国光宏尚 (Hiro Kunimitsu)

国光宏尚 (Hiro Kunimitsu)

最近の記事

「Web3」業界 2023年の展望。『混迷の2022年、規制の2023年』

去年はWeb3業界、本当に色んなことがありました。日本を含む世界中でWeb3、NFT、DAO、GameFiという言葉が広く伝わり、ある意味キャズムを越え始めた一方、5月のTerra/LUNAショックは色んなところに波及しながら11月のFTXショックに繋がって、マーケットのセンチメントを凄まじく下げることに繋がりました。 結果、比較的マシだったBitcoinでも年初から65%下げて、その他のアルトコインやNFTだと90%近く下げるのもざらという厳しい年になりました。連鎖破綻の

    • 次世代型NFTプロジェクトについて

      BAYCのYuga LabsやDoodlesなど著名なNFTスタートアップのエクイティ調達が続いているけど、これは議論の余地が大いにあると思う。ジェネレーティブNFTの殆どは将来マーベルみたいなIPになるという期待値を売っている。逆に価値の下支えはそれ(期待値)しかない。 ここで問題になるのは、株式で調達すると将来的にマーベルになれたとしても、その時の果実はエクイティホルダーのもので、NFTホルダーのものではなくなる。株式調達をした時点でNFTホルダーはプロジェクトのオーナ

      • Web3の最新トピック。最近思っていることをつらつらとまとめました^^

        トークノミクス2.0 ガバナンストークン設計は基本どうでもいい(どれも似たり寄ったり)重要なのは、ユーティリティトークンの需要と供給をビッグデータを元にリアルタイムでバランスさせること NFT 2.0 コミュニティファーストではなく、クリエーターファースト。IPはコミュニティからは生まれない。クリエーターの熱い思いがIPを創り出す。これはWeb3でも同じ。NFTによる資金調達やコミュニティ作りはクリエーターがIPを創り出す手段であって、目的ではない ぼぼオフチェーン ゲー

        • 【超本気!國光DAOいよいよ始動!日本スタートアップ逆襲の狼煙!】

          先日発表したエンタメDAO「スーパーサピエンス」に続き、今日「國光DAO」を始動します! 國光DAO 特設サイトはこちら↓ https://financie.jp/users/kunimitsudao/cards 2022年はDAOの年になるWeb3が世界中で大注目になり、2020年はDeFi、2021年はNFT、2022年は間違いなくDAOの年になると確信しています。DAOというのは『Decentralized Autonomous Organization(自立分散型

        「Web3」業界 2023年の展望。『混迷の2022年、規制の2023年』

          日本初エンタメDAO始動!堤幸彦×本広克行×佐藤祐市 by フィナンシェ

          いよいよ始動しました! 日本初のエンタメDAO! SUPER SAPIENSS特設サイトはこちら このプロジェクトが始まるキッカケは「イカゲーム」でした。あれを観たときに多くの人は感じたと思います。「カイジ」じゃん...w  日本のエンタメが世界で勝てなかった理由バトロワ作品は日本のお家芸といっても良いくらいのジャンルです。そのジャンルで世界を大席巻。なぜ韓国にできて、我々にできなかったのだろう? 何が劣っているのだろう? そういった疑問を今回のメンバーでぶつけ合いまく

          日本初エンタメDAO始動!堤幸彦×本広克行×佐藤祐市 by フィナンシェ

          2021年の振り返りと22年の目標 by 國光3

          2021年は激動の1年間でした。7月に創業から14年間経営してきたgumiを退任しました。 今はThirdverseとフィナンシェの代表取締役CEO、そしてgumi Cryptos Capitalに注力しています。 Thirdverseは『10億人が生活する、新しい仮想世界の創造』をビジョンに立ち上げました。 株式会社Thirdverse。「自宅や学校・職場とは違う、自分らしい時間を過ごすことができる第三の居場所(Third Place)を仮想世界(Metaverse)上

          2021年の振り返りと22年の目標 by 國光3

          「Crypto」改め「Web3」業界 2022年の展望。

          2021年は「仮想通貨、暗号資産、ブロックチェーン、Crypto」が【Web3】にイメチェンして大注目を浴びた1年でしたw NFT、レイヤー2、EVMサイドチェーン、レイヤー1、GameFiなど話題に事欠かない1年でした。 2022年の予想を書き殴ってみます。規制に関しては時期が1-2年前後する可能性は大いにあると思うのですが、大きな方向性は間違っていないと思います。 DeFi、CeFiでは更なるイノベーションが起こる。デリバティブや証券化、保険など色んな金融商品が開発

          「Crypto」改め「Web3」業界 2022年の展望。

          Web3.0、そしてメタバースへ。未来を予知する思考法。

          最近メタバースやWeb3.0が俄然バズワード化してきました。僕はかなり前からこうなることを予想できていたと思います。未来は過去の延長線上に存在するものなので、過去から今、そして未来を体系的に見ていくことが、未来の正確な予想に繋がると思います。 これまでの投稿やインタビューを時系列で並べてみました。連続してみると、どの様に思考がアップデートされていったかも分かって面白いと思います。最初から全てを予想するのは不可能です。仮説を立てて絶えず検証を繰り返してアップデートしていく。そ

          Web3.0、そしてメタバースへ。未来を予知する思考法。

          メガスタートアップの創りかた。パラダイムシフトに掛ける。 「XR、ブロックチェーン、AI」 そしてメタバースへ

          今回のIVSはまさかのキャンプ地開催だったので、結果多くの若手と話すことができて良かったです^^ ただ、多くのビジネスモデルが、C向けは、ニッチなスマホアプリ、D2C、インフルエンサーマーケ、B向けはニッチなB2B SaaSばかり。この辺はもう終わったパラダイム。 本当に大きな事業を作りたければ、新しい大きなパラダイムに乗るべき。 2007年から始まった「スマホ、ソーシャル、クラウド」は成熟期に入った。新しいパラダイムは「XR、ブロックチェーン、AI」そしてこれらはメタ

          メガスタートアップの創りかた。パラダイムシフトに掛ける。 「XR、ブロックチェーン、AI」 そしてメタバースへ

          ポストスマホ時代。「XR、ブロックチェーン、AI」 そしてメタバースへ

          世の中の多くの人は新しいイノベーションが出てきた時に、これまでの自分のフレームワークで理解しようとしてしまう。 例えば「仮想通貨は胡散臭いけど、ブロックチェーンは有望なテクノロジー」これはいまだによく言われているけど、全くあたっていない。「仮想通貨こそが有望」 ブロックチェーンを効率の良いデータベースとみるか、全く新しいイノベーションとみるかで大きな違いが出る。前者だとDXを進めて20%コスト削減という夢のない話に。後者だとビットコインは僅か13年で100兆円、イーサリア

          ポストスマホ時代。「XR、ブロックチェーン、AI」 そしてメタバースへ

          Thirdverseで目指す“VR x メタバース”の世界

          私、國光宏尚は2021年7月28日に株式会社gumiの取締役会長を退任し、8月1日より株式会社Thirdverseの代表取締役CEOに就き、“VR x メタバース”の世界を実現するための航海に乗り出します。 「Thirdverse」という社名は、当社のビジョンそのものを表した造語です。これは ”Third place” と “Metaverse” を組み合わせた言葉です。 「サードプレイス」とは、アメリカの社会学者オルデンバーグ氏が提唱した、自宅(第1の場所)でもなく、職

          Thirdverseで目指す“VR x メタバース”の世界

          gumiを卒業します! 14年間ありがとうございました^^

          7月28日の定時株主総会をもってgumiを卒業することにしました。gumiは6月13日で14周年を向かえます。長かったような、短かったような。 今日はガラにもなく、これまでの起業家人生を振り返ってみましたw 正直辛かったことは、その時は辛かった気がするけど、今振り返ると楽しかった? (ここの表現は微妙で、「楽しい、ドキドキ、ハラハラなどなど」)  何にしても良い思い出ですw いつが一番楽しかったかを思い返すと、結果が出たのは、mixiで最初にヒットした「幕末英雄伝」

          gumiを卒業します! 14年間ありがとうございました^^

          gumicorns!投資先がいよいよユニコーンとにデカコーンなってきた。 Blockchain is Now!

          前回のVR Fundの記事に続いて、gumi Cryptos CapitalのGPを一緒にやってるMikoの記事も訳しました〜 【gumicorns:gumi投資先のユニコーンとデカコーン】 gumi Cryptos Capital (gCC)がBlockchainのトップ10 VCファンドの1つとして選ばれています!Pantera(VEGA Protocol、Vauldなど)、Polychain(Agoricなど)、Coinbaseなど世界一流の投資家と多数の案件に共同出

          gumicorns!投資先がいよいよユニコーンとにデカコーンなってきた。 Blockchain is Now!

          世界のVRマーケットの現状。急拡大でいよいよマスアダプションへ! VR is Now!

          VR FundのGPを一緒にやっているTipatatのインタビュー記事を訳しました〜 より多くのVRユニコーンに備えよ 先週、VRメタバースのスタートアップRec Roomが12.5億ドルの評価額で1億ドルを調達したとき、Tipatat Chennavasin氏は驚きませんでした。Tipatat氏は、Venture Reality Fundのジェネラルパートナーとして、Rec Roomに早くから投資しており、小規模で俊敏なチームがソーシャルVRの分野で正しい方向に進んで

          世界のVRマーケットの現状。急拡大でいよいよマスアダプションへ! VR is Now!

          仮想通貨、ブロックチェーン業界、2020年の振り返りと21年の展望。 Blockchain is Now!!

          ビットコインやイーサリアムの価格が凄い勢いで上がっています。今回の盛り上がりは、前回のバブル期との大きな違いが5つあり、これから、更に大きな波が起こると思います。 1, ビットコインがデジタルゴールドとして既存金融機関にも認められてきた 2, コロナで世界中の国が空前の金融緩和によって法定通貨が大幅にダイリューションした 3, PayPalやSquare、ロビンフッドなど顧客数が圧倒的に多いFintech企業がビットコインやイーサリアムを取り扱うようになった ビットコ

          仮想通貨、ブロックチェーン業界、2020年の振り返りと21年の展望。 Blockchain is Now!!

          XR業界2020年の振り返りと21年の展望。 VR is Now!!

          【VR/AR/MR業界編】キーパーソン33名が語る、2020年と2021年に寄稿しました。こちら今のXR業界の現状を知るにはオススメです! https://www.moguravr.com/2020-2021-vr-ar-mr/ Q1 2020年を振り返って、印象的だった出来事・トレンド・コンテンツ Oculus Quest2が10月13日に発売されました。価格は何と「299ドル」これは本当に凄い!日本でも64GBは「3万3800円」Amazonはもちろんビックカメラやヨド

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