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カナ
2019年5月7日 20:45
現地の言葉を使うことという記事を読み返していて思い出したことがある。ラオスからタイへ向かう船上で知り合った、ドイツ人の陽気な青年達。共通言語は英語だった。英語で、ドイツのどこ出身なの?と聞くと”ミューニック”だという。当時のわたしはその地名のことを聞いたこともなくきょとんとしていると、彼らが地図を見せてくれた。すると、よく知った地名であることが分かった。「あぁ、ミュンヘンじゃないの!」そう答えると
2018年10月19日 22:15
「ひとり旅いいなぁ。でも、わたしにはできないなぁ。」そう思っている人がいたとしたら、そんな方のために今日はひとり旅のハードルを下げてみようと思います。もしかするとそんな人が、たまたまこの記事を見つけてくれるかもしれない。そんなことを思って書きます。 目次1.時間とお金は問題ではない2.ひとりですることない⁉わけない3.さみしくなんて、ないまとめ1.時間とお金は問題ではない
2018年10月15日 22:10
山間のまち。迫り来る山の輪郭に切り取られた空は、いつも見上げる空より確かに狭い気がした。小さな島で生まれ育った私にとって空は広いもの。山を背にすれば目の前には海があって、海の方へどこまでも空が続いていた。確かに空は広かった。山を背にしても向かいにも山、右を向いても、左を向いても山があった。山の輪郭に切り取られた空は、高かった。遠いところにあった。大学時代の友人がそこに住んでいた。体調を、心
2018年9月30日 21:48
初めて食べたタイ料理は何だっただろう?19歳の時にタイを女二人旅した大好きな友人と、約一年半ぶりに再会した。二人とも、その旅行がきっかけでアジアにどっぷり浸かることとなった。今はお互い日本にいてアジア不足のため、昼も夜もタイ料理をはしごすることになった。どちらのお店も最高に美味しかったのだが、夜に行ったお店のマスターが、初めて食べたタイ料理の話をしてくれた。「初めて食べたタイ料理はね、
2018年8月12日 16:28
旅は孤独。どこかで見たことのあるフレーズだ。多くの人にとって、旅と孤独は無縁かもしれない。ひとり旅と孤独、そう置き換えないのはなぜか。そんなことを考えながら、ぼんやりと、誰かとの旅と孤独について考えていた。すると、記憶の彼方へ遠ざかっていた大切な瞬間がいくつも思い起こされた。今日は何か言いたいことがあるわけではないのだが、旅と孤独について少し書き残しておきたい。場所も、一緒にいた誰かがどんな人かも
2018年7月4日 14:37
簡単なことである。日本を出て異国の地に足を踏み入れる前に、わたしが必ずすること。こんにちはとありがとう。Hello と Thank you にあたる現地の言葉を覚えていく。たった二言だ。ものすごく簡単である。わたしにとって旅は、生きる力の確認作業である。そして、もう1つ忘れてはいけないのが、得るだけじゃなく、残せる旅にしたいという思い。今回の韓国への旅は二泊三日といえど自由時間は丸一
2018年6月20日 21:29
便利な世の中になった。便利なツールを使いこなせることが生きる力なのだとしたら、わたしは、その力を欲していないかもしれない。学生の頃と同じ、携帯も使えない、言葉も通じない、そもそも目的もあまりない、そんな状況で。紙の地図で、片言もしくは身振り手振りで、その一瞬一瞬を、どんな状況をも、楽しむ。そんな風に異国の地を旅できれば、わたしはあの頃の生きる力を失っていないのだなあと安心するし、じゅうぶんで
2018年6月2日 00:58
19歳のときに女友達と二人で、タイに行った。いわゆるバックパッカー的なものに憧れていたので、航空券と、ちょっとビビりだったから初日の宿だけ予約して、憧れのバックパックを背負って、旅に出た。自分のサバイバル能力みたいなものを試してみたかったし、刺激が欲しかった。ツアーのように時間に縛られたくなかったし、誰かに気を使うのも嫌だった。好きなことを好きなだけする自由が欲しかった。同じ価値観の友達と、も
2017年12月2日 22:05
これらが全て合う友達なんていない、だから私は一人旅が好き。アメトークの一人旅芸人で、眞鍋かをりさんがこうおっしゃっていた。この言葉に当時のわたしはひどく共感して、だから私は一人旅が好きなのか、いや、一人で旅をするしかないのか。わかる、わかる!と思っていた。スケジュールと予算と価値観、これらが合わなければ、誰かと旅行をするのは確かに難しい。 久しぶりに人と旅行をしたのだが、お互いなんとか休み
2017年11月17日 22:59
今、特急やくもに乗って島根県は出雲を目指しているところだ。目的地は、出雲よりもう少し向こうの太田。石見銀山のあるところ。そこには、大学時代の大好きな友人2人の実家があって、これは2人に会いに行く旅である。 特急やくもからの景色は、ノートを書いている間に見逃してしまっては勿体無いくらい、本当に素晴らしい。でも、なんか書きたいなあって気持ちが湧き上がって来たのなら、そいつを見逃すわけにもいかない