阿波一ノ宮「大麻比古神社」おわさはんは謎めく古社【四国シリーズ】【香川・徳島シリーズ】

やんまあ

2024年8月20日 22:34

お遍路の札所1番の霊山寺に近く「阿波國一之宮」で「徳島県の総鎮守」である。古社には間違いなく、珍しい神様から謎の祭神などツウにはたまらない神社かと。

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▼HP▼アクセス

徳島県鳴門市大麻町板東字広塚１３

▼祭神・本尊と脇時

大麻比古大神
サルタヒコ

▼見どころ

→由緒・歴史

初詣には毎年20万人を超える人が参拝に訪れる名所
お遍路の札所1番の霊山寺に近く「阿波國一之宮」で「徳島県の総鎮守」である
「天太玉命(アメノフトタマノミコト)」の御孫「天富命(アメノトミノミコト)」が阿波忌部氏の祖で、大麻比古神を祀ったのが始まり
大麻比古神は忌部氏の氏神・天太玉命か、天富命か、天太玉命と天富命でよいだろう
祭神の歴史を追うと、明治時代以前はサルタヒコと天日鷲命、明治以後は
天太玉命なんだそうで、纏めると「大麻比古大神」ということにしておこう
導きの神のサルタヒコは、御神体山・大麻山の頂上に祀られていて、大麻山は海上交通の目印になっていたことから、船の安全を祈願する習慣があったのだとか

→御神木

　樹齢は1,000年以上といわれ、鳴門市指定の天然記念物です。

　フクロウは忌部氏に関わりの深い鳥で神の使いなんだそうな。

→拝殿・本殿

　本殿背後に拝所がありますね。

　奇麗になったようです。2014年ぶりに行こうかな。

→拝殿・本殿裏「豊受社」「山神社」「中宮社」

豊受社は伊勢神宮外宮(私のNOTE)、籠神社(私のNOTE)でお馴染みのトヨウケですね。

山神社は地域柄でオオオヤマツミかな~~と思ったが、松尾大社(私のNOTE)や日吉大社(私のNOTE)でお馴染みにオオヤマグイ~~ですね。

　中宮社の祭神は不詳です。
　耳が不自由であるという説があり、小槌をたたいて参拝する習わしがある。確かに謎の木槌が備えつけられていた。
　耳が悪い？？えべっさん・・・神仏習合で隠しただけなのかも・・えべっさんならヒルコかコトシロヌシ？隠しているのはなぜなのか？気になるな・・。京都のえべっさん(私のNOTE)も耳が悪いのでノックして祈るんですよね～。
　あっ、そうそう社殿は伊勢神宮の式年遷宮での古材です。

→奥宮遥拝所

　奥宮「峯神社」は標高538ｍの大麻山の頂上に鎮座しているので遥拝所がある。行く人は事前調査を十分に！！

　御祭神は峯大神（ミネノオオカミ）、津咋見命（ツクイミノミコト）とされる。

津咋見命（ツクイミノミコト）
天日鷲命の子。アマテラスが天岩戸に隠れたとき、天日鷲命（アメノヒワシノミコト）と共に穀の木（かじのき）を植えて白和幣（しらにぎて）を作った神

→心願の鏡池・メガネ橋

　「心願の鏡池」は、第一次世界大戦の時に中国の青島付近の戦いで捕虜になったドイツ兵約1000人が遠い祖国に帰ることを願いつつ、池を掘り、ドイツの石積み技術を駆使して石造の2連アーチ橋を作ったそうな。
　世界大戦の終戦後、兵士は母国へと戻るが、感謝を込めて市内に10の橋を造ったぐらい、地元民と交流があったようです。