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お酒と徒然。

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ひとりで呑みに行くのが好きだ。いや無論、いつの間にかひとりでは、なくなっている。独りの時間に考えていた事が隣りでグラスを傾ける人と共感しあう話になる。独りが1人になり2人になり、… もっと読む
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ねぇ夢って何?

ねぇ夢って何?

深夜二時の帰り道。

その日は
落ち込んでいる人と会っていた。

心のチャンネルを合わせて言葉をポツポツ。相槌をうんうん。
人が人に出来る事って少ない。
だから
ちゃんと出来る事は、したいよなぁ。
なんて思い返しながらとぼとぼと歩く。

そんな帰り道。

その”気”から抜けられない気がしてハイボールを一杯。いつもの店へふらり。

ディワーズのソーダ割りをチビチビと飲んでいると隣の席の定連さんが不意

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ひとり旅のすすめ。

ひとり旅のすすめ。

ひとり旅が好き。

知らない街をふらふらと思いのままに歩き出す。

全てのことが新鮮で
意識の向かないところまで細胞が何かを感じようとしている。
そんな体感を得て楽しい。

九州に住んでいるけれど
先日関西でライブをする為に
たまたま神戸三ノ宮に立ち寄った。

今日は、直感で飲む会を開催するぞと思い立ち。
ふらふらと飲み屋街を歩く。

ここには、何があるんだろう。
どんなお店がどんな価格帯でどんな

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私と三軒茶屋のBar

私と三軒茶屋のBar

その日の夜。
三軒茶屋で、友達と会う用事がなくなったので
せっかくだから何処かで飲むかと写真を撮りながらその街をふらふらとしていた。

オーセンティックなBarという気分でもなく
かといって、若い人達が集うような賑やかな場所でもないなぁ。と、思いながら行ったり来たり。
カジュアルかつ、カウンターだけのBarが、いい。そんなことを思いながら歩く。

知らない街をこのお店は、どんな感じだろう。
どんな

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私と新宿のゲイバー

私と新宿のゲイバー

終電をとっくに逃した深夜3時の新宿。
眠らない街のネオンは、明るく
ほろ酔いの足取りは、軽い。

「始発までコイツをよろしく」と、次の日も朝早くから仕事なのに付き合って飲んでくれた人が紹介してくれたお店は、ゲイバーだった。

実は、そのお店には、7年ぶりにお邪魔した。
7年前も、とても印象に残る時間だったので
地元のバーで働いてる時にそのお店での時間の事をよく話していた。
そのお店が
コロナ禍を乗

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私と393BURGER

私と393BURGER

池尻大橋にあるバーガー屋さんで
ハンバーガーを頼まずにポテトとビールで長々と居座っていた。

圧倒される程のエネルギーを放つマスターと
個性豊かなスタッフさんと、アットホームな店内。

ついつい長居をしてしまう。
ファーストフード。
そのイメージが強いようなハンバーガー。
その中で、温かみや豊かな時間を感じられるハンバーガー屋さん。

「のんちゃん、お前はさ、幸せになりたいの?」

気づけば
ビー

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