無礼な態度は人生に影を落とす
『無礼な態度は、ただ損をするだけである』
「礼儀正しさこそ、最強の生存戦略である」という本を読みました。
世の中には、人に対して無礼な態度をとる人が一定数いると思いますが、無礼な行為を受けた側の人は、傷ついたり、エネルギーを低下させられたり、一方的に悪影響を受けてしまいます。
ちなみに本書によると、2015年の国際社会調査プラグラムという調査の結果では「自分の職場での、同僚との人間関係は良いと思っている」人の割合調査では、調査対象37か国中、日本は、なんと最下位だそうです。
また、職場での、いじめや嫌がらせも、年々、件数が増え続けているそうです。そんな世の中だからこそ、人に対する態度について、今1度、見直していく必要性があると思いましたので、まず、無礼な態度をとると、どのような悪影響があるのかをリストにしてみました。
無礼な態度が他者に与えるマイナス
①人の健康に悪影響を及ぼす
→ストレスによる死亡リスクが2.4倍になる。
②経済的な損失をもたらす
→体調を崩し仕事が出来なくなる
→無礼な態度をとられた人はわざと手を抜く
③人の思考力や集中力を低下させる
④認知能力を低下させる
→判断力の低下によるミスの増加
→人命がかかっていれば致命的
⑤人を攻撃的にさせる
→協力しようとしない
→自分さえ良ければいい
礼儀正しくする事によるプラス
①人から声をかけられやすい
→交流やチャンスが増える
②人生の成功確率が上がる
→普段から接しやすい雰囲気を作る事でチャンスの幅が広がる
※逆に、能力が高くても人間関係が悪い人は、チャンスが来ない
→いざという時、困った時に助けてくれる
礼儀正しさも無礼な態度も「伝染する」
リーダーこそ、礼儀礼節を大切にしなければならない
【礼儀正しさの3原則】
1.笑顔が多い
→子どもは1日平均400回笑っているのに対し、大人は20回程度と言われているので「もっと笑いましょう」という事ですね(笑)
→平均寿命も笑顔が多いと伸びる可能性が高い
2.相手を尊重する(相手に敬意を払う)
→組織では、上層部の姿勢が社員のやる気に直結している
→上司は部下といかに良好な関係を築けるかが大きなポイント
3.人の話を聞く
→話を『7割(聞く):3割(話す)』が理想的な割合
→話したくなっても我慢し、話をさえぎらない
無礼な態度をとる人への対処法
自分は成功している、前進、成長しているという実感を、持てているかが重要であると言われています。無礼な態度をとられて、傷つけられたり、落ち込んでしまった時に「この出来事は自分にとって、どんな意味があるのか」と自分に対して質問できるか、又、既に起こってしまった辛い出来事をどう解釈し「プラスに捉えられるのか?」を2分間、考えるのが良いそうです。この作業は※ベネフィットファインディングと呼ばれています。
※ベネフィットファインディング
「今置かれている状況や出来事に意味と価値を見出す能力」
まとめ
本書のタイトルの通り『礼儀正しさこそが、最強の生存戦略』であると思いました。無礼な態度には、そもそもメリットがありません。能力重視の評価で、一時的に短期決戦で勝利できたとしても、長丁場で見た時、結局は、苦労する事になると思います。だからこそ普段から、相手にとって「接しやすい人間」である事を、意識しておくことが大切なんですね。改めて『礼儀礼節の重要さ』について考えさせられる一冊でした。
最後まで、お読み頂き有難うございます。
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