうとして、「夫の父を中国語でどういえばいいんだろう」と、はたと考えた。 中国語だと親戚関係の単語は、父方、母方で使い分けている。正直かなり複雑で、大雑把な私は、正直呼び名などどうでもいいじゃないか、と思っていて、これまで記憶から遠ざけてきた。しかし、この年齢になっても「夫の父(老公的爸爸)」という拙い言葉で済ますのも恥ずかしく、ちゃんと話せたらいいなと思い始めた。 中国語の口語として、父、母のこと

        • 中秋節がやってくる!

          北京の方とwechatで通話していたら、中秋節の話が出た。「中秋節だから、お茶でも送ってあげようかと思っているから、住所教えてよ」そう言われて、「ああ、もうそんな時期なんだな」と思い出した。 中秋節は、旧暦の8月15日の行事。毎年西暦だと日程が異なるが、今年は9月21日(火)にあたる。今年中国大陸では、9月19日(日)〜21日(火)が三連休となる。(余談だが、18日は土曜日だが、出勤になる) 日本では中秋の名月で、月見団子がセットととなるが、中華圏では、家族が集まって食事

        マクドナルド✖️書店はどんな感じ?

          どんな中国観を持っていますか?

          先日、新聞記事で、中国事情に詳しいフリージャーナリストの中島恵さんの中国観に関する記事を拝見した。日本は旧来のステレオタイプな「中国観」から脱却すべきだと指摘する内容のものだ。(2021年8月19日 朝日新聞 文化面) 2020年12月時点での在留中国人のうち、中国人はおよそ3割、約78万人。「福井県の人口よりやや多い人数だという。近年のITの発達で、中国版ラインとも言われるSNS「微信(ウィーチャット)で、中国人は日本社会で、日本人に頼らなくても生活ができ、日本社会と在日

          どんな中国観を持っていますか?

          台湾のマンゴーの悲劇!

          東京の世田谷に住んでいるのだが、先日二子玉川のライズにいった時に、娘から、「5月に『果実園』がオープンしたからいってみない?」と言われた。「果実園」といえば、フルーツをふんだんに使用したパフェやケーキが評判のフルーツパーラーだ。ショーケースにはまるまる果物が入ったスィーツが並んでいて、いかにも美味しそう。ただ残念なことに、順番待ちをしていた人があまりにも多すぎて、実際入ってみるのを諦めてしまったのだが… 日本のフルーツは中華圏でも美味しいと大人気だ。 「果実園」は香港から

          台湾のマンゴーの悲劇!

          規制と付き合って、中国向けライブ配信

          東京オリンピック、真っ只中だ。日本勢の連日メダルラッシュのニュースで日本も湧いている。当然、世界から東京に注目が集まっている。 そんな中、中国の巨大IT企業・テンセントに弊社へ中国向けのライブ配信のオファーがあった。東京オリンピックの期間、東京から中国に向けてライブ配信をし、オリンピック気分を盛り上げていこうというものだ。 弊社では数人のタレントさんと海外向けのPR 契約を結んでいるが、その中で中国に熱心にアプローチしているのが、双子のお笑い芸人・ザ・たっちさん、フリーバ

          規制と付き合って、中国向けライブ配信

          歴史のある街を散策するのは楽しい

          上海在住の日本人の間で、上海市内の古き街並みを歩きながら、その歴史や風俗文化などを日本語解説で聞く現地発信のツアーが人気だという。 大人気のスタディーツアーが「白相大上海-Shanghai City Walk-」。2018年からスタートし、運営担当の日本人女性•宇山つむぎさんと、上海歴史研究家の格里董(グーリー・ドォン)さんが中心人物だ。始まりは、宇山さんの友人が上海に来たときに、格里董さんにお願いして5〜6名での街歩きツアーを企画したこと。路地裏で現地の人々の生活を垣間み

          歴史のある街を散策するのは楽しい

          中国の「スマートベンチ」から思ったこと

          最近中国の公園に続々導入されている「スマートベンチ」なるものがあるそうだ。このベンチ、太陽光発電を備えており、無線充電もできるし、USBもついている。またBluetooth通信対応音響システムも備わっており、手持ちの端末とペアリングをすることで自分の好きな音楽をベンチのスピーカーで鳴らすことができる。椅子の下部にはLEDライトが付いていて、将来的には、WiFi通信もできるようになるという。 実際の風景を想像してみよう。公園に行く。「あー、携帯のバッテリーがもう数% だぁ」な

          中国の「スマートベンチ」から思ったこと

          流行りの夏のスイーツと伝統漢方の飲み物

          よく中国人は、体を冷やすようなものを避ける傾向があるいうが、暑い夏、ひんやりスイーツはやはり美味しく、現在、中国でもインスタ映えするようなひんやりスイーツが人気だ。 「冰淇淋」(ビンチーリン)、アイスクリームの中国語だ。留学したばかりの頃、道端や公園で「ビンチーリン」といいながら、四角い箱を持って歩いている人をよく見かけ、何かかなぁと思っていたら、アイスを売っていた。アイスと言っても、典型的な棒アイス。「中国の棒アイスの棒は、リサイクルされているから、衛生的じゃない。お腹を

          流行りの夏のスイーツと伝統漢方の飲み物

          ワクワクして創造していくことが大切な時代

          コロナで本当に時代がガラッと変わったと感じる。1年あまり続くコロナ禍で、業務は在宅メイン、打ち合わせはオンラインに切り替わり、社会に必要とされる仕事も、個人に求められる能力も変わっている。 ITが普及し、個々人がどんどん発信をし、自らの想像力で社会のニーズに応え、それで生活ができる時代の到来。素晴らしい時代にも思えるが、これまでの従来の社会の枠組みで生きてきた私のような世代は、正直戸惑いがないと言えば、嘘になる。 とは、言っても時代はもう変化している。よりよく生きていくに

          ワクワクして創造していくことが大切な時代

          中国向けライブ配信で生の「幽体離脱」に感動

          月1回程度、中国向けのライブ配信を行っている。 私たちが海外マネジメントしているレディビアードをMCとした内容で、ゲストを招き、1時間半に渡ってゲームをしたり、ダンスしたりとバラエティに富んだ内容をお届けしている。 4月はフリーバスケの世界チャンピオン・ZiNEZさんとレディビアードの新ユニットの「BABYBEARD」がゲスト。(その時の詳細は以下から) そして先週金曜日は、双子のザ・たっちさんをお招きして、配信をおこなった。ザ・たっちさんは、さすが芸人さん。番組を楽し

          中国向けライブ配信で生の「幽体離脱」に感動

          中国のポテチにはどんな味がある?

          海外に行って、必ず見たいと思うのは、その土地の地元のスーパー。売り場を一回りするだけでも十分楽しめる。「こんな野菜があるんだ、お肉ってこういう風に売っているんだ」その土地の生活に触れられる楽しさがある。 地元のスーパーで、お土産を探すこともある。ちょっと旅の土産話になるような、ウケが狙えそうなおもしろ商品に出会えることがあるからだ。よく私がお土産として買って帰るのは、やはりもらってもそんなに困らないお菓子だ。 食の安心も含めて、よく手が伸びるのは、日本メーカーが中国展開し

          中国のポテチにはどんな味がある?

          中国で話される言語=中国語ではない話

          世界で一番話されている言語は?と問われれば、皆さん間違いなく、答えるのが、「中国語」だろう。色々統計はあるが、文部科学省のデータによると、中国語を母国語としているのは、8億8500万人、中国語を使用している人口は、10億7500万人だそうだ。もちろん世界で一番多い言語人口だ。 「おいおい、中国の人口は、14億とか言わない?」という声が聞こえてきそうだが、この中国語と言われているのは、中国語の標準語で、中国語でいう「普通語」、英語でいう「マンダリン(Mandarin)」を指し

          中国で話される言語=中国語ではない話

          中国人YouTuber・李子柒の人気にみる価値観の変化

          先日ゴールデンウィークで、山奥の渓谷沿いの山小屋で過ごした。学生時代に山登りをしていたこともあり、山が大好きで、自然しかないところに身をおいていてもあまり苦にならない。河原の石を拾って、清流に向かってひたすら投げて過ごした。 そんな私なので、昔、中国人の友人に「田舎で暮らしたい」という話をした際、友人から「日本の田舎は不衛生でないのか?」「生活レベルは低くないのか?」と問われた。日本の農村は、過疎化が問題になっていても、整備が一応に進んでいて、農村=汚いというイメージはない

          中国人YouTuber・李子柒の人気にみる価値観の変化

          GWに行きたいオススメ中国スポット

          昨日からすでに日本はゴールデンウィーク。緊急事態宣言が発令されているエリアでは、外出もままならないが、せめて気分だけでも旅に行った気になりたい!そんなあなたのために、中国でゴールデンウィークに行きたいオススメのスポットをご紹介したい。 先日中国人のスタッフが、「2021年 中国のGW観光スポットベスト10 ~コロナ禍のGW 中国人はどこに行く!?~」というブログを書いてくれた。今年の中国での人気スポットは、以下のところだ。 1、上海ディズニーランド(上海) 2、秦始皇帝

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