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古代への憧れ 宇宙への思慕

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古代日本はどうだったのか?中国史の真髄は?アジアの風景は?エッセイ詩も含めて大いなる未来と生きる意味を問いかけます!
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Higher ilusion

Higher ilusion

Higher ilusion

様々な神秘に出くわします

見えては隠れ
たまにひょんな幻となって現れる

いつか夜に看た夢のひかり
上等に輝く日食のように

眩く惑わす幻惑のロマンスか

その印象が心のずっと奥に潜んでいて
ひょんな調子で現れる

清らかな水の流れに似た
やすらぐ記憶を呼び覚ます
より鮮明なイルージョンで

それはもちろん成層圏を遥かに越えて

太陽系スフィアを通り過ぎ

銀河

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冒険者

冒険者

冒険者

きっと晴れた日には
それは美しいリズムでやってくるでしょう
大鷲の影が雲の間の地面を滑る

あなたは地平線のはるかに霞んでいる
未来を見ています
砂の煙が舞う惑星に降りられるのはあなた一人だけでしょう
忘れられた荒野を求めて降りる地平線に
目が眩んでも
あなたはきっと後悔しないわ

しっかりとその両目で
見えないはずの緑の世界を捉えて欲しいの
その強烈な酸素の囁きはあなたの心の中に強く刺

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眠れる精霊たち

眠れる精霊たち

洞窟の奥深く、神秘の光が一筋届き
幽玄の世界の入口を開く
人は自分の弱さにも況して何をもとめるのか

精霊たちも一度は死に、ふかい眠りのうちに休み、またふたたびよみがえる
邪魔してはいけない

探求しても、し尽くすことはできないのだから
しかあれど、精霊たちが目覚めたときは、
彼らと語らいができるであろう

yatcha john s. 「 sleeping Spirits 」

cretaceous wind

cretaceous wind

cretaceous wind

つねに地球冥々期なら
隕石落下で変わってく
赤く波打つマグマの地表

つねに未来なら
既成概念破裂で変わってく
潜在意識に充満する
夢と希望の僕の胸の内

星ぼしを数えながら
一億の夜を超え

ここ海浜公園の近くの白亜紀層と言えば

1億4,550万年前からおよそ6,600万年前まで

6,600万年前と言えば
自ずと知れた恐竜絶滅
彗星がユカタン半島にあるチクシ

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fields of illusion

fields of illusion

たとえば
徐々に強まるあさひを浴びて薄桃色の蓮のかおりに包まれる

ぬけるような空に自分の雲のかたちを思い描き
微笑みあう

やけるような日没に
薄暮の公園を散策し
一日のやすらぎを感謝する

新月の夜ともなれば
夜空の星ぼしに我らの生きる意味を相談する

朧気な意志に移行する項となれば
BGMの静謐なシンフォニーに
赤色から紫へ
そしてその先を念じつつ
転じらせつつ
その先のビジョンを浮かび上が

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白色は

白色は

白色は

エコロジーの世界 
全ての未来をかけて
百聞は一見に如かず
タイムマシンの訪問者も
何億年の珊瑚の化石に感激

エコノミーの社会 
全ての財産を捨てても
なお白色はいのちのいろ
何億年の珊瑚は銀河の財産

Ecosystem の頂点 
全ての命をかけて
再生銀河の星のかずよりも不可思議 
何億年の珊瑚の色はとこしえ愛

yacha john s. 「白い砂浜」

Chain in the human zeros

Chain in the human zeros

ある強烈な色彩感覚
ある臭気さえ漂わす空気感
人をして目を釘付けにするまでの圧倒感
ゴッホの絵は彼の人生そのもの

人は人によってしかこの世界を意識できないであろう
過去も未来も
近所も世界の果ても
海底も宇宙も

人のチェーンが僕らの頭脳を構成するシナプスとなって
人のシナプスが宇宙へ飛び出す無限のネットワークを形づくる

人間味プンプン匂わせて生きていくことは
本来の生き方
個性

今日も巨大

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Precious

Precious

この地球に
お礼として
僕は何を遺そう

この大地に
僕の人生は小さな歩みだったけれど
どんな想いを刻んで去ろう

この海原に
僕の涙の一滴を垂らして去ろう

ガイアはいつも優しく包んでくれた
裏切らず
一日が過ぎ
一日が没し
一日が明ける

僕が去った後も悠然と魂たちを包んで
愛に満ちた煮えたぎるパッションと
疲れを癒す極上のドリンクで

一切の生きとし生けるものと
感応し合い
溶け合ってくれる

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Ever Green

Ever Green

光る緑
大海原に谺(こだま)する無数の命
コキアが教えてくれたもの
魂の祈り
嘆き悲しむ時のために目の奥に留めておこう
思い出すときがきっとある

眩しい緑
世界に写し出す無数の雄叫び
コキアが教えてくれたもの
悲願の彼岸
小さくて 丸くさえあれば
いつかは出会える 
嘆き悲しむ時のために目の奥に留めておこう
そして
喜びの日にまたここに帰ってこよう

yatcha john s. 「 ever

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The Fifth Shooting Star

The Fifth Shooting Star

もしかしなくてもこの世は仮象の姿

「これあるに縁(よ)りてかれあり」と
釈迦も諭したではないか

養老先生も説く
人は自然を離れ脳が勝手に妄想して暴走して悩み
苦しみを産んでいる


見上げれば四つの流れ星
地上に墜ちて来た宇宙の迷い子たち

煌めく地球に引き寄せられて
もう一つの星を追(もとめ)て来たのだろうか

もう一つの星とは僕かも知れない
あなたかも知れない

夜空に閃く四つの
光が見

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ファウンデーションの夢 前史

ファウンデーションの夢 前史

 前史 1

 
 物語部(ものがたりべ)としては完璧に失格でありますけれど、FB という特殊な形態で投稿していたという制限を思うと、少しばかり「前史」と第一部の「あらすじ」は読者が、読み続けていくにあたって時々、合点することに多少の利便となるとのサジェスチョンに甘んじて受け入れることにいたします。

 西歴3704年、オーロラのあるロボット科学者の陰謀によって、地球に放射能の汚染の危機が差し迫っ

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古代鹿島を三重の同心円で考える

古代鹿島を三重の同心円で考える

古代鹿島の成り立ちを三重の同心円で考える

YI YIN

 古来、日本において神社とは単に信仰の拠り所であったいうことを含めて人々の生の営み全体の紐帯機関でありました。
 弥生時代を迎えて富の蓄積が膨らむに連れてますます中央との絆、さらに遠方の地域とのネットワークの一環としても重要な機能を活かされるようになりました。
 

 日本書紀に表された鹿島の神、香取の神、そして退治される側の天の甕星の

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