見出し画像

名前など知らない鳥が告げる朝。一羽ずつに名前をあげたい。


白んで行く空は、季節によってその時間帯を変える。

それに合わせて鳴き始める鳥達。

カーテンから差し込む光より先にその歌声が朝の訪れを教えてくれる。

一体どんな鳥が鳴いてるんだろう。
寝惚け眼でぼんやりと考える。

鳥という種類で呼んでしまうけれど
本来は、それぞれに命があるんだよなぁと考えながら。

一羽ずつに名前をあげて暮らしてみたい。

そんな想像をしてみる。

そんな事が出来たら
もっと日常は、賑やかで華やかになるんだろうなぁ。

鳥の鳴き声を聞きながらカーテンを開ける。

写真でも撮りに行こう。

毎日は、キセキの連続だ。

奇跡、軌跡。

奇跡が起きるのは、その軌跡の先、なんだよなぁ。

そんな事を考える。

毎日は、キセキの連続だ。

名前など知らない鳥が告げる朝。一羽ずつに名前をあげたい。

徳久望


#今日の短歌
#現代短歌


この記事が参加している募集

最後まで読んでいただきありがとうございます。