マガジンのカバー画像

現代短歌

10
31文字で日常の秘密を。
運営しているクリエイター

記事一覧

もしも数字だったら掛け合わせるのも割り切るのも運命だった?

もしも数字だったら掛け合わせるのも割り切るのも運命だった?

桃色のひかり溢れる。「曇り空が似合う」と言った春は遠くに

「カメラって香りもきっと覚えてる」そんなんばっか話したい事

もうやめた。関係ないし、泣いた歌とか知らない町の天気とか。

もしも数字だったら掛け合わせるのも割り切るのも運命だった?

私が私である事が哀しくなる者が「I」と名乗りました。
#今日の短歌 #現代短歌

歩道と車道を分けるコンクリート・ロード歩いて生きませんか?

歩道と車道を分けるコンクリート・ロード歩いて生きませんか?

見方しだいさ。うらがわを覗けばまなこ。君と見つめ逢えればひとみ。

歩道と車道を分けるコンクリート・ロード歩いて生きませんか?

この人と恋人になるのかと思った。シンクロ率(独りよがり)

可愛いは、造形の話じゃないと教える人と生きてみたい。

肌寒くなったんじゃなく暖かくなったのか。君は居ないのか。

減らそうと思うものほど増えていく。思い出さない時間がないよ。

「愛でられる色を知ってるみたい

もっとみる
「恋って花に見えるね。」君が見た花を探す旅が今はじまり。

「恋って花に見えるね。」君が見た花を探す旅が今はじまり。

ふりかえれ。って、いつも見てた。ついに後ろ歩きで階段登れた!

「生きる為なんだって。忘れるの。」(君との記憶で死ぬのかもしれん。)

流星に願いを込めて気付かせたその顔浮かんでかき消した

すごい。好きになる理由は、ないのに嫌いな理由束ねて勝てない。

「恋って花に見えるね。」君が見た花を探す旅が今はじまり。
#今日の短歌 #現代短歌

「好き」に淋しさとルビを降るその星の言語を知りたいのです。だめ?

「好き」に淋しさとルビを降るその星の言語を知りたいのです。だめ?

砂糖菓子 海に梳かし続けています。「甘いと会いたくなるでしょ。」

溺れあうって言うかさなんか溶け合う気がしない?ごめんね、忘れて。

「好き」に淋しさとルビを降るその星の言語を知りたいのです。だめ?

「夢で逢えたら」ありきたりなこと願うのはきっと夢で逢えたから

眠れない夜を海だと言う人を人に戻してしまえたらねむろ?

まばたきを風にしてみせたあの日から君は僕の全てになった
#今日の短歌

「一生一緒に。」が友達ならいらないって言ったらどうする

夜空からオリオン座が消える瞬間に解けていくふたりでした

はじまりが決められなかったのに終わりが決めれるわけないよばか

歩きタバコはしない人と深夜のバス停で宇宙船を見た

歩きタバコはしない人と深夜のバス停で宇宙船を見た

【煙草】

マルボロの箱のビニール剥がさずに、シケモク貯めて笑ってた人

「くちづけで、銘柄当てられるよ。」誰にも話せない特技がひとつ。

換気扇付けっぱなしで、出て行った。いつも通りと新しいヒビ。

歩きタバコはしない人と深夜のバス停で宇宙船を見た

【ソファー】

ソファーが舟だとするならばあの日乗り合わせただけだったあなた

「あなたの事は行方不明」ソファーは、深海沈みゆくタイタン。

セカ

もっとみる
水眠は、死ぬ練習と目を閉じる君が、生きる理由になりたい。

水眠は、死ぬ練習と目を閉じる君が、生きる理由になりたい。

野良猫も個性があると撫でながら、いのちってさみしさのかたちね。

向日葵で創られた海の話とか絵本めくるようにあなたと

水眠は、死ぬ練習と目を閉じる君が、生きる理由になりたい。

「奇跡とは、ありふれたこと言うんだよ。ふたりの為に起こしてみせて。」

雲を撮るような素直さで生きてみたいと言うその頬を見ており
#今日の短歌

哀しい事は多いね。死ぬ間際あなたを愛した記憶が欲しい。

哀しい事は多いね。死ぬ間際あなたを愛した記憶が欲しい。

夜の空気わけあえば本当がとけあったりもするので困った

地中海、雪の結晶が芽吹く。聴こえる?花詞の祈り。

まず珈琲に月の灯りを梳かします。時季に時が止まりますよ。 

岩石のクッキーちぎり迷い込む。お菓子の家の窓越しに飴。

来世こそ猫語が解る世界線でお願いします!サンタさんへ。

「それは、あなたが信じたい事で、私が話した事じゃないもん。」

春が来た。君を世界から消した時、やっとしあわせにな

もっとみる
貝殻にきれいな色の石集め「ほら見てよ、地球の瞬き。」

貝殻にきれいな色の石集め「ほら見てよ、地球の瞬き。」

手をとって。ほんとに海が蒼いのか食べて味わう朝陽みたいに

口癖を真似したことを指摘して波打ち際の花をさらって

「流星の欠片で出来た砂浜がふるさとなの」と月の言詞

月の海歩いてみたいと笑う君、波に歌うことを教えて

貝殻にきれいな色の石集め「ほら見てよ、地球の瞬き。」

「空と海、重なるところ見えるかい?シーグラスその船のひとつさ。」

海の味。その頬伝うこの音色。あたりまえをね、君と識りたい

もっとみる
眼球に地図が編まれていく日々を教え会おうよ見つめ逢うこと。

眼球に地図が編まれていく日々を教え会おうよ見つめ逢うこと。

自称好意と寒がる人と冬のひだまりを見つけたいのです。

味があるの?言葉って。味覚を教えるくちづけみたいな「雪ですね。」

眼球に地図が編まれていく日々を教え会おうよ見つめ逢うこと

運命とは最低に成り合うこと誰も真実を歌ってくれん

存在を不在で教えるような世界の秘密はあなたの顔を
#今日の短歌