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久米島日記3 〜久米島産コーヒーを求めて〜

今日は僕がなぜ久米島に来ようと思ったのか、その理由を述べたいと思う。

久米島に来る前、僕は屋久島にいた。2023年9月1日から12月17日までの3ヶ月半、屋久島で暮らしていたのだ。屋久島の海の玄関口、宮之浦港からほど近い場所で暮らしていた。いつ頃からだろうか。確か予備校に通っていた浪人時代頃から、いつしか屋久島には絶対行きたいという思いを持っていた。予備校の英語講師が授業中に「屋久島には絶対行った方がいい」と言っていたのがきっかけだったと思う。父親が以前に屋久島を訪れていたのも多少影響しているかもしれない。そんないくつかの影響があり、僕はいつしか屋久島には絶対行きたいという思いを持つようになっていた。

仕事が忙しすぎて結局屋久杉を代表とする屋久島の訪れるべき場所には全く行けなかったが、まずは屋久島という地を訪れ、そして屋久島に流れる空気の中で一定期間過ごせたことは本当に良かったと思っている。

そんな屋久島での生活を終え、僕が次の地に選んだのが沖縄の久米島であった。

正直、最初からどうしても久米島に行きたいという気持ちを持っていた訳ではなかった。当初は2024年の1月〜3月頃の期間は北海道で過ごそうと考えていた。しかし、なかなか希望の仕事が北海道で見つからず、どこにしようか迷いあぐねていたのが実情であった。

そんな折、たまたま見かけたテレビ番組で久米島の特集を放送していた。その番組の中で、久米島産コーヒーの話題が出ていたのだ。僕は今のような生活をするまでの9年間、カフェで仕事をして来た。人様よりはコーヒーの勉強をして来たつもりだ。しかし、恥ずかしながら沖縄の久米島でコーヒーを栽培し、しかも実際に店頭で販売しているとは、この時初めて知ったのだ。

この時僕は思ったのだ。神様が久米島に行けと言っているのだと。理由はないが、直感で素直にそう思ったのだ。

そう思った、というよりは感じた僕は、すぐに久米島での仕事に応募をした。久米島でコーヒーを栽培しているのが最も大きな久米島行きの理由だったが、そのテレビ番組で美しいイーフビーチや在来種である与那国馬の乗馬体験が出来るという紹介をしていたことも久米島行きを決めた理由のひとつになった。

ほどなくして応募した仕事の採用が決まり、果たして僕は2024年1月から久米島へ行くこととなったのである。

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