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yatoです。音楽を作ってます。あと文章も書いてます。 誰の得にもならないようなものを…

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yatoです。音楽を作ってます。あと文章も書いてます。 誰の得にもならないようなものを書くのが得意です。 金曜日の夜に記事をアップしてます。たまに忘れるかもしれません。別にいいか

最近の記事

作曲を楽しいと思ったことは一度も無い

作曲は正直、苦しい。 作曲をし始める前。 「どんな曲にしようかなぁ」とか「こういう曲を作ったことないから今回はこんな感じで行こう」と考えるところはちょっとワクワクしている。 いざ作曲を始めると、進行を考えてメロディを考えてちょっと編曲をしつつアレンジして、あーでもないこーでもないと頭をひねる。苦しい。 諸々が終わり、MIXやマスタリングの段階になって、音がこもったりなんだりしてここでもやっぱりあーでもないこーでもないと調整に調整を重ねる。苦しい。 そして一曲として作

    • 知らないうちに、身近な人からかなり影響を受ける話

      つい先日、懐かしい夢を見た。 中学の頃、ある友達がヤンキー漫画を結構持っていて、「面白いからお前も読んでみろよ」と何冊か読ませてくれた。 面白いなぁと思った私は、自分でもとあるシリーズのヤンキー漫画を全巻購入し読み耽っていた…という夢だった。夢というか、過去の記憶の回想というか。 朝起きて、私は「そういえばそんなこともあったなぁ」と懐かしい気持ちを覚えた。 と同時に、「人は意外と身近な人からかなり影響を受けるんだなぁ」と思ったのであった。 私は正直、ヤンキーに憧れた

      • 失敗作、『Rem』

        3週間ほど前、私は「Rem」という曲をアップした。 バラード調で6月の梅雨のジトジト感、そして6月に対して猛烈に怒り狂っていた大学時代の友人を回想して作った曲である。 メロディこそそれなりなものを作ったと自負しているが、よくよく振り返ってみるとこの曲は失敗作だと言わざるを得ない。 ぜひ、画面の前のあなた様も一聴してみてほしい次第である。 さて、どこがダメか。 それは、6月の梅雨感、つまり雨の雰囲気を想って作った曲であるにも関わらず、私は曲のド頭から「雨が降る音」を入

        • 国語の教科書で好きになった夏目漱石

          この記事を執筆している週から2〜3週ほど前、「I love you」という曲をアップした。 「夏目漱石」と来て「I love you」と括れば、画面の前の文学少年少女青年淑女たちは自ずとピンと来ているはず。 そう、「月が綺麗ですね」という有名な訳文へと辿り着く。 YouTubeの概要欄にも書いたのだが、私はこの「月が綺麗ですね」という訳文がなんともオシャレで、かつこんな短文で状況が鮮明に想像できるところに怪物的センスを感じた。 月が出ているということは夜である。そして

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        • 音楽関連
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        記事

          本当にあった、選挙での怖い話

          ニュースをちょろっとみていると、そろそろ東京都知事選がある…とのことで、何やら賑わいを感じる今日この頃。 「選挙」という言葉を聞くと、いつぞやだったか…私が実際に目の当たりにした「あの瞬間」が脳裏をよぎる。 今でもあの時のことは鮮明に思い出すことができる。あんなに恐ろしい体験は他にしたことがない。 今回は題して、「本当にあった、選挙での怖い話」ということで、あの瞬間を赤裸々に綴っていこうと存ずる次第だ…。 覚悟はよろしいか? ______________。 もう何

          本当にあった、選挙での怖い話

          初めてギターを手にしたあの日から

          中学2年の頃、私の誕生日の2週間ほど前のことだ。 父が唐突に「ギター欲しい?」と聞いてきた。 私は正直、「もらえるならまぁ…」ぐらいの感覚だった。 あまりもうその頃の中学情勢が定かではないのだが、当時…世間は「〜48」系のアイドルブームが吹き荒れ、それはまるでハリケーンが如くクラスや学年を席巻し、フィールド上の魔法・トラップカードを全て持ち主の手札に戻していた。 その猛烈さから身を隠すように避難していたひねくれ男子たちは、彼らの親世代が聴いていたバンドや、音楽雑誌のト

          初めてギターを手にしたあの日から

          コメントはしてこないけど「いいね」を押してくれる存在を大事にしたい今日この頃

          最近、ありがたいことにyoutubeにアップした曲がそれなりに聴かれるようになった(この記事を書いている中での最新曲を掲載しておこう)。 曲をアップすると、概して1件〜3件ほどのコメントがつく。いつもありがとうございます。感謝感謝の極みでございます。私は今、合掌をしております。 そして、いつもそれなりに「いいね」もつく。 コメントの数と比べると、「いいね」の数の方が絶対的に多い。 コメントが3件あれば、いいねの数は10ぐらいほどついている。 しかし、われわれ人間とい

          コメントはしてこないけど「いいね」を押してくれる存在を大事にしたい今日この頃

          「0」と「1」の間は無限だから、1秒が経つのはおかしいぞ!!

          中学校の頃の数学の授業中、私は思った。 「あれっ…0と1の間って、無限だなぁ」 ____数学の授業がとんでもないほどつまらなく、私はノートの端っこに1、10、100…と、0をどんどん書き連ね、0が増えていくことにおける無限の習得と数学の授業の終焉を目指していた。 一向に授業は終わらない。あと30分もあるじゃあないか。念力でどうにか針を動かせないか。退屈だ退屈だ退屈だッ!!!!!!! まさに無限とも思える時間の進み具合。椅子に座ってるだけなのに走馬灯の如く時間の進みが遅

          「0」と「1」の間は無限だから、1秒が経つのはおかしいぞ!!

          友達の兄が亡くなって、いつ死んでもおかしくないんだと実感したのだ

          いつもとても真面目でタメになって生活に役立つ最高の話ばかりして世の中に貢献という名の慈悲を振る舞っている私だが、今回も今回で真面目な話をしていこうと思うぜよ★ うん…。 このぐらいの季節になると、いつも思い出す。 中学の頃である。 1つ下の学年に友達…まぁ仮にAと呼んでおこう。Aがいた。 結論から言ってしまえば、Aには当時高校生の兄がいて、その兄さんが部活中に確か心臓が突然止まってしまうといった類の…突発性の病気か何かを発症してしまったのだ。詳しいことは忘れてしまっ

          友達の兄が亡くなって、いつ死んでもおかしくないんだと実感したのだ

          坂の上のビートルズ

          私は剣道が嫌いである。ものすごく。 唐突にわけのわからない導入で申し訳ないが、私は小学生から中学生まで剣道をやっていた。 小学生の頃はまだどうにかがんばって道場まで行っていたが、中学生になると徐々に行くのが嫌になって、週3日ほどある稽古も大体週1日ぐらいは休み始めていた。 しかし、両親に黙って休んでいたため、私は稽古が終わる夜7時ごろまで、どこかで暇を潰さなければならなかった。もしもサボっているのがバレたらどやされますからな〜〜〜。 剣道着を一式つめたリュック、そして

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          中学校が大嫌いだったから創作が好きになった話

          こんな私みたいな無名なもんの昔話なんざ誰が好んで読んでくださるんだって感じではあるが、なんとなくふと個人的に分岐点だと存ずる事案を思い出したので、ここで記しておこうと思う。 中学の頃、私は学校が大嫌いであった。なんなら今でも嫌いだ。 友達がどうのとかなんかそういう話ではなく、「中学校」というちょっと軍隊じみた規律的な閉鎖空間に辟易していたのだ。 さらには教師も好きになれず、また個人的に剣道を習い事として小学生の頃からやっており、それを辞めたくても親が許してくれずにどんどん

          中学校が大嫌いだったから創作が好きになった話

          熊肉カレーを食べてみたのだ

          先日、レトルトの「熊肉カレー」を食べてみた。 これは去年の夏、父親が秋田土産で買ってきたものである。 秋田には「阿仁(あに)」という…言葉通りに陸の孤島(もちろん褒め言葉だ)があり、阿仁マタギとして有名な場所だ。 このカレーに使われている熊は田沢湖周辺で狩猟した熊のようであるため、阿仁とは地理的に若干遠い。阿仁は田沢湖よりももう少し北西に位置する。 そんななんの役にも立たないトリビアを解き放ったところで、そろそろ熊肉カレーの味について深掘りしていこう。 私としたことが

          熊肉カレーを食べてみたのだ

          限界突破でやる気を出す方法

          ガハハ!!そんなもんあったらこっちが教えてもらいてぇぐらいだぜ! …と思いはするものの、個人的にではあるが「やる気を出す方法」について思い当たる節があるがゆえに、ここで備忘録的に述べてみようと思う。 やる気を出す方法。それは、「とりあえずやること」である。 どんなにやる気が出なくても、とりあえずやってみる。 そうすると、なんかよくわからないが楽しくなってきて、まさに「やる気」が出てくるわけである。 花火に対し、火をつけずに「ほれ、打ち上がれ!」と言っても打ち上がるわ

          限界突破でやる気を出す方法

          音楽を作っているけど、伝えたいことは何もない

          私はこんな曲を作っている(どこぞの無名人間の曲がこんなに聴かれているなんて正直びっくりだ)。 直近で言うとこんな感じの、アトモスフィアな曲も作った。 それなりに曲を作ってきていて気づいたことがある。 そう、特に音楽で伝えたいことがない。ってことだ。 私の曲が誰かの助けになっていればそれはそれで幸いであるし、世界の誰かの耳に届いて世界平和のきっかけにでもなるのなら、それはそれで喜ばしいことである。 しかし、音楽を作る際に「誰かを助けたいから」とか「世界平和のために」と

          音楽を作っているけど、伝えたいことは何もない

          自宅で映画を味わい尽くす方法

          ある時期、私は1日1本映画を観る生活を1年半ほど続けていたことがある。 結局、その時期に観た本数は500本を超え、映画を観たことで得た知見などを作曲に活かしている。狂ってる。 本来、私はエンタメの中で「特に映画が好き!」といったタイプの人間ではない。 どちらかというとマンガや小説の方が好きで、鑑賞するよりも「読む」という行為の方が自分に合っている気がする。 ゆえに、こんな「自宅で映画を味わい尽くす方法」なんて記事を映画ビギナーの私が書いた日にゃ映画プレジデント様様から

          自宅で映画を味わい尽くす方法

          創作活動で絶対にしないほうがいいこと

          こんなタイトルにでもしない限り、私のような鼻くそ作曲家の戯言なんざぁ見向きもされないがゆえ、お許し願いたく存ずる。 ちなみに、この記事は私自身への戒めのために執筆していることもついでにお許し願いたいぜよ★ さて、結論から言ってしまおう。茶番は終わりだ。 創作活動で絶対にしないほうがいいこと。 それは、「効率を求めること」である。 現代の…情報に満ち満ちた社会において、効率を求めないことは後ろ指をさされることに等しいが、こと創作活動においては効率を求めることによって逆

          創作活動で絶対にしないほうがいいこと