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中国向けライブ配信で生の「幽体離脱」に感動

月1回程度、中国向けのライブ配信を行っている。

私たちが海外マネジメントしているレディビアードをMCとした内容で、ゲストを招き、1時間半に渡ってゲームをしたり、ダンスしたりとバラエティに富んだ内容をお届けしている。

4月はフリーバスケの世界チャンピオン・ZiNEZさんとレディビアードの新ユニットの「BABYBEARD」がゲスト。(その時の詳細は以下から)

そして先週金曜日は、双子のザ・たっちさんをお招きして、配信をおこなった。ザ・たっちさんは、さすが芸人さん。番組を楽しく盛り上げていただき、スタッフ一同、「さすが〜!」という声が上がった。お箱の「幽体離脱」を生でみられた感動は、この仕事をしている特権か。

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実は、海外から中国向けのライブ配信は、年々規制が厳しくなって、現在許可を得ないとライブ配信ができなくなっている。今回使用したのはビリビリというプラットフォームだが、数年前は日本から無条件に配信ができたのだだが、現在は事前に許可を得てやっとライブ配信ができる。

ちなみに皆さんもご存知かと思うが、中国ではYouTubeも、LINEも、Facebookも、Twitterも、Googleも使えない。世界のスタンダードのものが使えず、いずれも中国のものが取って代わる。TikTokも中国発ではあるが、中国のTikTok(抖音)と、中国を除くエリアのTikTokに完全にシステムが分かれている。日本のTikTokでいくら人気でも、中国のユーザーには届いていないのだ。

中国向けのライブ配信で、苦労するのが言語だ。中国人の方が見るのであれば、やはり中国語が必須だ。

日本人のゲストが入る場合には、日本語が堪能な中国人の女性MCが中国語で視聴者に向けて話しかけ、また日本語でタレントをフォローしながら、番組が進行する。しかも、ライブ配信では、視聴者から送られてくるコメントやプレゼントについてフォローし、視聴者との一体感を盛り上げていくのもポイントになる。慣れないMCだとそれが難しい。ちなみに弊社がいつもMCをお願いしているのが、王琳さんという女性。彼女のMCがなければ、うまく進行できなかっただろう。

中国に向けて進出し、情報発信をしている日本のタレントさんもどんどん増えている。なかなか言葉の壁があり、中国市場でブレイクするのは、大変なことではあるが、韓国のようにエンタテインメントで、国と国が繋がれるようになると、民間レベルで相互理解や文化交流が進む。日本のタレントさんもどんどん中国で知名度を上げていってほしいと願っており、そのお手伝いをさせていただくのも、弊社のミッションだと思っている。

毎回、ライブ配信が終わると、みんな高揚感に満ちて、いい顔になっている。もちろん、視聴者の数字が伸びなかった時、トラブルが多かった時は、反省することしきりであるが、それでも一瞬しかない時を皆で駆け抜けて、出演者もスタッフも視聴者も一体となれた感がある。

先週金曜日のオールスタッフの集合写真、どうだろう?みんないい顔していない?

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