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【理学療法士と学ぶ】脳の特性を使って習慣化しよう⑤

【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活における悩みとの繋がりについての解説と、その改善方法・予防方法として、【運動や、生活に取り入れてほしいこと】もあわせてお伝えしています。

わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心についての投稿をどんどん書いています。男女問わず、もしよければ「ちょっとした悩み事」や「○○について知りたい!」などのコメント・リクエストなどもいただけると嬉しいです。

先日より、女性の身体にとっては【変化】もストレスになること、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】による影響へのケアが必要だということ、そして疲れた時こそ簡単な運動をしよう、とお伝えしています。

直筋では、【脳の特性】を知って利用し運動を習慣化しよう、と投稿しています。※運動以外も習慣化に使える方法なので、是非読んでみてください

習慣化において重要な脳の部位は【大脳基底核】と【前頭葉】です。前頭葉の【意志の力】を使いつつ、大脳基底核のオートモードで省エネ・無意識に行動できるまで、落とし込んでいきましょう。
ポイントは大きく5つあります。
ハードルをがっつり下げ、とっても小さな習慣を1つだけ始める
脳内物質の力を借りる
目標を1日何度も目に入れるようにする
数字を設定する
仲間をつくる

【理学療法士と学ぶ】脳の特性を使って習慣化しよう② より

習慣化に向けては、まずこちらの【5つのポイント】を取り入れていただければと思います。

今日はこれらのポイントの他にも「知っておくと習慣化しやすくなる」マメ知識を、昨日に引き続きご紹介していきたいと思います。
※昨日ご紹介したマメ知識はこちらです

習慣化に知っておくといいことその③:習慣化できると起こるイイコト

何かの行動が習慣化できると、習慣化したかった行動が自然にできるようになるだけでなく、【やろうやろうと思っても上手くいかなかったストレスが軽減され、自分に自信が持てる】ようになります。

昨日お伝えしたように、脳は変化を嫌うために、習慣化までは何度も何度も新しい行動を阻む壁がやってきます。

「また、続かないかもしれない…」「今日もできなかった…」など、習慣化の間には続けられない自分に対してネガティブな気持ちを持つこともあるでしょう。

「続けられないのは脳の特性なんだ」と知り【淡々と簡単な行動を重ねましょう】。どんなに小さくてもいいのです。続ければ、【脳はその変化に慣れて】いきます。

そうして壁を乗り越え、【自分が望んだ良い習慣を続けられる】ようになると、間違いなく自信がつきます。自分で目標を設定し【能動的・主体的に行動できている】という感覚を持てると、【ストレスへの対処力も上がり不安も軽減】します。

運動を続けて身体が変わると同時に、自分への自信もつくなんて、未来が開けていくと思いませんか?

また、習慣化の最大のメリットは【面倒なことでも楽に継続できる】ようになることです。面倒なことを毎日毎日、やる気を出して頑張るのは大変ですが、習慣化してしまえば、一見面倒なこともほぼ無意識でエネルギーも少なく実行することが出来るのです。

習慣化に知っておくといいことその④:挫折を防ぐには例外ルールを設けておくこと

習慣化のためには【継続が第一】ですが、実際に取り組むと色んな壁が出現します。「予定より仕事が長引いた」「急なアポイントが入った」「なんだかだるくてやる気が出なかった」などと、脳が邪魔するために、意識上にはありとあらゆる言い訳が浮かび上がります。

乗り越えやすくするには、最初から起こり得る【できなそうな理由】を洗い出しておきましょう。そして、実際にできなそうな日が訪れた時には【いつもより行動のレベルを下げる=例外ルール】を予め決めておくのです。

何もやらずに全部サボってしまうと自己嫌悪に陥り、自分を責めたり、さらにやる気が削がれてしまうことがありますが、例えほんのちょっとの行動でも継続して動けば、自己嫌悪や挫折を防ぐことができます。さらに、例外ルール適応行動でも5分以上動くことができれば、ドーパミンの力で予定通りの行動ができることもあるかもしれません。

「壁」がくるのはもう分かっているのですから、逆手に取り、最初から失敗しそうな状況と例外ルールを決めておいてしまいましょう。

また同時に、行動を継続することで得られる【メリットや良いところ】も沢山書き出しておくと、やる気に繋がりますのでやってみてくださいね。

習慣化に知っておくといいことその⑤:良質な睡眠は習慣化を助けてくれる

習慣をつくるためには同じ行動を継続して繰り返す必要があります。習慣化できるまでは、行動を起こすために前頭葉、つまり【有限である意志力】を使わなくてはいけません。

疲れてくると前頭葉の力は落ちてしまうのでしたね。では、前頭葉の力をフルに使うにはどうすればいいのか。

その答えは【良質な睡眠】になります。しっかり脳を休め、寝ている間に脳の整理や老廃物の排出を行い、習慣化への意志力を確保していきましょう。

 * * *

本日は以上になります。たくさんのトピックになりますが、もう1つだけ、習慣化で知っておくとお得なことを明日投稿していきます。

運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。

動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。お気軽にご相談ください。

また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。

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