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【理学療法士おすすめ】女性とストレスシリーズ/疲労には「感覚」を使おう

【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活における悩みとの繋がりについての解説と、その改善方法・予防方法として、【運動や、生活に取り入れてほしいこと】もあわせてお伝えしています。

わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心についての投稿をどんどん書いています。もしよければ、「悩み事」や「○○について知りたい!」などのコメント・リクエストなどもいただけると嬉しいです。

先日より、女性の身体にとっては【変化】もストレスになること、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】による影響へのケアが必要だということをお伝えしています。

年末年始で仕事納めやイベントなど、多忙な日々が続きますね。皆さん疲れは溜まっていませんか?

以前、疲労には2種類あり、どちらの疲れも軽い運動をすることで解消されやすいよ、という内容を投稿しました。

私たちの身体には、必要な機能として感覚が備わっています。皆さんがよくご存じの五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)と、関節や腱の動きを感じる固有覚、内臓への刺激を感じる内臓感覚(空腹感、のどの渇きや痛みなど)もあります。

これらの感覚は本来、自分を取り巻く外側の環境を察知するために働き、その情報は即座に脳に送られ、脳からは次の判断が降りてきます。

感覚と脳は密接に繋がっていて、脳が疲れれば感覚は鈍り、また感覚が鈍れば脳は情報を集めようと指示を出し、さらに疲れを引き起こすこともあります。

普段、デスクワークやスマホの使用で脳に負担をかけ、中枢性疲労が溜まりやすい私たちですが、PCやスマホの刺激、そして情報量は思いのほか多く身体に負担がかかるものです。

スマホを見ていたら眠れなくなった、ネットサーフィンをしていたら時間が経っていた、PC作業が続いて目や頭が痛くなった、という経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。

これらによって中枢性疲労が溜まると、脳は感覚を鈍らせて自分を守ろうとします。感覚が鈍ると疲れを感じにくくはなりますが、同じく楽しいことや嬉しいことも感じることが少なくなってしまいます。また、疲れを感じにくいがためにより身体に負担をかけることも少なくありません。

施術していると、とっても右肩がパンパンに張って凝ってしまっているのに、麻痺してしまい、凝りの少ない「左肩が痛いんです」と訴えられる方もいます。

感覚の低下は、さらなる疲れや異常を引き起こしやすいと言えるでしょう。

こんなときこそ、アクティブレストの出番です。

積極的に日常生活の中で五感を使ってみたり(絵画や洋服を楽しむ・音楽を楽しむ・アロマを炊いてみる・味わって食べる・肌触りのよいものを使う など)、運動を取り入れその時の身体の動きを感じてみるなど、スマホやPCから離れて自分の感覚をめいっぱい楽しみましょう。

また、運動は感覚が鈍っていると怪我や無理の危険性があるため、客観的な指導を受けたり、グループレッスンで色んなパターンを知ることが安全ですね。是非一緒に、疲れをとっていきましょう。

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運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。

動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。お気軽にご相談ください。

また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。

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