ドンッと花咲いた打ち上げ花火にヒュルヒュル登っていく次の花火への期待感
夏の風物詩といってもいい夏の夜の花火だけど、大輪の三尺玉のど迫力や夜空にちりばめられた宝石のような、一尺玉の連発花火などのに歓声があがりカップルも家族連れもみんな笑顔で見上げている姿も、夏らしいですよね。
花火って、ドドンッと花ひらいた瞬間から、消えるまでの時間の短さに潔さを感じさせたり余韻を残すという、そこに私たち日本人の心に、共鳴を引き起こすような気がして、私にとっても味わい深いものを感じるのです。
花ひらいた瞬間の鮮やかさや、一瞬の間、ほんの少し遅れて響く下っ腹への振動など、目で見るだけの芸術作品ではなく、耳から聴く音に加えて花火の火薬と煙の匂いに包まれて、嗅覚も刺激すというカラダ全体で味わうもの。
そして、大きく花開いた花火の見事さに歓声を上げながらも、もうこれで終わりなんだろうかという名残惜しさを胸にするものの、ひゅるひゅると登っていく次の花火に安堵して、終わりが少し伸びたことに感謝するのです。
この、ひゅるひゅる音とともに登っていく昇龍のような花火の軌跡を目で追いながら、これで最後かも・・・・と、花開く瞬間に期待しながら、終わってしまうことへのあきらめに似た気持ちも、同時に味わっているのですね。
最後の花火は、派手に連発で打ち上げられるので、それがやってきたらもう最後だねと、隣のパートナーと語り合ったり、誰に言うともなくつぶやいて花火への未練を打ち切るための、心の準備をするのです。
人生においても、この花火の結末のように、連発でにぎやかな花火を打ち上げてお終いにすることができれば、本人も残された家族も、きっぱりと踏ん切りがつきそうだ。
ほんとのことをいうなら、まるで線香花火が消えるように、そっと静かに命を閉じるのも、案外悪くないと思うのだけど・・・・・・どうかな?
いろんな散り際があっていい。
できたら手を取り合って、一緒に仲良く笑顔で消え去ることができればもういうことないけど、ね。🤗
ってことで、今回は
「ドンッと花咲いた打ち上げ花火にヒュルヒュル登っていく次の花火への期待感」という夏の風物詩の花火によせて人生を語ってみたつもり。😓
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
ドドンパを 腹で受け止め のほほんと
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