最近のゲーム『New World』をやってみた。
かれこれ、数年間もゲームをプレイしていませんでしたが、最近の若い人たちの志向を理解するためにもなればと思いまして、オンラインゲームの『New World』をプレイしました。また、ゲームに導入されているフレームワーク(Amazon Lumberyardなど)やシステムを体験することも目的です。
なお、『New World』は、純粋に英語か諸外国語にしかローカライズされていません。そのため、外国人(おもに米国人や欧州人)と、ともにプレイすることになります。
以下に、備忘録として他のゲーム作品にも共通性のある用語などを記録に留めておきます。
クラフト(Craft)とは?
近年になって、よく目にするゲーム用語です。ソフトウェアのプラットフォームなどの専門書籍では、デバグ(debug)として説明されており、同義ではありません。
ゲーム用語としてのクラフトは、おもには、ゲームの進行で滞りを無くすためのアイテム(武器、防具などの装備品や装飾品)を製作することです。
『New World』では、クラフトステーション(*注記1)というシステムを使用してから、クラフトできます。なお、このゲームに限ったことではないかもしれませんが、Web APIや関数などがモチーフにされたのかなという考察ができます。具体的には、クラフトで使用するための材料をプログラミングの引数に見立てているデザインでした。
*注記1 : 2022年7月の時点での用語です。この用語に限らず、すべてのゲーム内用語は、今後も変更される可能性があります。
以下のキャプチャは、そのクラフトステーションを使用してから、製作できるアイテムの例です。
なお、図例のアイテムをクラフトするためには、尋常ではない作業量が求められます。
バトルシステムについて
2000年初頭に発売されたプレイステーション2の3Dアクションゲーム(無双シリーズ)と同様です。
基本は、ヘルス、スタミナ、マナのバロメータで行動します。
自身のキャラクターが敵から攻撃を受けますと、自身のキャラクターのヘルスが減りまして、自身のキャラクターが敵に攻撃を与えますと、敵のヘルスが減ります。このヘルスの値を0にすることで、勝敗が決まります。スタミナは、攻撃を避けるための行為であるダッジ、攻撃を防ぐための行為であるブロックを使用することで、ゲージが減ります。マナも同様であり、スタミナとマナは、戦闘中でも、補正の邪魔がなければ自然に回復します。
コミュニケーションでの略語
オンラインゲームでは、チャットを使用することができます。『New World』もチャットが提供されています。そのチャットで、頻繁に使用されている重要な略語を紹介します。
略語 : 説明文
LFM : (I) looking for member [Dungeon name], 私は、[Dungeon name]のためのグループを編成するため、メンバーを募集しています。
LFG : (I) looking for group [Dungeon name], 私は、 [Dungeon name]のための編成済みのグループを探しています。
WTB : (I) want to buy [Item name], 私は、ひとつの[Item name]を買いたいです。
WTS : (I) want to sell [Item name], 私は、ひとつの[Item name]を売りたいです。
略語から主語など(the, a-an, s-es, etc)が抜けていますが、おおむね、「私」を表す「I」の一人称です。略語は、タイトルやラベルと同様の意味合いをもっており、ダイレクトメッセージなどで、詳細についての問い合わせがしばしばあります。英語でのコミュニケーションが得意な人は、積極的に活用してみましょう。
その他の略語
LVL(lvl): Level, レベル。
EXP : Experient point, 経験値。
PPL(ppl) : People, 人数。
NP(np) : No Problem, 問題なし。
LOL(lol) : loled, 笑う、「w」と同義。
XD(xd) : 英語圏での笑顔の顔文字。文脈で意味が異なります。類似性のある顔文字としては、「^^」。
WTF(wtf) : What the fuck, 砕けた表現になっているため、「なんだこれ」「は? なにこれ」「こんなん、やっていけない」の意味合いが強いです。
PVP(pvp) : Player Versus Player mode, オープンワールドを構成するための要素の都合(仕様、技術)上、一騎討というよりかはサバイバルゲームになりやすいです。
PVE(pve) : Player Versus Environment mode, 他のプレイヤーに攻撃が及ばない、平常時の態勢。
1K(1k) : 価格表記の単位。1K = 1,000 です。
1M(1m) : 価格表記の単位。1M = 1,000,000 です。
LOL, XD, WTFなどの略語は、文脈や読み手である相手によっては、適切な表現ではないため、仲間内や友好的な関係での使用をおすすめします。
For example,
Opps. Hmm…Maybe, session timeout or server down. lol
Sure. Maybe…he is a staff. XD
Call that staff. ^^
ゲーム『New World』での通貨は?
2022年7月の時点では、Coin(コイン)です。Gold(ゴールド)ということもあります。このゲームが開始(ローンチ)されて途中でGold(ゴールド)から名称変更されたのかもしれませんが、記憶に残っていないので、初期のころから多くのユーザー(プレイヤー)に見間違えられた可能性もあります。
下図は、そのCoinの保有量として、2022年7月の時点での上限値を迎えた状態です。
おもには、クラフトに必要な上級もしくは高級の材料や、希少性のあるアイテムを他のユーザー(プレイヤー)に売ることで、Coinを稼ぐことができます。この売買を成立させる方法としては、Trading Post(トレーディングポスト)というシステムが用意されています。もちろん、Player to Playerとして、ダイレクトトレードも可能です。
その他
Company
他のMMORPGゲームと同様に組織を作ることも可能です。『New World』では、「Company」という集団(財団)です。
Reverse engineering for forge(weapon and armor)
余談になりますが、最近の他のゲームでも、キャラクターを裸一貫にしてから戦闘を行う様子が伺えます。この慣例については、単純に強敵を倒すのではなく、一定の水準を下回っている状態で強敵に挑むほうが、クラフトなどのシステム(API)の都合(*注記2)にて、強度の高い装備品をクラフトなどで得られやすいからという推測ができました。一定の水準として、強敵を討伐できる条件を満たしている場合で強敵を打破しても、その状態を大きく更新できる装備品ではなく布切れやこんにゃくのような装備品しかクラフトなどで得られません。
*注記2 : 初期のころから2022年7月の時点においても、専門性の高いイローレーティング(Elo rating)と類似性のあるレーティングシステムですが、今後も変更される可能性(多重の制御と解除)があります。
Directions to the Ultimate.(In some cases, it's an ego ideal.)
武器や防具などのアイテムを最高位(究極)の水準に適合させるのには、ゲームでもコストが肥大化してしまいます。私は、実験も兼ねたバッグ(Bag)のクラフトにこだわりまして、2022年7月の時点でも間違いなく究極のバッグのクラフトに成功しました。おおよその目安として、50~70万円ほどの労力が必要になります。
なお、問題はありませんが、現代の会社や社会にも通じる「その高級品は、誰のため?」という疑問を製作者(このバッグのクラフター)である自分自身でも感じます。業(しごと)としての広告(販売の促進)にしかならないです。
まとめ
Web APIやデベロッパーツール、デバグツールを彷彿とさせるレガシーなシステムもあるため、ウォーターフォール型のフロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニアがオンラインゲームで達人になりやすいです。彼ら、彼女らから影響を受けた若い人たちは、その職を志すきっかけになり、そして、産業人の彼方を目指すのではないでしょうか。
感想
諸外国にも、過去の自分自身と同じ仕事の内容だった人や、応答や対応、ふるまい方が同じ人たちがいました。すべて英語での意思疎通で、小さいことですが、お互いに定数に関する発見があったと思います。浮世は牛の小車のようにクラフトや採集などのプロセスは、決して楽しい作業ではありませんが、目標としていました「Skills Grandmaster」にて、業(*注記3)を営みゲーム内通貨保有量の上限値である500,000coinを達成できました。ご協力いただいた様々な国々の人々に感謝してから、おしまいにします。
*注記3 : 一例としては、孫子の兵法の『風林火山』です。
Good Luck! Thank you for German, Indian, British, American, Hongkongers, Korean, Spaniard(the Spanish), Chinese, Taiwanese, Italian people(Players). And, people(Players) in other countries around the (New) world.
エンドゲーム
エンドゲームとは、ボードゲームのチェスが由来の事柄です。物事には終わりがあり、終盤、大詰めを迎えた状態です。このゲームがローンチ(サービス開始)されてから約一年の間に、不正対策やゲームバランスの調整として、運営の担当者による度重なる仕様の修正がありました。希少性として万分率(ベーシスポイント)の備品(アイテム)は、一定の必要な条件を満たせれば簡単に入手できます。しかし、定数の限定(総数の制御)に加えて前述の事柄が影響を及ぼして、希少性の原理に則り、さらに希少性が増してしまい絶望的になってしまった備品もあります。それがヒエラルキーの頂点で、その代表格としても過言ではない備品が、Schematic: Golden Steel Storage Chest(回路図:ゴールデン・スティール・ストレージ・チェスト)です。
Schematic: Golden Steel Storage Chest(回路図:ゴールデン・スティール・ストレージ・チェスト)のロマンに魅了されて、何度も戦闘を繰り返して、何度もチェスト(宝箱)を開封して、何度もクラフトで挑戦して、何度でも物足りなく、悔しくても引退を選んだユーザー(プレイヤー)は世界中に多かったと思います。Schematic: Golden Steel Storage Chest(回路図:ゴールデン・スティール・ストレージ・チェスト)について、私は不正利用やバグを悪用することなく、市場(トレーディング・ポスト)に出回るまで虎視眈々と確認に注力しました。2022年9月11日にて、この備品をトレーディング・ポストを通じて入手できた私は、すべての回路図(クラフトに必要な技術)を学んだことにもなりました。世界中のアクティブユーザー(プレイヤー)数が100万人以上だったゲーム(2021年10月・世界一位)で、この成績は、2022年9月の時点でも、人数として一握りのユーザー(プレイヤー)数だけに限られています。生産活動の規模として$2,000,000(約2.3億円)ぐらいの費用を要するとして話題に挙げられた事柄(Schematic: Golden Steel Storage Chestの入手)でも成し遂げれたので、通例の「BIG ELITE COMPANY(ビッグエリートカンパニー)」や「どこぞかの石油王」として揶揄されてしまいますが、振り返ってみても、世界中のユーザー(プレイヤー)との協業を通して獲得できた成功は、本当に幸運だったと思います。勿論、その他の希少性のある備品もすべて揃えました。
私は早期に懸念していましたが、このゲームのプレイヤーは、Schematic: Golden Steel Storage Chest(回路図:ゴールデン・スティール・ストレージ・チェスト)を追い求めて宝箱を巡る旅になってしまいます。ゲームのプレイヤーとして勝敗を決めるとしたら、その備品を入手したことと、此れ迄のその他のすべての回路図(技術)を習得したことで、まったく悔いが残らないため、完全に「勝利」できました。
完了日:2022年09月14日
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