将来あらゆるもの・サービスが無料になる『限界費用ゼロ社会』
こんにちは、鷹(よう)です!
前回は「ロジカルシンキング」についてお伝えしました!
そちらの記事が気になる方は、こちらからどうぞ👍
参考書籍
さて、今回は「2050年にあらゆるものが無料になる」というテーマでお話しようと思います!
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限界費用にいて
今回のテーマで重要になるのが「限界費用」という概念です。
この限界費用とは、生産量を1単位増やした時、増加する費用のことです!
具体的に、パン屋ではどうなるか考えてみましょう。
家賃は月20万円であるとして、パン1個の材料費は10円だとします。
では、パンを2個生産するとどうなるか?家賃は変わらないので、増加するのは材料費の10円で、20円になります。3個なら30円。
この場合、限界費用は10円となります。
今回は、「あらゆる世界で、この限界費用がゼロに近付いている」という話です!
では、実際にどのような世界で限界費用がゼロになっているのか?
限界費用ゼロの世界 〜具体例〜
例えば、ウェブサイトを立ち上げた場合、サイト制作・運営に費用がかかります。
しかし、サイトのユーザーが少々増えても、かかる費用は変わりません。
YouTube、Twitter、Facebook、LINEなどもそうですね!
リアル媒体で言えば、ジムや工場の機械がそうですね。
では、なぜ限界費用はゼロになるのでしょうか?
なぜ限界費用はゼロになるのか?
これには「指数関数的成長」が関係しています。
「指数関数ってなんだよ!」という方もいらっしゃると思うので、具体例を用いて説明します!
皆さんは「ムーアの法則」をご存知ですか?
これは、集積回路の素子数が2年ごとに倍増するという法則です。つまり、2年ごとに性能が倍増するのです。
筋トレをする人で例えるなら、普通の人は1日の筋トレで筋肉量が0.1%ずつ増えていくとします。初日は0.1+0.1=0.2%、1ヶ月後には+3.1%です。
では、指数関数的に成長する人はどうか?
1日目は普通の人と同じく0.2%です。しかし、2日目には0.2×2=0.4%に、5日目には+3.2%となり、普通の人1ヶ月分の成長を超えます。そして1ヶ月後には、1億737万4182.4% 筋肉量を増加させるバケモノになります。
このバケモノが住む、指数関数の世界で、限界費用がゼロに近付いているのです。
何か、納得ですよね…笑
限界費用の現状
現在では「IoTに必須とされるセンサー」「再生可能エネルギー」「3Dプリンター」の領域で、限界費用がゼロに近付いています。
「IoTに必須のセンサー」
2007年、世界のセンサーの数は1000万個でしたが、2013年には1000万倍の100兆個。そして、この先さらに数は増え、あらゆる物が自動化され、さらに多くの分野で限界費用がゼロに近づきます。
「再生可能エネルギー」
太陽電池は1977年に1W=76ドルでしたが、2015年には1/200の30セントになっています。また、風力発電に関しても、生産性は過去25年で100倍になり、コストは大幅に下がっています。
そして、この先も限界費用は下がり続けるでしょう。
「3Dプリンター」
3Dプリンターの進化によって、この先、価格性能比は指数関数的に低下していくでしょう。そうなれば、あらゆる物のコストが大幅に低下するでしょう。
まとめ
このように、指数関数的成長をする世界では、限界費用ゼロに近付いています。
重要なことは、まず、「指数関数的に成長する世界を知ること」です。
これを知らなければ、どこに投資をしていいのか分からなくなる、または、投資しても効果が薄いという状況になります。
そのため、今回の参考書籍は是非とも購読していただきたい一冊です!