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【理学療法士と学ぶ】脳の特性を使って習慣化しよう③

【動作・歩行・呼吸の専門家】である理学療法士として、身体の歪みや不良姿勢が及ぼす身体への影響や、生活における悩みとの繋がりについての解説と、その改善方法・予防方法として、【運動や、生活に取り入れてほしいこと】もあわせてお伝えしています。

わたし自身が女性ということもあり、特に女性の身体と心についての投稿をどんどん書いています。男女問わず、もしよければ「ちょっとした悩み事」や「○○について知りたい!」などのコメント・リクエストなどもいただけると嬉しいです。

先日より、女性の身体にとっては【変化】もストレスになること、さらに女性は毎月【変化】が起こるので、よりこの【変化】による影響へのケアが必要だということ、そして疲れた時こそ簡単な運動をしよう、とお伝えしています。

直筋では、運動を習慣化するために【脳の特性】を知って利用しよう、と投稿しています。

習慣化において重要な脳の部位は【大脳基底核】と【前頭葉】です。前頭葉の【意志の力】を使いつつ、大脳基底核のオートモードで省エネ・無意識に行動できるまで、落とし込んでいきましょう。
ポイントは大きく5つあります。
ハードルをがっつり下げ、とっても小さな習慣を1つだけ始める
脳内物質の力を借りる
目標を1日何度も目に入れるようにする
数字を設定する
仲間をつくる

【理学療法士と学ぶ】脳の特性を使って習慣化しよう② より

今日もこちらの続き、【目標を1日何度も目に入れるようにする】というポイントから説明していきますね。

【目標を1日何度も目に入れるようにする】

習慣化したい行動の先には、何か目標があるはずです。「やりたいことを実践できる体力が欲しい」だったり、「細身の服が着れるようにお腹を引き締めたい」など。

この目標を潜在意識に刷り込み、行動を起こしやすくするため、目標が何度も目に入るようにしましょう。

【付箋に書き出し目に入る場所に貼っておく】、【スマホの待ち受けにする】など、今の生活で何度も視線が向かうところに設置することが大事です。

人は色々な感覚情報のうち、70~80%もの大部分を視覚から得ていると言われています。感覚情報が入力されるということは、意識・無意識に関わらずそれだけ脳に刺激が上がるということです。目標をどんどん脳に刷り込んでいきましょう。

また、脳の【前頭前野】【ワーキングメモリ】という機能を担っています。【ワーキングメモリ】は、一時的に情報を保持したり、複数の並列作業に対する制御や処理を行うなどの情報処理能力に関わる機能です。

前頭前野のある前頭葉は、「理性の脳であり、意識的に行動したり思考することを司る」習慣化において重要な部位でしたね。

仕事などで考えることや処理することが多かったり、疲労が溜まるとこのワーキングメモリの処理能力が低下します。ワーキングメモリの処理能力が低下すると、習慣化したいと思っている目標があっても記憶から漏れてしまい、忘れてしまうことが多くなります。

付箋やスマホの待ち受け等で何度も目に入るようにすると、ワーキングメモリをサポートし、習慣化に関することを記憶に留めてくれるため、結果として成功率が高まるのです。

【数字を設定する】

目標数値を設定することで、【達成感】を持ち自分に快感をもたらすようにしましょう。

私たちの脳は「快い・楽しい・嬉しい」などのポジティブな感情を感じると「やりたい」という気持ちが出てきます

数値にできない快さや楽しさがあることも事実ですが、やはり人間ですから、プラスの変化が目に見えると嬉しいものです。

ここでもポイントは【失敗するのが難しいくらいの目標】にすること。1日1回でもいいのです。続けたことに意味がありますし、1日1回で十分なところを3回できたら大げさと思うくらい喜んで自分をほめてあげましょう。

誰かに見せたり自慢するわけではないではないので、自己満足で十二分に満たしてあげてくださいね。

【仲間を見つける】

ここまでのポイントは「1人で取り組めること」がメインでしたが、習慣化の成功率をさらに高めるためには、一人で取り組むのではなく他の人の力を借りることが有効です。

同じ目標に向かってチャレンジできる仲間、目標は違っても頑張り合える仲間がいると1人で取り組む以上に頑張れるものです。

励まし合えたり、挫けそうなときやサボりたくなった時に思いとどまれたり。また、褒め合うとお互いにモチベーションが上がりますね。スクールやジムなどに通い、教えてくれる人を味方につけることも有効です。

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以上、習慣化のポイントでした。1つずつでも取り入れて、実践してみてくださいね。

明日は習慣化をより進めるための豆知識をお届けしようと思います。こちらも読んでいただけると嬉しいです。

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運動習慣作りや自分の姿勢や身体の歪み、呼吸法などの把握・改善はとっても地道ですが、「しっかり取り組もう、改善しよう」と思われた場合は、やはり客観的な指導があることが一番効率的かと思います。

動作・歩行・姿勢・呼吸の専門家である理学療法士視点を入れて、一度ご自身の身体をチェックしてみることはいかがでしょうか。

現在の問題点や、改善するためのセルフエクササイズ、おすすめのトレーニングもお伝えできます。お気軽にご相談ください。

また、もっと知りたいことやわからないことがある場合も、是非コメントや連絡いただけると嬉しいです。

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