御室桜🌸「仁和寺」🌸三十三間堂×御所!御室10回言うとオムロン!?【きぬかけの路シリーズ】【嵐電シリーズ】
京都桜のトリ!最古の御所の紫宸殿!御室御所!?888年に創建された真言宗御室派の総本山。光孝天皇により創建され、息子の宇多天皇により完成した。出家した天皇は「御室(おむろ)」とよばれる僧坊を建て、初代住職として住まれた。明治時代に至るまで、代々皇族が歴代の門跡(住職)を務めた寺。
皆さん行ってください!
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▼HP
▼アクセス
京都府京都市右京区御室大内33
▼祭神・本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
▽仁和寺
888年に創建された真言宗御室派の総本山。光孝天皇により創建され、息子の宇多天皇により完成した。出家した天皇は「御室(おむろ)」とよばれる僧坊(住居)を建てられ、初代住職として住まれた。明治時代に至るまで、代々皇族が歴代の門跡(住職)を務められた寺。仁和寺は過去に伽藍全体が対象となるほど焼失しており、過去の仁和寺の様相を示す資料のほとんどが焼失している。徳川家光公の発願により、伽藍全体の堂舎が大幅に改修され、現在の主要な堂は江戸時代の寛永期の再建時のもの。最後にオムロンという会社の跡地がこの寺の南側にある。あっ。。この地名から来ているんだ・・。
→参道、仁王門
南禅寺、知恩院と共に、京都三大門の1つに数えられている。金剛力士像が守っており、平安時代のものである。
桜も満開時期は駅から結構な人だかりです。この時期は霊宝館もあるので当然でしょうか?普段は車移動なのですが、嵐電で来て正解です。
→中門
中門は南大門「二王門」から入って本堂の金堂までの参道途中に設けられている。中門は主に金堂や御本殿を取り囲む回廊と接続されていることが多く、伽藍の中心部を守護する最後の砦となる。正面から見て左側の間口に「多聞天立像」、右側には「持国天像」が安置されている。
→五重塔@重文
徳川三代将軍家光の寄進によって、建てられた五重塔@重文は 高さは約36mで、東寺や醍醐寺に負けない佇まいの良い塔である。
特徴はそれぞれの層の高さが同じであるのが特徴。法隆寺などは次第に屋根の大きさが小さくなっているが、ここは同じである。
内部は胎蔵界曼荼羅となる。塔=金剛界式が多い認識だが、ここは胎蔵界というところも門跡な感じがするのは私だけか?真言八祖が柱に描かれ、スカイツリーにも採用された、耐震を考えた設計技術が施されている。
→御室桜
京都の桜はここがトリで(遅い時期時期に楽しめる)、有明という低い桜の木が220本ほどあり、樹齢は360年ほどで「おたふく」とも言われている。全国的に有名になったのは、江戸時代の「京城勝覧」という書のようで、京都を愛した著者が京都No.1と豪語したよう。時は過ぎ、「御室の桜も 一目見たら 春の義理が すんだようなもんや」(by川端康成)とか。
中門を抜けると名勝「御室桜(おむろざくら)」となる。毎年春、仁和寺は満開の桜で飾られ、金堂前の染井吉野、鐘楼前のしだれ桜などが競って咲き誇る。この御室桜と五重塔のコラボが大変よい風景で人でごった返す。
ここから桜の時期の写真です。2016年は満開だったので、人だかりでなかなか前に進みません。写真も結構撮ったのですが、人が写りすぎて載せられません(笑)
桜前線停滞しています!?
そもそも「御室」って何??
→御室桜×五重塔🌸🌸
では写真をどうぞ!
1本だけ他と比べると大きい「泣き桜」がある。
→観音堂@重文
仁和寺の最重要儀式「伝法灌頂(でんぽうかんじょう)」が行われる観音堂@重文は6年にわたり半解体修理が行われて2019年に甦った。本来は僧の修行の場の為、非公開になっており、公開は300年ぶりだとか・・・。
東京国立博物館「仁和寺展」で観音堂がそっくり作られ、写真撮影できたのだが寺はNG。ただ、寺に安置されている方が迫力があるのでよかった。堂内に入ると仏像が安置されている。
本尊は「千手観音菩薩立像」で、両脇に「不動明王立像」と「降三世明王立像」が安置され、周囲に二十八部衆と風神・雷神が並ぶ。観音は様々な姿に身を変えて人々を救うのだが、それを説明した「三十三応現身図」や「六道絵」などが柱や壁に極彩色で描かれている。六道は仏像では変化六観音で作られ、大報恩寺などは「如意論」「准抵」「十一面」「馬頭」「千手」「聖観音」で作られる。宗派によっては准抵が虚空蔵になることがあるのだが、ここは千手観音がいないのが面白い。ただ、本尊として安置されているけど・・。こうなったのは不明だが、千手観音は神道で言うアマテラスに繋がる。ここは皇族の寺なので、アマテラスは最高神にし、六観音から抜いたのかも。
なお、二十八部衆は三十三間堂の二十八部衆と似ており、色鮮やかな二十八部衆である。目に焼き付けて三十三間堂へGO!
観音堂内は写真撮影厳禁です。2018年の東京国立博物館「仁和寺と御室派のみほとけ」展では可能だったので、その写真を載せます。
本堂厨子の裏側には五大不動明王の壁画が色鮮やかに残っている。残っている理由は380年以上も閉ざされていたからとする。
→金堂@国宝(京都御所「紫宸殿」移築)
金堂@国宝は、御所の建物「紫宸殿」を移築したもので、最古の紫宸殿である。もともとは檜皮造りだったが、ツクリは昔のままで、歴史、技術ともに最高傑作!
通常は非公開だが!はい!特別公開で入りましたので、紹介します。
桃山時代の宮殿建築の雅な雰囲気を残し、壁に「浄土図」が描かれた荘厳な堂内には、阿弥陀三尊像や四天王像などが安置されている。ここは仏像より建物の綺麗さが際立っている。昔は檜皮葺だったようだ。また、屋根の左右には「亀に乗った仙人」がいた。なるほど「亀は千年」ということで永年を願っているそうだ。
本来の阿弥陀三尊@国宝は霊宝館で安置されている。この三尊は、一木で平安仏像が日本式に移り変わる姿とされ、宇多天皇の父を思う気持ちが入っている阿弥陀如来と言われている。
ということで、金堂の本尊は心が揺さぶられなかったのは納得した。
飢饉・疫病が起こると1日2回、休まずに安寧を願っているありがたい場所でもある。
ここの五大明王と醍醐寺の五大明王の絵図も繋がりあるような気がするのは私だけかな・・。
→経蔵@重文
金堂右側にあるのが、八角形の回転式輪蔵を持つ経蔵@重文である。「天海版一切経」を納めるお堂で、彫刻や壁画が今も美しい色彩を留めている。堂内の最後には釈迦三尊が安置されている。
釈迦三尊(釈迦如来&文殊菩薩&普賢菩薩)を安置しているのですが、人混みに疲れた人々の休憩所に。。
→9所明神
北東の鬼門に鎮守社として京都を代表する社の分霊を集めた社があります。門跡だからか?そのまま神社が寺内に残っている。場所は、経堂から南東に下ったところ。
↑経蔵から行くと右に社殿があります。境内右側から来ると↓です。
九所明神神社@重文は「きゅうしょみょうじん」と読む。祀られている神様は写真の通り、皇族が重要視している神様達で、かつ、京都所縁の神様たちである。面白いのは一番左の秦氏の神社と平野神社がはいっていることですね。一番左は秦氏と所縁のある社で、太秦の広隆寺の次「蚕の社」で降りると「三柱三つ鳥居」という珍しい鳥居を持つ神社です。
平野神社は今でいう首都が奈良にあった時から天皇ゆかりの神社ですね。京都に都を遷すときに、近くに置いておかなきゃと遷座させています。ちょっと各神様の本宮を紹介します。左から順に紹介しますが、石清水八幡宮NOTEしていないな・・。そして、ほぼ賀茂氏と秦氏の神社が固まっているところが面白い。
拝殿と本殿。ここに来る人は少ないですね。
→御影堂(京都御所「清涼殿」の材料)
宇多天皇が真言密教に出家したのが始まる仁和寺なので、中尊には弘法大師堂を安置する。弘法大師が海外留学した時の(今でいう)ノートが残っており、3面6臂の珍しい孔雀明王の掛け軸などもありすべて国宝である。
→霊宝館
金堂の本来の本尊「国宝の阿弥陀三尊@国宝」が安置されている。中央は阿弥陀如来坐像で、脇侍は観音立像である。本尊は目鼻立ちが中央に集まり、穏やかな日本仏像の転換期になった仏像である。
そして、重文の多聞天!!愛染明王!!などが見られます。春と秋に見られます。仏像の本なんかに載る仏像たちです。文殊菩薩は台座は獅子?になり、獅子は立ち上がっているのが多いと思いますが、ここの獅子は猫や虎が日向で気持ちよさそうに寝ているような姿があります。仏像横には監視員がおり、人が少ないせいか、うとうと寝ておられたのですが、暗めの部屋なので、仏像と間違えました!?
「三十帖冊子@国宝」は空海が唐で密教を習得して、密教を書き写したもので、すごく字がきれい・・・「弘法の筆の誤り」というのがよくわかる。
→庭園
→御室八八ヶ所霊場巡り
お遍路に行った僧がお砂を持ち帰り、ここでもお遍路できますよ!となったのがここ!およそ2時間です!!
2022年から新しい取り組みで修復費にするようだ。詳細は「御室ムスメ」を見てください。ここでは紹介しません・・。( TДT)ゴメンヨー
▽雙ヶ岡古墳群(ならびがおか)
▽紅葉
▽勉強動画
▼旅行記
▼セットで行くところ
▼仏像展
▽2018年 東京国立博物館の「仁和寺と御室派のみほとけ」展
8:40着したが、すでに並んでいるがな・・。昨年開催された「運慶展」が少なかったのは台風だったからか。本当に千本の手を持つ千手観音坐像@国宝が展示され、ちらほらテレビで特集が組まれ出したのもあるのかな。前日とかにチケット買うべし!!
拝観方法は仏像好きは逆順に周るのが良いだろう。京都・国宝展や奈良・正倉院展もそうだが、順番は無くても順番に周る人が多いので、一番見たいものが仏像ならば、仏像から周るべし!!さて、今回の注目仏像は、やはり葛井寺の「千手観音坐像@国宝」だろう。普段は暗がりで遠くオペラグラスとペンライト厳禁がこんなに身近に見られるのはありがたい。その他、なかなか行けない見仏が出来たのもよかった。さて、2019年はついに個人的ランキングだが京都仏像寺2位の千本釈迦堂こと大報恩寺の仏像展が行われる。快慶・定慶・行快の仏像が揃う美仏に慶派の真の凄さが公開されることは間違いはない。が、ここはいつでも近くから見仏できるから行かないかも・・。最後に、福井・中山寺の「馬頭観音坐像@重文」も見どころだ。本来33年に一度の御開帳だが、近年毎年、公開している仏像だが、損はない!!足の裏を見せている馬頭観音で、見どころが多い。
さてさて開館と同時に仏像目当ての私たちは資料室5から進んだ。同じことを考える人は多く、仁和寺僧侶しか入れないお堂を再現したところには人が集まっている。ここだけ写真撮影可能です。三十三間堂をイメージしているのか、千手観音立像周りには風神雷神、二十八武将、金剛力士像が守護している。
数年前から修復中の大阪・金剛寺の展示が多かった。修復期間に仏像は奈良国立博物館、京都国立博物館で保管・修復され、2017年に快慶の愛弟子「行快」作がわかるなど、国宝指定になった仏像が多い。残念ながら京博と奈良博で分かれて展示されていた丈六の大日如来坐像、不動明王などの3尊は展示されなかったが、五重塔に安置される「五智如来@重文」、「金剛式大日如来@重文」など見どころ満載の仏像たちで、大阪一の仏像寺かもしれない。また、神社好きは知っている「延喜式」も展示されていた。
https://www.jalan.net/travel-journal/000077331/
▽2019年 京都国立博物館「特別企画 京博寄託の名宝」
2019年、京都国立博物館『京博寄託の名宝-美を守り、美を伝える-』で、「後嵯峨天皇宸翰消息@国宝」「孔雀明王像 @国宝」「宝相華迦陵頻伽蒔絵そく冊子箱@国宝」「宝相華蒔絵宝珠箱附 四天王像板絵@国宝」が展示された。さすが、門跡!!!!
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