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読み返したいnote

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2019年3月の記事一覧

書くとはデトックス。救い。そして生きること。

夜明けに家を出て、今はもう平和で明るい大阪に向かう始発の新幹線の中。いきなり決まった出張にぽっかりと空いた忙しいはずの朝に、「書こう」と思い続けるのをやめて、今日「書く」と、腹を決めて、今に至る。 書くことが私にとってはとても大事。でも、書くことに助けられてきた私は最近、書くことにブランクがある。子供優先で時間が取れない。時間がぶつ切り。仕事で集中できない…と言い訳は色々あるけれど、私にとって書くことは生きることにも近しいから、それ=生きること を欺くのはやめようと思った。

僕はインスタやFacebookがそろそろ終わると思っている

「承認欲求」をベースにしたSNSは続かない いま流行っているFacebookやTwitter、インスタなどのSNSは、基本的に「承認欲求を満たす」ことがベースになっています。  ぼくは、これは今後長くは続かないと思っています。  特にインスタは、ただ「いいね」をほしいがために「フェイクの生活」を送って「フェイクの写真」をわざわざ撮るわけです。みんなからの「いいね」をもらうことを目的にすると、どこかのタイミングで疲れてきます。「なんだか、ばかばかしいな」と思うタイミングがか

気仙沼

東日本大震災から8年がたった。 黒い津波が畑と住宅をのみこむ映像をNHKが中継していたことを鮮明に覚えている。時刻は16時ぐらい、東の海から上ってきた津波が西日にあたり、ぼくは美しさのようなものを感じてしまい、いまこの瞬間にここに行って写真を撮りたいとおもった。 甚大な被害があることは容易に想像ができた、いまふりかえれば恐怖心から一種の現実逃避だったのかもしれない。 “ファインダーをのぞいていると恐怖感がなくなる。” イラク戦争で活躍した知人の戦場カメラマンがこ

「旅をしない私に、価値はないんじゃないか」と思ってしまっていた

久しぶりに、本当に正直にnoteを書きたいと思う。突然だけど、「旅をしない私に、価値はないんじゃないか」と考える瞬間が、増えてしまった時期を過ごしていました。びっくりした。でもそう思えてしまって。 もともと何も持っていなくて、ライターになりたくて、出版社に潜り込んで、けど夢は叶わなくて。副業で1本500円のライターを始めたのが2014年2月。 月に100本書く時期が少しだけあって、報酬を半年で40倍以上にして、さぁ出版社を辞めて仕事をしながら旅に出よう、と考えた時。旅より

書くことはセラピー

私は今でこそ、人前でもよく喋るようになりましたが、子どものころは、自信がなくて、滑舌も悪く、あんまりお喋り上手ではありませんでした。 だからこそ「書くこと」はちゃんと感情を吐き出し、思考を整えるための手段だったんですね。 小学校高学年〜中学生の頃の日記を見ると、それはもう、「よくもこんなに毎日吐き出す感情があったな!」 と感心してしまうくらい、悍ましいほどの感情に溢れかえっている。思春期ってすごい。 しかし、その日記をちゃんと読んでみると、書いている途中で感情がある程度

¥350

「あなたらしさ」に祝福を。

『好きな人のことは全肯定』 これが私の基本スタンスだ。 私は野球が好きなのだけど、好きな選手に関してだけは技術的なことは脇に置いてひたすら褒めまくるので、『甘すぎる』とよく言われる。 しかも『姿勢が綺麗』とか『フォームが美しい』とか、さらには『今日はなんか楽しそう』とか、記録とか勝ち負けに関係ないところばかり褒めているので、他人からしたら何を言っているんだこいつは、という感じだろうと思う。 でも、好きってそういうことなんじゃないだろうか、と思うのだ。 『もっとこうし

誰も教えてくれない、結婚式の正体。

2016年から約3年間、CRAZY WEDDINGにて結婚式をつくるシゴトをしてきました。 前職はリクルートでゴリゴリの営業をしていたので、全くの異業界からのジョイン。最初はまったく何も分からなくて。 でも壁にぶつかりながらも情熱を燃やし、あっという間すぎる濃密な時間を全力で「プロデューサー」として過ごしてきました。 今になって思うこと。 それは、きっとここまでやってこれたのは、僕は「ウェディングプロデューサー」であり「ウェディングプランナー」では無かったからだという

自己嫌悪が未来に導いてくれた話

つまらない人生なんて生きたくない そう心の中で呟くのは、もう何度目だろう。 昔から、自分一人の世界は存在した。 孤独で、深い深い闇の中。助けを呼ぶことなんて物心をつく頃には諦めていた。そのことについて、寂しいと思ったことはなかった。 誰かと遊んで、夢中になって、喧嘩をして、泣いて。 そんな日々を送る中でも、やっぱり自分一人の世界は存在した。 そんな自分の世界を自覚してから、もう20年が経とうとしている。 「色んな人と出会い、たくさんの喜びを知り、一人の世界から僕は手

わたしのC7 〜airy photo〜

タイトルがギターのコードみたいになってしまった。コードじゃないよ。カメラのお話だよ。 愛機であるFUJIFILMカメラの好きなところ。それは『撮って出しが綺麗』なところ。実は・・私、めんどくさがりなんです。 何十枚何百枚とレタッチをするのは気が遠くなる。なら、撮って出しで思いどおりに撮れれば最高じゃないか。そんなカメラを探していたらFUJIFILMと出会ったんだよね。 ((いちを伝えておこう。決してレタッチアンチではないよ。レタッチもするよ。しなくていいように撮りたい。と

ソーシャルで何をすればフォロワーが増えるのか?(健全版)

何かの事情で、どうしてもフォロワーを増やさずにはいられない。そんな人々のための健全ガイド。 まず相互フォローとか、そういうノウハウはドブに捨てろ。コメントやスキを連打するのも無意味。上っ面のテクは、しゃがみ中パンチで浮かせてから、 天翔龍閃 (あまかけるりゅうのひらめき)  → アバンストラッシュ → ギャリック砲の滅殺コンボに処するべきである。 あなたが真にすべきは、スキルセットに応じた形で「インターネット全体に奉仕すること」だ。 それが健全にフォロワーを増やす、唯一

折れないなんて無理だから

"どうすれば、折れない心を育てられますか?" 仕事がら、人材育成関してクライアントからご相談いただくことがあるのだけれど、度々いただくご相談が、これ。 わからなくもない。 雇っている側からすれば、大切に育ててきた人材が、壁やクレームにぶつかってポッキリと心が折れて、"わたしには無理です"とか"この仕事はわたしにはあってないです"と言って辞めていってしまうのはつらいことだ。 働いてる側だって、好き好んで心を折りたいと思う人は極めて希な存在だろう。みんな、別に心を折りたく

自分の好奇心を大切にする方法

一昨年からはじまって、じりじりと煮詰めてきた初の単著がやっと校了して、Amazonもオープンして、さてこれから怒涛の販促の日々がはじまるぜってとこまでやってきました。タイトルは「仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力」。三笠書房から1500円ほど。買ってください買ってください買ってください。 といいつつ、今を逃すとこの激流に飲まれて行って、「売ることが目的化」しそうな自分がコワイので、立ち止まって、そもそもなんでこの本を書いたのか、この本を世に出すことで、なにをしたいのかを、

Rabat - Marrakech

Bonjour! ラバトでの取材が終わり、次の目的地を南部モロッコ大西洋岸の街エッサウィラと計画していたのですが、連絡待ちをしていたエジプト・カイロのアーティストから取材OKの返事をいただいたことで(やった!)、リサーチの時間が必要になりました。レンタカーをキャンセルし、次の取材地であるマラケシュへと予定を繰り上げて向かうことにします。 ラバト・ヴィル駅近くのAVISのオフィスで解約手続きを終え、カサブランカのカサ・ポール駅、カサ・ヴォヤージュ駅で乗り換え、マラケシュ駅まで

#もしもSNSがなかったら

いきなりですが、みなさんはこのインスタグラムのアカウントをご存知ですか? どうやら同じ人が撮った写真ではなく、いろんな人が撮った写真を集めているようです。 ロケーションが同じなのは観光であればよくあることですが、不思議なのは構図や色合いまでもが似ていること。ここで見られる写真の技術はとても高いと思います。写真としてとても綺麗。もしかしたら一枚だけを見ればそれほど気にならなかったかもしれません。しかし、それゆえにその共通性の奇妙さがより浮き彫りになっています。これはインスタで