SCRAPBOOK by 沢田楊

40代のサラリーマン。新聞や雑誌などの各種メディア、本などから参考になった記事や印象に…

SCRAPBOOK by 沢田楊

40代のサラリーマン。新聞や雑誌などの各種メディア、本などから参考になった記事や印象に残った言葉を備忘録としてつづります。

最近の記事

議員呼称「君」見直し、都内23区議会すべてで君付けがなくなる            (4月10日付読売新聞・地域面)

”品川区議会は、今年の第1回定例会(2月20日開会)から、本会議などで議員を指名する際の呼称を「君」から「議員」へと改めた。” ”昨年11月に同区議会の本会議を区立小学校の6年生が傍聴。複数の児童がその後の感想で、議長が全ての議員に対して君付けしていたことについて、「気になった」「不思議だと思った」などと記述したという。” ”読売新聞が都内23区の区議会事務局に議員の呼称を取材したところ、品川区を含む21区で「議員」とし、台東区と豊島区は「さん」としていることがわかった。

    • 夫婦別姓を認めないと500年後には日本人の姓は「佐藤」のみとなる

      ”約500年後の2531年、日本人は全員「佐藤」になるー。うそのような試算結果を、選択的夫婦別姓制度導入を求める一般社団法人「あすには」(東京)が1日付で発表した。” (東京新聞 4月1日付 社会面) "少子高齢化に伴う経済変化などを専門にする東北大の吉田浩教授が、同法人から依頼を受けて試算した。姓に詳しいウェブサイトで国内最多とされる「佐藤」の数などを基に、23年の人口における佐藤姓の占有率を1.53%と算出。これに22〜23年の伸び率1.0083を掛ける計算を繰り返した

      • 仕事の心棒に触れること

        1日付の朝日新聞、読売新聞、日経新聞の紙面に、伊集院静氏によるサントリーの新社会人向けのメッセージ広告が掲載された。サントリーのホームページによると2000年から毎年続いている。昨年11月に氏の逝去を受けて、今回は第1回目の原稿を改めて掲載し、最終回にすることにしたという。以下はその一部。 "誰だってすぐに覚えられるほど社会の、世の中の、仕事というものは簡単じゃない。要領など覚えなくてもいい。小器用にこなそうとしなくていい。それよりももっと、肝心なことがある。” ”それは

        • 「私は父が、大人の男が声を立てて泣くのを初めて見た」 

          ”終戦の年。東京でもいよいよ空襲が激しくなった。まだ字も書けない幼い娘を、父親は学童疎開に出す。あらかじめ宛先を書いたはがきの束を渡し、「元気な日はマルを書いて、毎日一枚ずつポストに入れなさい」。向田邦子さんが妹のことをふり返った随筆である” ”初めは、紙からはみ出すほど大きな赤マルが届いた。ところがマルは急に小さくなり、バツに。じきにそれさえ来なくなった。3カ月たってようやく妹が帰ってきたとき「私は父が、大人の男が声を立てて泣くのを初めて見た」” ”送り出される子はつら

        議員呼称「君」見直し、都内23区議会すべてで君付けがなくなる            (4月10日付読売新聞・地域面)

          なぜ日本人は不正直になった 

          1月7日付産経新聞 オピニオン面 数学者の藤原正彦氏の寄稿 政治資金パーティでの政治資金規正法に触れる裏金隠しが起きた真因について分析している。 ”福沢諭吉は「学問のすすめ」の中で、「この人民ありてこの政治あるなり」と喝破した。政治は国民の鏡ということである。すなわち、「政治とカネ」は、国民が正直と誠実をないがしろにするようになったことの鏡像にすぎないのだ。” ”ということは、不正直や不誠実は、自民党ばかりでなく野党をも含めた国会議員、さらには県会議員、市会議員にも広が

          なぜ日本人は不正直になった 

          観客席にはいないはずの大応援団がいた

          ”試合前、ピッチへ踏み出した星稜イレブンの目の前に、驚きの光景が広がっていた。来場予定だった学校応援団は能登半島地震による交通障害で金沢市から動けず。しかし観客席には、いないはずの大応援団がいた。” ー3日付 スポーツ報知9面 2日に行われた第102回全国高校サッカー選手権での石川県代表、星稜高校の応援のもように関する記事。 ”1日に起きた能登半島地震の影響で、地元から学校応援団約3000人の来場が不可能となる中、関東在住の同高OBや2回戦で敗退した日大藤沢(神奈川)のサ

          観客席にはいないはずの大応援団がいた

          過去100年間で関東大震災に次ぐ規模

          ”マグニチュード(M)7.6、最大震度7を観測した能登半島地震。M7.6は阪神大震災(M7.3)を大きく上回る。気象庁の記録によると、内陸部を震源とする地震では、過去100年間で関東大震災(M7.9)に次ぐ規模の歴史的な大地震といえる。”  ー1月3日付・東京新聞 社説「命守る行動を最優先に」から  ”震度6弱以上の極めて強い揺れがこれまでにない広い範囲に及んだため、ビルや住宅など建物の倒壊が相次ぎ、下敷きになった人らが亡くなった。震源の近い地震の恐ろしさを物語る。” ”

          過去100年間で関東大震災に次ぐ規模

          「どちらに正義があるかを議論していては戦争を止められない」ー2024年元旦の社説から

          2024年元旦の全国紙5紙のうち4社が国際政治をテーマとしました。印象に残った部分を切り抜きました。 日経新聞は対話の重要性を強調しました。 ”ウクライナでの戦争の出口は見えずもうすぐ2年になる。昨年10月、イスラム組織ハマスのイスラエルへの越境攻撃で始まった紛争も越年した。これらは、ある日突然、武力で平和な日常が破壊され、戦闘が始まると、簡単には収拾できなくなる現実を世界に見せつけた” として”問題が多いほど首脳間の対話の重要性は増す” いったん紛争が始まれば長期間に

          「どちらに正義があるかを議論していては戦争を止められない」ー2024年元旦の社説から

          マスクを外さない子どもが増加


          ”長期の新型コロナウイルス流行でマスク着用が常態化し、素顔を見せることを恥ずかしがる子どもが増えている。専門家は「コミュニケーションの発達や不登校に影響しかねない」と懸念し、子供のマスク着用の弊害を訴える” ー5月10日付 東京新聞1面 同記事によると、3月にオンライン授業を受けていた小学生の娘がマスクを着けているのを見て不思議に思った母親が尋ねると、「みんな着けているから何となく」。画面の子供の半数がマスク姿だったという。 マスク依存の患者を診てきたという精神科医の渡辺

          マスクを外さない子どもが増加


          経済制裁が引き起こす思わぬ事態

          ”経済制裁は軍事力を用いないという点では、平和的な手段でしょう。しかし、経済的に追い詰めるほど、思わぬ事態を招くことがあるので注意深く行う必要があります” ー4月12日付朝日新聞オピニオン面 帝京大学教授の筒井清忠氏へのインタビュー記事から。 ロシアによるウクライナへの侵攻に対して、米欧や日本などがロシアへの経済制裁を強めている。筒井氏はロシアの置かれた立場について以下のように指摘している。 ”経済制裁を科され、軍事的に想定外の展開になっているであろう現状は、かつての日本

          経済制裁が引き起こす思わぬ事態

          一番苦労したグローブは?

          ”一番苦心して作ったのはプロの選手用ではなく、指を失った少年のためのグラブだった” ー7日付産経新聞1面「産経抄」より 元メジャーリーグのイチローさんらのグラブを手掛け、「グラブ作りの名人」と呼ばれた元ミズノ社員の坪田信義さんが3日に89歳で亡くなった。 ”野球少年だった坪田さんは、15歳で入社するとグラブ作りを志願した。長い下積みを経て、40歳でようやく特注品作りを任される。プロ野球の選手一人一人の注文に耳を傾け、工夫を重ねていった。ポジション別のグラブを初めて世に送り

          一番苦労したグローブは?

          産声響くシェルター

          ”ロシアの軍事侵攻が続くウクライナでは、医師らの奮闘で新たな命が誕生している” ー4月7日付読売新聞社会面 キーウにある産婦人科病院「ISIDAメディカルセンター」では、分娩室や新生児用の集中治療室を地下シェルターに移し、避難してきた妊婦も受け入れて、無料で対応。2月24日のロシアによる侵攻から4月6日までに85人の赤ちゃんが産声を上げたという。 ”最高経営責任者のアンドリー・ビレンスキー医師(51)は侵攻の日から毎朝、スタッフと話し合った。「どんな状況であってもできるだ

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          「JAPAN」でなく「NIPPON」
だった訳は

          ”日本人選手が初めて出場した1912年のストックホルム五輪。入場式でのプラカードの表記は「JAPAN」ではなく「NIPPON」だった” ー4月3日付東京新聞1面コラム「筆洗」より ”一説によると、日本マラソンの父で同五輪出場選手だった金栗四三が漢字で日本と書くべきだと主張。それでは誰も分からないと反対論が出て、間を取ってローマ字の「NIPPON」に落ち着いたと伝わる” 外務省は3月31日、ウクライナの首都キエフの政府としての表記をウクライナ語の発音に近い「キーウ」に変更す

          「JAPAN」でなく「NIPPON」
だった訳は

          道を開くには

          ”どんな状況でも腐らず、目の前の自分の役割を必死にこなすことでしか道は開けない” ー2021年1月10日付日経新聞電子版(近大野球部監督・田中秀昌氏に関する記事から) 1年以上前の記事からです。4月を迎え、希望とは違った学校への進学や会社への入社、不本意な異動など心躍らない新年度を迎える人も少なくないかもしれません。そうした状況に置かれた時、勇気づけられる言葉です。 ”内野手だった自身は上宮高時代はレギュラーだったが、近大では一度もベンチ入りできなかった。だから、様々な立

          ロシア政権内部でクーデター観測も

          ”ロシアのウクライナ侵攻から1か月が経過し、プーチン政権内部の異変が相次いで伝えられている。プーチン大統領が頼りとする情報機関に「クーデター」も辞さない空気が漂っているとの観測まで出始めた” ー3月26日付読売新聞朝刊 同記事によるとロシア政権内部での異変は次の通り。 ・今月23日にアナトリー・チュバイス大統領特別代表(国際機関との調整担当)が  ウクライナ侵攻に反対して辞職し、出国したことが明らかになった ・これに先立ち、アルカディ・ドボルコビッチ元副首相は政府系財団の

          ロシア政権内部でクーデター観測も

          ゼレンスキー大統領はすぐに逃亡する?

          ”侵攻前、ロシアによるウクライナの情報収集は外国情報を扱う対外情報局(SVR)ではなく、「ウクライナは本来ロシアだ」という理由で国内治安機関の連邦保安局(FSB)が担当した。彼らがプーチン大統領に上げた情報分析では、ウクライナ軍に戦意はなく、同国のゼレンスキー大統領はすぐに逃亡する、といったもので、見通しが極めて甘かった” ー3月19日付産経新聞(総合面、米歴史学者で戦略家のE・ルトワック氏へのインタビュー記事から) ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は24日で1カ月が経過

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